2021年06月21日
世界最大手のソフトウェア企業の日本法人である日本マイクロソフトへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、「即戦力になれるか」や「問題に取り組む際の考え方」、また外資企業ならではの「英語力」が重視されます。一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。
1975年にアメリカでビル・ゲイツ氏が設立し、世界的に広く使用されているオペレーションシステム「Windows」であまりにも有名な企業です。日本支社は1986年に設立され、日本人社長とアメリカ本社から派遣される社長とを数年単位で交代しながら、HeadQuarterとも緊密な連携を取って経営されています。
世界的に非常に知名度の高い企業であり、日々の働く環境にもダイレクトに影響する製品が多いため、提案する相手が企業の決定権を持つポジションの人であったり契約金額が大きくなることから、仕事のやりがい、達成感は感じやすいとの声が多く見られます。また、自分の提案でどんどん仕事を進めて行くこともでき、大企業にいながら個人の力を遺憾無く発揮できる土壌が整えられています。
その一方で「実力主義」の外資系らしく、期の始めに自ら立てた目標の達成率が評価に大きく影響されるため、厳しさもあります。各個人が自分の目標を達成することに追われるあまり、チーム外の人には相談しづらい雰囲気があるなど、個人主義の一面も見られます。
また、世界中に支社を持つ米国企業が本体であるため、社長を含む上司が定期的にグローバルな範囲で入れ替わることがあります。上司が入れ替わった後には多少のやり方、方針の転換もありますが、それらに対応して行くこと、ストレスに振り回されすぎない強い気持ちも求められている人材像と言えます。
職種や採用のタイミングによってまちまちで一定の基準はありません。ただ、共通しているのは複数回及び複数人との面談が必須だということです。1日の間に3次面接まで全てが完了する場合もあれば、始めに筆記での選考があり、そこから何度かの面談がある場合もあります。また、2次面接として複数人と1対1で面談を繰り返すこともあり、体力的な備えも必要です。
募集している職種は、営業職、マーケティング職、技術職、サポート職等多岐に渡り、職位も役職なしからマネージャー職まで幅広く門戸が開かれています。職位が上がるほどに求められることが増えることはもちろんですが、一般社員であっても1次面接から相手が外国籍の社員で英語が求められるということもあります。どの職種、職位で応募するとしても、外資企業であり、英語が不可欠であることは意識しておきましょう。
やはり職種によって異なりますが、共通しているのは応募者の人間性を見られるということです。技術職であれば技術の深堀りした話を、営業職であれば顧客からの無理難題にどう答えるかなどの質問が投げかけられます。それらの質問に偽らず、自分の頭で考えた回答が好まれます。
また、これまでの経験から苦労したこと、それを乗り越えたエピソードなど新卒の面接でもあるような質問もあります。これまでの自分の経歴や自分らしさを伝えられるエピソードを整理しておきましょう。それとは逆に、今後のキャリアプランについても質問がある場合があります。日本マイクロソフト社内のキャリアモデルがはっきりと示されることはあまりないので、自分の思う数年後の自分、こうなっていたいという目標像を思い描いておくことも必要です。
面接では多くの質問が投げかけられるというよりは自ら会話を続けて行く、展開して行く姿勢も求められます。自律した仕事をできるかどうかを見られていると思われますが、質問に対して短文で答えて終了してしまうようでは面接突破は難しいでしょう。
日本マイクロソフトの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
日本マイクロソフトの面接を受ける上では、本社Microsoftの企業ミッションと、それに基づく日本マイクロソフトの企業像を理解しておくことが不可欠です。
これはMicrosoft、及び日本マイクロソフトが企業活動を展開していく上で根底となる考え方です。パーソナルコンピューターという世界中の働き方、暮らし方に革命を起こした発明をしたMicrosoftがこれからも世界中の人々や組織の働き方、あり方をより良くして行くためにどうするかを、開発に関わるメンバーだけでなく営業もマーケティングも人事等バックオフィスも等しく意識をして行く必要があります。
この根底に流れる考え方の中で、自分の能力をどのように活かせるか、どのような価値を提供できるかということを骨子として自己アピールを組み立てましょう。
こういった企業ミッションとは別に、社長自らが求める人物像について語っています。
さらに「変化を起こさないIT企業はそのうちになくなっていく」とも語っており、変化に対応する、むしろ変化を起こしていく人材が求められています。Microsoftの製品群を使ってどのようなポジティブな変化を社会にもたらすことができるか、そのような展望を面接で語ることができれば好感を得られるでしょう。
日本マイクロソフトの面接で聞かれる質問のひとつに「なぜ日本マイクロソフトか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、日本マイクロソフトという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●アップルジャパン株式会社
●アマゾンジャパン合同会社
●グーグル合同会社
●日本アイ・ビー・エム株式会社
31歳女性/カスタマーサポート【結果:入社】
質問
upper Managerがnon Japaneseになるがコミ
回答
日本企業で勤務していたので、英語での報告や…(口コミの続きとアドバイスを見る)
32歳男性/経営幹部【結果:入社】
質問
今まで何をしてきたのか?から始まって、なぜマイクロソフトで
回答
応募用件をよく読んで、アピールできそうな自分の過去の成果を…(口コミの続きとアドバイスを見る)
日本マイクロソフトの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●外資系ならではの権利と自由を行使するために実力主義で自らの道を開くという社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●ポジティブに社会に変革をもたらすことを目標とするという行動指針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜ日本マイクロソフトか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
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