2021年06月21日

【面接対策】ENEOS(旧:JXTGエネルギー)の中途採用面接では何を聞かれるのか

石油元売業界大手で、石油から電気、石炭・天然ガスまで幅広くエネルギー事業を担うENEOS(旧:JXTGエネルギー)への転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


ENEOS(旧:JXTGエネルギー)の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

持株会社「ENEOSホールディングス」の傘化企業であり、2020年6月に「JXTGエネルギー株式会社」から「ENEOS株式会社」に社名を変更したENEOS。1988年に創業された「日本石油」を前身に、三菱石油や東燃ゼネラル石油など複数の企業との合併や統合を経ながら、100年以上もエネルギー業界を牽引してきた日本最大級の石油元売企業です。おなじみのガソリンスタンド「ENEOS」の運営のほか、工業用オイルや石油化学製品の製造・販売から、水素などの新しいエネルギーの開発まで、総合エネルギー企業として幅広く事業を展開しています。

「アジアを代表するエネルギー・素材企業グループ」として、地球規模の環境問題やエネルギーの安定供給、持続可能な社会の構築といった社会課題の解決に挑む同社。実際の社員の声からも、「日本のエネルギー産業を支えているという自負を持てる」など、その規模の大きさや事業の社会貢献度の高さにやりがいを感じる人が多いようです。「若いうちから重要な仕事を任されやすい」という口コミも多く、使命感をもって主体的に業務を進められる人には最適なフィールドがあると言えるでしょう。

また、ENEOSの社風は、合併と統合を重ねてきたために様々なバックグラウンドをもつ社員が在籍しており、多様性を重んじる環境があるようです。実際に、「多種多様な考え方が行き交う職場」といった口コミが多く寄せられています。一方で、長年続いてきた大企業であることから、「前例主義」「年功序列」などの保守的な側面も残っているよう。とはいえ現在、ENEOSグループ全体で「企業風土の改革」が推し進められているところ。「実力主義へと変化している」などの声も見受けられ、保守的な企業から脱皮しようとしている企業の姿勢がうかがえます。

エネルギー事業を通して社会を支える使命感をもち、主体的に仕事を進める。そんな社風にフィットする人材であるかどうかは、採用面接において重視されるポイントになるでしょう。

選考は何次まで?

ENEOSでは、経験者採用の他に、第二新卒採用枠(卒業後1~4年程度の就業経験がある20代が対象)があるのも特徴です。いずれの採用も、ENEOSの採用情報サイトから、募集状況や募集ポジションを確認した上で、各ポジションの応募フォームからエントリーする形になります。

2021年1月現在は、第二新卒採用枠で、事務系職および、プラント管理、セールスエンジニア、システムエンジニアといった技術系職が募集中のようです。選考ステップはエントリー後、【適性検査(WEB)受検】→【書類審査】→【面接複数回】といった流れになっており、万全な面接対策に加え、適性検査への準備もしておくと良いでしょう。

採用状況や募集ポジションは随時更新されており、今後も変わる可能性があります。チャンスを逃さないよう、日頃から採用サイトで最新情報をチェックしておきましょう。

面接内容の傾向は?

ENEOSの面接には、「エネルギー事業を通して社会を支える使命感をもち、主体的に仕事を進める」という社風が大いに反映されています。

口コミによると、「エネルギー業界はどうなっていくと思うか」「他社ではなく、なぜENEOSを志望するのか」などといった一歩踏み込んだ質問が多く見られますので、綿密な企業研究が欠かせません。事業内容についてしっかりと理解を深め、自分が会社にどう貢献していきたいかを具体的に説明できるようにしておきましょう。

また、国内外に拠点が多い大企業であるため、職種によっては転勤が可能かを聞かれるケースも。応募する前に、採用サイトや口コミサイトなどから希望する職種の転勤・配属状況を確認しておくと良いでしょう。転勤はキャリアを広げるチャンスでもありますが、家庭の事情などで転勤に不安がある場合は面接の場でその理由や状況を明確に伝え、お互いの懸念を払拭することが重要です。

ENEOS(旧:JXTGエネルギー)の面接攻略法(面接対策)

ENEOS(旧:JXTGエネルギー)の中長期戦略を理解した上で自己分析をする

ENEOSの面接にあたっては、ENEOSグループ全体のミッションと価値観、そしてビジョンを理解しておくことが重要です。

ENEOSホールディングス コーポレートサイトより

同グループがミッションとして掲げる「エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力のある未来づくりに貢献する」からも、「創造」「革新」「社会貢献」が重要なキーワードであることがうかがえます。また、「大切にしたい価値観」を見ると、同社では「挑戦する意欲」や「向上心」を持つ人物が求められていることがわかるでしょう。

ENEOSホールディングス コーポレートサイトより

そして、「2040年ENEOSグループ(旧:JXTGエネルギーグループ)のありたい姿」として、上記の3つのビジョンを挙げています。こうしたビジョンを踏まえて自己分析を行い、自分が事業に対してどう貢献できるか、いかに挑戦への意欲や向上心を持つ人材であるかを説明できるようにしておきましょう。例えば、「任されたプロジェクトでこんな新しいアイデアを出し、こうした効果を生み出した」など、過去の経験から具体的なエピソードを交えて自己PRができればベストです。

「なぜENEOS(旧:JXTGエネルギー)に転職したいのか」の明確化には他社研究を

ENEOSの面接では、「なぜENEOSなのか」という質問が頻出されています。面接官のこの質問に込められている意図としては、「応募者はENEOSで何を実現したいのか」「当社でどんな能力を活かせるのか」について確認するとともに、「本当にENEOSについて理解しているのか」についても見極めようとしています。

こうした面接官の意図に応え、「なぜENEOSを志望するのか」を明確に伝えるためには、志望動機を整理をしておく必要があります。競合する以下のような企業についても調べた上で、ENEOSならではの強みを把握しておくことをおすすめします。

出光興産
コスモエネルギーホールディングス
富士石油
国際石油開発帝石
三愛石油

ENEOS(旧:JXTGエネルギー)の採用面接で実際に聞かれた質問内容

ここまで、ENEOSの社風や面接内容の傾向、企業理念、ビジョンなどについてご紹介してきました。ENEOSが求める人物像について、イメージがつかめてきたのではないでしょうか。面接の場では、「エネルギー事業を通して社会インフラを支える使命感をもち、主体的に仕事を進める」という社風を意識して、「新しいことに挑戦する意欲が高く、成長への向上心をもった人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

ENEOS(旧:JXTGエネルギー)株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[30代前半・男性/技術関連職] 【結果:入社】

質問

なぜ、数ある会社からうちなのですか?

回答

面談や職場見学を通して、会社の雰囲気や、社員の方がやりがいを持って…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/法人営業] 【結果:面接中止】

質問

1年後、3年後などに転勤はできますか?

回答

将来的には単身赴任として転勤することも可能ですが…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/法人営業] 【結果:入社】

質問

これからエネルギー業界はどうなっていくと考えますか?

回答

会社が進化する中で、新しいことにチャレンジしていこうという姿勢 …(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/経理] 【結果:入社】

質問

石油業界は需要が減っていますが、なぜこの業界を志望したのですか?

回答

マニュアル通りの回答ではなく、質問の意図をとらえて、的確に…(口コミの続きとアドバイスを見る

ENEOS(旧:JXTGエネルギー)の採用面接に向けて

これまでご紹介してきた内容を踏まえ、ENEOSの面接対策として準備しておきたいのは、以下3つのポイントです。

「エネルギー事業を通して社会を支える使命感をもち、主体的に仕事を進める」という社風を意識し、「新しいことに挑戦する意欲が高く、成長への向上心をもった人材」であることを、具体的なエピソードでアピールする。

ENEOSグループの企業理念や長期ビジョンを深く理解し、それらに共感・貢献できる人材であることをアピールする。

業界や他社研究を通してENEOSの強みを把握し、「なぜ他社ではなくENEOSを志望するのか」を明確に説明できるようにする。



上記を参考に万全に準備を進め、面接当日は、ENEOSで実現したいことやこれまでに仕事で成し遂げてきたことについて、熱意をもって自分の言葉で伝えられると良いでしょう。

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