【面接対策】シノブフーズの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】シノブフーズの中途採用面接では何を聞かれるのか

弁当、おにぎり、パンなどを製造販売するシノブフーズ。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


シノブフーズの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1971年設立のシノブフーズは、弁当・おにぎり・寿司などの米飯加工食品、サンドイッチなどの調理パンおよび総菜などを製造販売している食品加工会社です。本社は大阪にあり、工場や事業所、物流センターは千葉や名古屋、東京、岡山など11か所に構えています。

もともとは、1971年に株式会社志乃ぶ寿司として設立されましたが、おにぎりQや手巻寿司マッキーバーの発売を経て、1986年に現在の社名に変更。1987年に大阪証券取引所に上場し、今日では東証スタンダート市場に上場しています。

社風については、トップダウン型、オーナー企業、体育会系、同族企業といったキーワードが多く挙がっています。また、20代の若手または長く続いている人が多く安定している環境、相談しやすい雰囲気、現場をまとめるリーダーシップがある人に向いている、といった声もありました。つまり、トップダウン型の環境で、現場をまとめる力を発揮できる人に向いている社風といえるでしょう。

選考は何次まで?

シノブフーズの選考フローは、職種によって異なります。例えば、工場の衛生管理スタッフの場合、Webまたは電話で応募し面接になりますが、本社の社内SEの場合はWebで応募し、選考通過後に一次面接となるようです。口コミによると、一次面接が個人ではなく集団の場合もあります。営業部門の面接官は、一次面接が営業責任者と管理部門2名、二次面接は人事部門2名程度のことが多いでしょう。

記事執筆時点で公開されている募集職種は、各工場の進捗管理・工程管理スタッフや衛生管理スタッフ、社内SEなどさまざま。求人は、公式サイトの採用ページならびに転職エージェントに掲載されていますので、詳細を確認してからマッチするものを選んで応募しましょう。

なお、正規雇用労働者の中途採用比率は、2019年67%、2020年52%、2021年65%なので、中途入社の社員が少ない環境ではないといえそうです。

面接内容の傾向は?

シノブフーズの面接では、基本的には履歴書・職務経歴書をベースとした質問が中心と考えて問題ないでしょう。そのほか、「コンビニ惣菜にどのような商品を望むか」「弊社のホームページを見た感想」「コンビニが得意先になるが、不測の事故などの対応が必要になることもあるが覚悟はできているか」「 管理職が育っていないため、実力を発揮できれば昇格することになるが、どう思うか」などの質問があったようです。


このように、業界や同社についての理解度を確認するような質問もあると想定し、準備をしておきましょう。熱意をみていると感じたという口コミもあるので、同社への気持ちをアピールするためにも、きちんと業界・企業研究を行ってから面接に臨むことが大切です。

シノブフーズの面接攻略法(面接対策)

シノブフーズの中期経営計画を理解した上で自己分析をする

シノブフーズの面接を受ける前に、中期経営計画を理解しておきましょう。

同社は、2021年3月期から2025年3月期までの5年の中期経営計画を策定しています。テーマは「良品づくり」のさらなるレベルアップをめざす5カ年計画です。顧客と従業員が幸せになれる商品を届けるための計画として、位置づけられています。

数値目標は、2025年3月期に売上550億、経常利益率3.3%です。そのほか、販売・コスト・人財・環境の4つを基本戦略として掲げ、各テーマに取り組んでいます。

面接では、中期経営計画や下記の経営理念を理解し、自分の思いや、同社でできること・どのように貢献できるのかについて、具体的に伝えられるよう準備しておきましょう。

シノブフーズ公式サイト

「なぜシノブフーズか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

面接でよく聞かれる質問の一つに、「なぜシノブフーズか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、応募者が「これまでの経験やスキルを同社で活かせるのか」を確認するとともに、「同社の特徴や他社との違いを理解しているかどうか」を確認しようとしているのです。

以下に競合企業を挙げますので、ぜひ参考にして業界の理解を深めてください。そのうえで、「なぜシノブフーズを志望するのか」明確な理由を整理しておきましょう。

  • トオカツフーズ株式会社
  • カネ美食品株式会社
  • わらべや日洋ホールディングス株式会社

シノブフーズの採用面接で実際に聞かれた質問内容

シノブフーズが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。シノブフーズの場合、「トップダウン型の環境であることを意識して、現場をまとめる力を発揮できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

これから面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。もし同様の質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代前半・女性/商品開発] 【結果:一次面接で不採用】

質問

コンビニ総菜にどのような商品を望みますか?

回答

はい、私がコンビニ総菜に希望する商品は…(口コミの続きとアドバイスを見る

[40代前半・男性/代理店営業] 【結果:内定を辞退】

質問

コンビニが得意先になるが、不測の事故などの対応はできるか?

回答

不測の事態もある程度想定できますし、これまでも…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・男性/生産管理] 【結果:入社】

質問

これまでの経験についてお話ください。

回答

はい、私がこれまでに経験してきた中で…(口コミの続きとアドバイスを見る

シノブフーズの採用面接に向けて

シノブフーズの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「トップダウン型の環境」であることを意識して、「現場をまとめる力を発揮できる人材」であると、具体的なエピソードやデータを交えてアピールする。

  • シノブフーズの中期経営計画や経営理念を理解して、それらに沿った自己分析を行い自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜシノブフーズなのか」に対する答えを明確にしておく。


これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

この記事の執筆者