【面接対策】伊藤ハムの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】伊藤ハムの中途採用面接では何を聞かれるのか

ハムやソーセージ、食肉調理品のヒット商品を数多く出し続けている伊藤ハム。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


伊藤ハムの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

日本の食肉加工業において2位(ホールディングスでの集計)の売上高を誇る伊藤ハム。ハムの「朝のフレッシュシリーズ」、ソーセージの「グランドアルトバイエルン」、チーズの「キリシリーズ」や多数の食肉調理品など、食卓でおなじみのヒット商品を売り出し続けています。

同社の創業精神は「事業を通じて社会に奉仕する」というもの。安全で美味しい食肉を提供することで、健やかで豊かな社会の実現に貢献しています。兵庫県の本社の他、東京・名古屋・札幌の各事務所、北海道から九州まで10の工場を備え、全国の消費地をカバーしていることが強みです。

そんな同社の口コミには、「どのスーパーでも自社商品が売られており、やりがいを感じる」「他社との交流が多くいろいろな知識が身につく」とあり、大手食品メーカーならではのメリットが垣間見えました。

「大手メーカーとして安全で美味しい食肉を届け、豊かな社会の実現に貢献する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

選考は何次まで?

2023年2月現在、同社では以下の4職種で中途採用を行っています。

・加工食品(大手量販店・コンビニ・外食産業向け)の販売を行う営業
・食肉の仕入れ・調達、販売を行う営業
・生産技術職(品質管理業務・機械設備保全業務)
・システム職(社内ITシステムの企画・開発・運用管理)

勤務地は全国の事業所に加え、海外勤務を希望することもできます。応募の際は、採用サイトに記載されている同社のキャリア採用担当宛にメールで履歴書・職務経歴書を送付してください。

選考は適性検査と面接が実施されます。口コミによると面接は2~3回実施されるようです。オンライン面接にも対応しているようなので、希望する方は書類選考通過時に確認しておくと安心でしょう。

面接内容の傾向は?

面接担当官は「穏やかな人が多い」「優しかった」との口コミがあり、面接は和やかな雰囲気で進むようです。志望動機やこれまでの経歴といった一般的な質問に加え、大手食品メーカーらしく食品業界に対する理解度を深掘りされます。

具体的には、「ハムという食材の将来性について」「あなたの考える食について」といった食そのものに対する考え方から、「伊藤ハムが業界トップシェアを確立するためにはどうしたら良いか」など業界における伊藤ハムの立ち位置まで問われます。

食品メーカーは常に人気のため、いかに業界研究・企業研究をできているかが重要です。幅広い知識を身につけた上で、それに対する自分なりの意見を練っておきましょう。

伊藤ハムの面接攻略法(面接対策)

伊藤ハムの戦略を理解した上で自己分析をする

伊藤ハムの面接を受ける前に、同社の戦略を理解しておきましょう。戦略に沿った意見を伝えることで、同社や業界への理解の深さをアピールできます。ここでは3つのキーワードが掲げられていますが、このうち自分の志望職種に関連するキーワードをチェックしましょう。

営業職とシステム職志望の方はキーワード「成長戦略」を読み込んでおいてください。同社は近年「事業規模拡大」「効率化・競争力強化」の2本柱で、持続的な成長とさらなる企業価値の向上を目指しています。

伊藤ハム コーポレートサイトより

また、海外向け事業に携わりたい方は「海外戦略」の項目も併せてチェックしましょう。世界における食肉加工品の需要と、それに合わせた同社の動向を知ることができます。

伊藤ハム コーポレートサイトより

生産技術職志望の方は、キーワード「技術力」の部分にあるコラムをぜひ読んでみてください。茨城県の中央研究所で行われている研究内容や、工場における具体的な仕事内容が分かります。

「なぜ伊藤ハムか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ伊藤ハムなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「食肉加工業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えて伊藤ハムという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜ伊藤ハムなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業と伊藤ハムとの違いを調べてみてください。

  • 日本ハム株式会社
  • プリマハム株式会社
  • スターゼン株式会社

伊藤ハムの採用面接で実際に聞かれた質問内容

伊藤ハムが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。伊藤ハムの場合「大手メーカーとして安全で美味しい食肉を届け、豊かな社会の実現に貢献する」という社風を意識して、「『技術力・海外戦略・成長戦略』に沿って自分の分野で力を発揮できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:二次面接で不採用】

質問

業界トップシェアを確立するためにはどうしたら良いか。

回答

ブランド名を前面に出した、製品の品質、安全性のアピールを行い、同時に…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/人事] 【結果:一次面接で不採用】

質問

ハムという食材の将来について

回答

ハムの未来は明るい。その理由として、味の点で他の食材をリードしている…(口コミの続きとアドバイスを見る

伊藤ハムの採用面接に向けて

伊藤ハムの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「大手メーカーとして安全で美味しい食肉を届け、豊かな社会の実現に貢献する」という社風の中で、「『技術力・海外戦略・成長戦略』に沿って自分の分野で力を発揮できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。

  • 伊藤ハムの戦略を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜ伊藤ハムなのか」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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