2022年06月11日
ソフトウェアの品質保証・テストを専門とするSHIFTへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。
特徴の1つがフラットな社風。ソフトウェアテストという仕事柄、客先常駐も多くコミュニケーションが不足しがちに見えるかもしれません。しかし実際は「上層部との距離が近く、フランクに意見も言いやすい」「風通しのよい環境」と答える人が多いようです。こうしたコミュニケーションの円滑化に一役買っているのが同社のイベントや部活動の存在。たとえば部活動には、ビール部やボードゲーム部、フットサル部などたくさんの種類があり、社員交流に貢献しています。
また同社行動指針の中に「できないとは言わない、できると言った後にどうやるかを考える」というものがありますが、まさにこの言葉の通り、挑戦を推奨する文化が根付いています。新卒3年目で海外子会社の責任者や部署の立ち上げを任せてもらえるなど若手登用の実績も豊富なようですね。こうした文化に対して「挑戦すれば失敗しても咎められることはない」ことを喜ぶ声もあれば「お客様に対して大きなことを言っておきながら実態が伴っていないこともあった」と現状に対して苦言を呈する声もみられました。
残業時間については公式情報に2018年度の月平均15.2時間とありますが、実際には「随分改善されてはいるものの、役職が上がるにつれ遅くまで残業することが求められる」「毎日深夜残業をしている人は殆ど見ないが、正社員の定時帰りはあまりいない」と声があがっていることを鑑み、残業は少なくないと考えたほうがよさそうです。こうした現状について、一部からは「社長のポリシーに有能な人は普通の人の何倍も働いて社会に還元するべきという考えがある」「成果を出したければ人の倍働くべきという創業メンバーの思考が組織風土に強い影響を与えている」という声もあるようです。ただし客先の環境によっては残業なしのケースもありえるようなので、このあたりは案件にもよるのが実情でしょう。行動指針には「つらいときこそ、笑顔」という言葉もありますが、口コミなどに見える残業時間の現状を鑑みてもタフネスであることはPRする価値がありそうです。
こうした「タフネスで挑戦志向のある人が歓迎されてフラット」な社風にフィットする人材かどうかを採用面接では見極められます。
書類選考後に2~3回の選考ステップがあります。1次選考で配属先のグループやビジネスユニットの責任者との面接をした後、2次面接でより上席の社員と面接をするのが一般的な流れのようです。ただし、プロジェクトマネージャーやラインマネージャーなどのマネージャー職に応募された方は2次選考として面接の代わりにワークショップに参加する必要があります。
SHIFTの中途採用では、コンサルタント、エンジニア、営業、専門職種を募集しています。上記にあげたようなマネージャー職まで職位も幅広く募集していますので、ご自身の経験に照らし合わせ各職種・職位の詳細を確認されることをおすすめします。
面接では転職理由や志望動機など、一般的な質問が多い傾向です。また同社はソフトウェアテストを中心に事業を行っている為、エンジニア職で応募の場合には仕事内容に対する理解やイメージを問われるケースもあるようです。同社のエンジニア職がどんな仕事を行うのか理解を深めておくのは重要な準備といえるでしょう。またエンジニア職で応募の方は前職で行っていたことや関連するスキルに関しても聞かれることが予想されますので、自身のこれまでの仕事内容を簡潔に言えるようまとめておきましょう。
また特徴として「入社したら何を実現したいか」といった応募者の未来に関する質問が多くきかれているようです。これは応募者のキャリアプランを確認するだけでなく、社風紹介のパートでお伝えした「挑戦志向」を見極めるためにも使われていることが予想されます。実現可能な分野だけでなく、ご自身の中で挑戦と思われる分野にも言及することをおすすめします。
SHIFTの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
SHIFTの面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。主だった戦略には以下のようなものがあります。
2019年8月期 第3四半期決算説明会資料
SHIFTの経営戦略は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの行動指針に合致する人材であることをアピールしましょう。
例えば、同社戦略の中に「SHIFTベストプラクティスの横展開」という言葉があります。これは創業以来多様な業界でのテスト実績がある企業としてサービス拡大していく姿勢を表しています。具体的には「発注元」と「下請け」の関係ではなく「パートナー企業」としての関係を認めてもらえる機会が増えてきたフェーズで、同社のノウハウを生かした支援やサービスを強化することを指しています。先ほど応募者の実現したい未来について質問される傾向にあるとご紹介しましたが、こうした同社の戦略姿勢も踏まえながら回答することをおすすめします。同じ場所を目指せる人材として、より同社にマッチした人物であるとみてもらうことができるでしょう。
現在同社では、すでにソリューション提供にとどまらないサービスを展開しています。品質改善のコンサルティングや品質に対するノウハウを講義する「ヒンシツ大学」など、その内容は多岐にわたっていますね。こうした複数事業が生み出すシナジーを考えてみることもおすすめします。
SHIFTの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜSHIFTか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、SHIFTという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●バルテス株式会社
●株式会社ベリサーブ
●株式会社ウェブリッジ
このように、SHIFTの採用面接を受ける前には、行動指針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「タフネスで挑戦志向のある人が歓迎されてフラット」な社風を意識して、SHIFTの未来を見据えながら自身の未来を語ることのできる人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
SHIFTの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「タフネスで挑戦志向のある人が歓迎されてフラット」な社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●SHIFTの行動指針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜSHIFTか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
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