2023年02月10日

【面接対策】トッパン・フォームズの中途採用面接では何を聞かれるのか

凸版印刷の連結子会社であり、DPS(データ・プリント・サービス)事業を軸に展開するトッパン・フォームズ。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり


トッパン・フォームズの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

トッパン・フォームズは、1965年に凸版印刷株式会社とカナダのムーア・コーポレーションとの合弁により、トッパン・ムーア・ビジネスフォーム株式会社として設立されました。従来の紙中心のサービスから発展し、デジタル技術を用いたソリューション事業として、「デジタルビジネス」「インフォメーション・プロセス」「プロダクトソリューション」「グローバル」の4つの事業を展開しています。

同社の社風について、社員から寄せられる口コミを見てみると、印刷業という基本的に「受注産業」であることから、「ほとんどがカスタマイズ製品」であるため、「チームワークや一体感を得やすい業務内容」「メンバーみんなで解決しようという雰囲気がある」という声が多く見られます。これは仕事のやりがいにもつながることで、「顧客の要望に沿った製品を受注生産」するために、「自分が提案した意見が採用されたとき」「顧客との校正のやり取りの中で自分の考えを求められる時」などに大きくやりがいを感じ、また「出来上がった時に作り上げたという喜び」を感じるという声が多く寄せられています。

チームワークを発揮するためには、一人ひとりの人材育成も大切になるため、「若いうちから大きなプロジェクトに関われる」「入社後すぐにビッグユーザーを担当できる」と、育成機会を積極的に設けていることが特徴です。もちろん「大変な思いをする」ことは多いですが、「成長意欲が高い人には良い環境」です。

「一人ひとりが高い成長意欲を持ち、自らのアイディアを実現するために組織全体でのチームワークを発揮する」、こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

同社の職種は、営業、研究開発、システムエンジニア、販売促進、企画、生産技術、管理、国際 等に分類されています。新卒採用の場合、「総合職」として採用されています。
現時点で同社のキャリア採用については、対象となる職種は公開されておらず、「個別の問い合わせにより受付」される方式です。

選考プロセスとしては、筆記試験と論文、および複数回の面接で構成されています。口コミによると、筆記試験は「基本的な計算や読解力があれば問題なし」とのことですが、論文については、「将来性をテーマに書かされる」ため、「明確なビジョンがないと難しい」と言われています。面接については、面接官が人事担当者だけではなく、「最終面接は役員・本部長クラス」であるとのことです。また最終面接が「集団面接」である場合もあります。

面接内容の傾向は?

トッパン・フォームズでの面接では、志望動機や転職理由といったオーソドックスな質問がほとんどです。しかしその中で、「これまでに培ったスキルをどのように活かしたいか?」「当社に入社して具体的にしたい仕事は何ですか?」といった、具体的なビジョンについて問われるケースが多く見られます。事業内容の理解はもちろんですが、その中で自身のスキルをどう活かすつもりなのか、ロジカルに説明できるように準備しておくことが必要です。また、「今後どのようなビジネスを展開すべきか?」といった、経営面での質問を投げかけられることもあります。

面接の雰囲気としては、「圧迫ではない」「アットホームな感じ」とのことです。リラックスしたうえで、「自分の信念をしっかりと伝える」「変わっている部分よりも、地道にコツコツと努力できること」をアピールすることが重要だと、過去の応募者は語っています。

トッパン・フォームズの面接攻略法(面接対策)

トッパン・フォームズの中期経営戦略を理解した上で自己分析をする

中期経営戦略
1.デジタルハイブリッド企業としてのプレゼンスのさらなる向上
2.社会課題解決に資する新たな価値の提供
3.環境変化に適応する強靭な組織の構築
4.サステナビリティをもたらす攻めのCSRの実践

トッパン・フォームズの面接を受ける前に、中期経営戦略を理解しておきましょう。

面接では、上記の中期経営戦略についてしっかりと理解したうえで、自分が具体的にどのように貢献できるのか、ということを伝えることが、有効な自己PRにつながります。
社風の項目でも述べた通り、同社では「新たな価値の提供」やチームワークによる「強靭な組織」が重視されています。またこれを実現するために必要なのは、高度な技術力・専門性であることは言うまでもありません。
これを踏まえ、過去の業務経験について、以下のような視点でエピソードを整理しておくとよいでしょう。
・自分自身の技術力や専門性を磨くために、過去にどのような取り組みをしてきたのか、また具体的にどのような成果を発揮できたのか。
・上記を成功に導くために、チームワークを発揮するために自身がどんな工夫をしてきたのか。
・過去の慣習や前例にとらわれることなく、積極的に新しいことにチャレンジしてきたこと。

「なぜトッパン・フォームズか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

面接でよく聞かれる質問の一つに、「なぜトッパン・フォームズなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、応募者が「同社で活躍できる人材かどうか」ということを確認するとともに、「同社の特徴や、同業他社との違いを理解しているのか」という点についても確認しようとしています。

この質問に対して、面接官が納得するような回答をするためには、以下に挙げるような、競合他社についての研究が不可欠です。

大日本印刷株式会社NISSHA株式会社共同印刷株式会社共立印刷株式会社

トッパン・フォームズの採用面接で実際に聞かれた質問内容

トッパン・フォームズが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。トッパン・フォームズの場合「一人ひとりが高い成長意欲を持ち、自らのアイディアを実現するために組織全体でのチームワークを発揮する」社風を意識して、「常に自らの専門性を磨くことで、チームワークを発揮して新しい価値を創造できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代後半・男性/ライター] 【結果:一次面接で不採用】

質問

これまでに培ったスキルをどのように活かしますか?

回答

質問に対して戸惑ってしまい、その態度で落選させられた…(口コミの続きとアドバイスを見る

[10代後半・男性/総務] 【結果:入社】

質問

部活動は何をするところ?

回答

モノを作る仕事がしたかった…(口コミの続きとアドバイスを見る

トッパン・フォームズの採用面接に向けて

トッパン・フォームズの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

「一人ひとりが高い成長意欲を持ち、自らのアイディアを実現するために組織全体でのチームワークを発揮する」社風を意識して、「常に自らの専門性を磨くことで、チームワークを発揮して新しい価値を創造できる人材」であることをアピールするため、過去のエピソードを準備する。
トッパン・フォームズの中期経営戦略を理解し、これに沿った自己分析をして、有効な自己PRにつなげる。
競合他社についても研究し、「なぜトッパン・フォームズなのか」という問いに対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。