2022年08月30日
転職サイト等を運営し、幅広く人材紹介サービスを提供しているエン・ジャパンへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。
人と企業を結びつける縁、それが社名の由来である、エン・ジャパン(en)。「人」、そして「企業」の縁を考える、という事業理念が社内に浸透し、この事業理念に基づき同社のサービスは展開されています。『人間成長』の実現、この基本理念の下、懸命に働き人間性を向上させる。成果能力が求められ成長を重視する社風です。
年功序列ではなく、実力主義であり、若くてもモチベーションが高く、意思を示せば挑戦する機会を与えられます。そして、成果を出せば給与に反映され、さらに大きなチャンスにも恵まれるといった同社は、経営層との距離も近いため、風通しも良く、後輩やチームのケアも手厚い。そう感じる社員の方も多いようです。
2011年のシンガポールにおける拠点開設を手始めに、アジア太平洋エリアで事業を展開。国内に限らずグローバルでの人材の移動が活発になっている現在では、エンワールド・ジャパンの体制強化を進めるなど、事業拡大に力を入れています。
書類選考→Webテスト→一次面接→二次面接→内定といった流れが多いようです。
面接官は、一次は現場マネージャまたは人事、二次は部長クラスが多いようですが、集団面接があったという口コミも散見されます。集団でのディスカッションにも対応できるよう、対策しておきましょう。
現在は、アプリケーション開発エンジニア、求人広告の制作ディレクター 、キャリアパートナー、法務(管理職候補)、M&A・スタートアップ投資担当など、多種多様な職種で募集が行われています。
>選考期間は、2週間から3か月程度と幅があるようです。
面接では、前職の退職理由やこれまでのキャリアで何を経験したかを聞かれているようです。「なぜ、退職したのか」「なぜ、エン・ジャパンを選んだのか」と詳しく聞かれるため、きちんと筋の通った説明ができるよう整理しておくことが重要です。
また、家族構成や家族の仕事、性格などについても詳細に聞かれたという口コミも見られますので、回答を準備しておきましょう。
エン・ジャパンの面接を受ける前に、新中期経営計画を理解しておきましょう。
同社の面接を受ける上では、新中期経営計画を理解しておくことが不可欠です。これらは、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接ではこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
同社は、2017年5月に3カ年の中期経営計画を策定していましたが、業績好調に加え、当初盛り込んでいなかったHR Tech事業(engage)がスタートしたことなどから、2019年5月に前倒しで新中期経営計画(2020年3月~2022年3月期)を策定しました。
今後の成長戦略として、下図の2点を挙げています。
エン・ジャパンコーポレートサイトより
利用者企業者数、売上ともに順調に増えているHR-Techサービス(engage)。2019年9月からはLINEキャリアとの連携も開始し、総利用社数と有料利用社数の拡大を目指しています。
エン・ジャパンコーポレートサイトより
エン・ジャパンの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜエン・ジャパンか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「これまでの経験が当社でどう活かされるか」といった視点はもちろんですが、「本当に当社のことを理解しているのか」という点も併せて見ています。
エン・ジャパンについてしっかり理解するためには、業界・職種研究に加え、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
エン・ジャパンが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。「エン・ジャパンに必要な人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
エン・ジャパンの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
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