タカラベルモントの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
2021年に創業100周年を迎えたタカラベルモント。サロン向け製品販売やサロン経営コンサルティング事業、デンタル・メディカル事業を展開し、人々の美と健康に寄与しています。同社のパーパスは、「美しい人生を、かなえよう」というものです。同社を志望するなら、ぜひこの言葉を覚えておきましょう。
その製品とサービスの質の高さは世界でも評価され、12ヵ国に海外グループ企業を持ち、120ヵ国以上へ理美容機器やプロ用化粧品、歯科機器、医療機器を提供しています。同社の中では、グローバルな視点も求められます。
そんな同社の口コミを見ると、風通しの良い社風が見えてきました。「穏やかで優しい人が多い」「人間関係はとても良好で気持ちよく働ける」といった声が多く挙がっています。また、「社員がそれぞれ意見を言って工夫していける」という風潮もあります。自由に意見を言える環境だからこそ、自ら進んで創意工夫していく積極性が求められます。
「積極的に創意工夫し、日本と世界の美・健康のために尽力する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2023年2月現在、化粧品ブランド「LebeL(ルベル)」・理美容機器・デンタル・海外における各営業をはじめ、「フィールドインストラクター」「化粧品開発テストサロンインストラクター」「貿易事務」の中途採用を行っています。
営業は部署ごとに募集をしているため、どの事業に携わりたいか決めてからエントリーしましょう。選考フローは「面接複数回・WEB適性検査」が基本です。面接はオンラインで実施されることもあります。
加えて、フィールドインストラクターは美容師の実務経験が必須で、選考では「知識・技術・プレゼンテーションテスト」が実施されます。化粧品開発テストサロンインストラクターは、美容師免許と美容室での3年以上のスタイリスト経験が必須で、「実技試験」があります。
■面接内容の傾向は?
募集を行っている職種や部署が幅広いため、面接の雰囲気や質問内容も事業によって異なるでしょう。口コミによると、海外営業では一次面接から「この海外去拠点で勤務できるか」と尋ねられることがあります。自分の対応言語や経験と照らし合わせ、正直に回答しましょう。
またインストラクターの適性検査や面接では、より実務に近い質問をされます。「パーマネントウェーブ剤の力価とウェーブ作用の影響を書きなさい」など筆記問題も出る可能性があるため、美容師の実務について一通りおさらいしておくと安心です。
また営業や事務などの職種では、理美容・デンタル・メディカル事業に特化していることから、他の業界との違いや「なぜこの業界を志望したのか」という点が特に深掘りされるでしょう。後述の他社研究の項目を参照に、タカラベルモントへの志望度の高さを伝えてください。
タカラベルモントの面接攻略法(面接対策)
■タカラベルモントの信念「OUR SPIRIT」を理解した上で自己分析をする
タカラベルモントの面接を受ける前に、同社の信念「OUR SPIRIT」を理解しておきましょう。「美しい人生を、かなえよう」をパーパスとしている同社。その目的を達成するため、同社では以下のような信念が共有されています。
ここから見えてくるのは、常にエンドユーザーに寄り添って社会が必要とするものを提供する姿勢と、それを実行するためのチャレンジ精神です。
例えばサロンにおいて、後ろからシャンプーを行う「リアシャンプー」や、サロンをリラクゼーションスペースへと転換させた「ヘッドスパ」は今では当たり前ですが、同社が発祥となっています。同社では需要に応えるため、既存の概念にとらわれず、常に新しいアイデアを追究していく姿勢が求められます。
売れるものではなく、求められるものをつくろう
革新を歓迎する土壌から、イノベーションは生まれる。
無ければつくる。自分らしく生きる未来を創るために。
■「なぜタカラベルモントか」をはっきりさせるためには他社研究が必要
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜタカラベルモントなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「理美容・メディカル業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。
業界や職種の枠を超えてタカラベルモントという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜタカラベルモントなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、ここでは理美容業界における競合をピックアップしました。以下のような企業とタカラベルモントとの違いを調べてみてください。
- 株式会社ミルボン
- パナソニックホールディングス株式会社
- レナード株式会社
タカラベルモントの採用面接で実際に聞かれた質問内容
タカラベルモントが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。タカラベルモントの場合「積極的に創意工夫し、日本と世界の美・健康のために尽力する」という社風を意識して、「エンドユーザーの需要に応えるため、既存の概念にとらわれずに新しいアイデアを出せる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[10代後半・男性/建築設計] 【結果:三次面接で不採用】
[40代後半・男性/海外営業] 【結果:一次面接で不採用】
[女性/教師・インストラクター] 【結果:最終面接で不採用】
タカラベルモントの採用面接に向けて
タカラベルモントの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「積極的に創意工夫し、日本と世界の美・健康のために尽力する」という社風の中で、「エンドユーザーの需要に応えるため、既存の概念にとらわれずに新しいアイデアを出せる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- タカラベルモントの信念「OUR SPIRIT」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜタカラベルモントなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。