2021年06月21日
ファッション通販サイトZOZOTOWNでおなじみのZOZOへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果などを具体的に問われるほか、キャリアシートでは見えてこない「人間性」も見られます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間としても多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。
ファッション通販サイトの運営をはじめとするZOZOTOWN事業とBtoB事業としてECサイトの運営支援を行うZOZO。そのほか、体型にあわせたプライベートブランドのアイテムを提供するPB事業、豊富なサイズ展開のノウハウを活かしたMSP事業、2018年からはサイト内の広告枠を販売する広告事業も展開しています。
ファッションに興味関心のある人が多く、流行にも敏感。時代の流れをよみ、新たなことにチャレンジする姿勢が求められます。しかし、1100人を超える従業員を抱える現在では、チャンスがまわってくる確率も減っていると感じる人も少なからずいるようです。
また、これまで経営者のリーダーシップが細部にまで反映されてきた傾向にあるため、スピード感のある方向転換にも柔軟に対応できる力が必要不可欠。変化に富んだ環境を楽しめることが大切といえます。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められるでしょう。
ZOZOの中途採用は、web書類選考と 2~3回の面接で構成されています。選考期間は約1カ月半ですが、そのときの会社と応募者の状況によって早まることも。約1か月で内定にいたった応募者もいます。
募集職種・ポジションは時期によって異なりますが、通年でいずれかの職種の募集は行われているようです。しかし複数の職種を募集している場合であっても、併願不可。職種別採用のため、応募する職種を1つに絞る必要がありますので注意しましょう。
面接官は人事と現場社員の合計2~3名。ときには役員クラスが一次面接官をしていることもあるようですが、現場社員は若手と主任クラスのようにバランスよく構成されていることがほとんど。話しやすい和やかな雰囲気をつくりだしてくれるので安心です。
ZOZOの面接で必ず確認していることは、大きく分けて3つあります。
●
「企業理念や経営ビジョンに共感しているかどうか」
●「ZOZOのサービスを発展させるために、なにができるのか」
●「変化を楽しみながら、チャレンジしていけるかどうか」
職種やポジションにもよりますが、「スキル」よりも「志向や人となり」を重視している傾向があるといえそうです。
面接は応募者の回答に対して質問を重ね、深掘りしていくスタイル。たとえば、「〇〇という長所がある」と強みに対して、「なぜそう思うのか」「それを裏付ける経験や理由」「その長所をZOZOでどのように活かせるか」など、その考えに至った経緯や背景についてもしっかり確認していきます。
「なぜZOZOなのか」「なぜその職種なのか」「ZOZOで何がしたいのか、なにかできるのか」を、根拠をもって説明できるように考えをまとめておくとよいでしょう。
面接を受ける上では、中期経営計画と新体制の方針を理解しておくことが不可欠です。
「世界でファッション革命を起こす!」
2018年4月の決算説明会においてZOZO(当時は株式会社スタートトゥデイ)は、初めての3カ年中期経営計画を発表しました。その際に語られたのが上記のメッセージです。
そして10年以内に目指しているポジションを下記のように掲げています。
「オンラインSPA世界NO.1」「グローバルアパレルTOP10入り」(時価総額5兆円)を達成するために、世界レベルでのサイズ問題解決を課題に挙げて取り組んでいくことを宣言しました。
その後、2019年9月にはソフトバンク傘下のヤフーと資本業務提携の締結を発表。社長も前澤氏が退任し、ZOZOTOWNの責任者を務めてきた澤田氏へ交代となりました。それに伴い、感性に基づく経営スタイルで、成長を遂げてきたフェーズから脱却。
「データ分析を行い組織力を活かして、安定的に成長していくことを目指す」
という新たな方針が掲げられました。なお、チャレンジしていく姿勢は変わらず大切にしていくといいます。
さらに、ZOZOで忘れてはいけない企業理念についても触れておきましょう。
決算説明会においても冒頭で語られ、10年以上変わらず大切にされている考えです。なぜ共感したのか、達成するために自身ができることはなにか、考えをまとめておくとよいでしょう。
ZOZOの中期経営計画・経営ビジョンや企業理念は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接で合致する人材であることをアピールしましょう。
ZOZOの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜZOZOか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、ZOZOという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●楽天株式会社
●アマゾンジャパン合同会社
●マガシーク株式会社
このように、ZOZOの採用面接を受ける前には、経営理念や企業理念に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、スピード感のある組織において柔軟に対応できる力が必要不可欠。変化に富んだ環境を楽しめる人材であると印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
それでは面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
ZOZOの採用面接に向けて、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「スピード感のある環境に柔軟に対応し、変化を楽しみながらチャレンジしていく」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●中期経営計画および経営ビジョンを理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜZOZOか」に対する回答を明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするように心がけましょう。
ZOZOの経営企画、事業部長など非公開のハイレイヤー求人や法務・人事など管理部門求人、社内SEなどエンジニア求人の転職をより確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします(登録フォームに飛びます)。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。
グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
この記事の執筆者