0 編集部が注目した重点ポイント
① M&Aの加速により栃木県へ初進出を果たす
2025年10月に栃木県で食品スーパーを展開する株式会社八百半ホールディングスを株式取得により子会社化しました。これにより新商勢圏となる栃木県へ初進出し、周辺エリアへの店舗網拡大に向けた足掛かりを築いています。既存のドミナントエリア外でのキャリア機会が広がる可能性があり、新地域での立ち上げ経験を積める好機と言えます。
② 専門薬局の買収で調剤シェアを大幅に高める
2025年8月に東京都で調剤専門薬局を運営する株式会社サンエフを子会社化しました。ドラッグストアへの調剤併設推進に加え、専門薬局のM&Aを組み合わせることで首都圏のシェア向上を狙います。薬剤師にとっては、ドラッグストア併設店だけでなく、専門性の高い独立店舗での勤務など、多様な活躍フィールドが提供される体制が整いつつあります。
③ 過去最高となる250億円の積極投資を断行する
持続的な成長に向け、当期は過去最高の250億円の設備投資を計画しています。新規出店や店舗の大型化だけでなく、AI薬歴システムや無人受付機などの医療DX推進にも資金を投じています。積極的な投資姿勢は事業拡大の自信の表れであり、最新設備を備えた環境で挑戦したい転職希望者にとって非常に魅力的なフェーズです。
1 連結業績ハイライト
出典:クリエイトSDホールディングス 2026年5月期 第2四半期 決算説明資料 P.4
売上高
2,419億円
(前年比 +7.6%)
経常利益
116億円
(前年比 +8.2%)
中間純利益
78億円
(前年比 +12.3%)
2026年5月期の中間連結業績は、売上高が前年比7.6%増、経常利益が8.2%増と堅調に推移しました。物価高による節約志向に対し、EDLP(エブリデイ・ロープライス)施策が奏功し、食料品の販売数が伸長したことが大きな要因です。また、調剤部門においても処方箋枚数・単価ともに上昇し、業績を強力にバックアップしました。
通期計画に対する進捗状況については、売上高が49.2%、経常利益が46.9%となっており、第2四半期として順調な進捗です。11月以降のインフルエンザ流行による医薬品需要の増加も追い風となっており、通期での業績目標達成に向けた確度の高い推移を見せています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:クリエイトSDホールディングス 2026年5月期 第2四半期 決算説明資料 P.7
ドラッグストア事業(物販)
事業内容:神奈川・東京を中心とした1都7県でのドラッグストア運営。
業績推移:既存店売上高は3.8pt増と堅調。特に食料品の構成比が43.9%まで上昇。
注目ポイント:「かかりつけ」としての生活インフラ機能を強化。店舗の大型化(平均358坪)に伴い、食料品や日用雑貨のカテゴリーマネジメント力を持つリテールスペシャリストの重要性が高まっています。
ドラッグストア事業(調剤)
事業内容:ドラッグストアへの調剤薬局併設および専門薬局の運営。
業績推移:調剤売上高は前年比15.9%増と急伸。併設率は53.8%に到達。
注目ポイント:医療DX推進体制整備加算などの算定を強化。AI薬歴や外部委託を視野に入れた次世代型薬局モデルの構築を進めており、最新のテクノロジーを活用したい薬剤師に最適な環境です。
スーパーマーケット・その他事業
事業内容:食品スーパー(八百半HD等)の運営および介護事業。
業績推移:25年10月より栃木県の八百半HDが子会社として加わり、売上規模が拡大。
注目ポイント:スーパーとドラッグストアの融合により、生鮮食品のノウハウをグループ全体へ波及させています。M&A後の事業統合(PMI)や店舗運営改善に携われるチャンスが豊富にあります。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:クリエイトSDホールディングス 2026年5月期 第2四半期 決算説明資料 P.15
クリエイトSDグループは、2030年を見据えた成長戦略として「ドミナント戦略の徹底」と「新商圏への進出」を掲げています。当期中に実施した2件のM&Aは、まさにこの戦略を具現化したものであり、今後もドラッグストアのみならず、スーパーマーケットや調剤薬局をターゲットとした買収を積極的に推進する方針です。
生産性向上に向けた取り組みも加速しています。セミセルフレジの導入店舗拡大や、配送ルートの最適化といったサプライチェーンの改善により、ローコストオペレーションを徹底。余剰資金を従業員への賃上げや設備投資へ回す好循環を築いています。人時コントロールと生産性向上を両立させるマネジメント能力を持つ人材は、全社的に高く評価されるでしょう。
4 求職者へのアドバイス
HINT 志望動機のヒント
「地域密着のヘルスケアサポート」を軸としつつ、「食と薬の両輪」で成長するビジネスモデルに触れるのが有効です。今回の栃木県進出や専門薬局の買収など、「変化を恐れないM&A戦略」を自身のキャリア機会と結びつけて語りましょう。また、セミセルフレジ導入やAI薬歴活用といった現場のDX推進に積極的に関わり、「生産性の向上」に貢献したい姿勢を示すと、同社の価値観と合致しやすくなります。
Q&A 面接での逆質問例
- 「栃木県への初進出など新エリア展開において、中途採用者がリードすべき役割や、会社として期待している経験は何ですか?」
- 「調剤併設率が50%を超える中、薬剤師と店舗スタッフが連携して生産性を高めるための具体的なKPIや評価制度はありますか?」
- 「M&Aが加速する中で、買収先企業の文化を尊重しつつ、クリエイトSDの強みであるローコストオペレーションを融合させるための課題は何ですか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
残業は普通に毎日ありました
残業は普通に毎日ありました。アルバイトさんやパートナーさんがおみせにいますが、そこでの人手が不足していると、非常に残業せざるをえないです。休日出勤ですが、レジでの誤差やお客様たいおうなどで、休日にお店に出勤して処理しなくては行けないことが多々ありました
({年代・性別・職種}) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社クリエイトSDホールディングス 2026年5月期 第2四半期決算短信(2026年1月14日発表)
- 株式会社クリエイトSDホールディングス 2026年5月期 第2四半期決算説明資料(2026年1月15日発表)



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