収益性や成長性、安定性など企業の現状と課題を財務諸表や決算資料などに基づき分析整理します。株価の推移と背景もチェック。株式投資の銘柄選びや就職、転職の判断材料に。
食品と医薬品の2つの事業を擁する明治ホールディングス。明治グループの食品事業はヨーグルト「R-1」などの乳製品を中心に業績を伸ばし、2020年3月期は7期連続の過去最高益を達成。MeijiSeikaファルマグループなどの医薬品事業ではコロナワクチンの開発も始めています。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。
コロナ禍で注目を集めるECサイト。その構築からネット通販まで総合的に支援する業界のパイオニアがEストアーです。ここ数年は事業の構造改革に挑んできましたが、20年3月期に行った2社のM&Aを足がかりに勝算の兆しが見えてきたといいます。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
世界2位の自動車部品メーカーであるデンソー。2020年3月期は燃料ポンプの欠陥で340万台を超える大規模リコールが発生し、品質関連費用2200億円の計上で大幅減益となりました。新領域「CASE」についてもコロナ禍で求められる中身が変わるとの見方が出てきています。財務諸表を基に現状と課題を整理します。
2020年3月期の売上収益が過去最高のリクルートホールディングス。新型コロナの影響による海外派遣領域の不調や海外子会社の減損処理で減益となるも、求人検索サイトIndeedなどのHRテクノロジー事業の増益などでカバー。SaaS事業など新分野への積極投資も継続する方針です。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
総合電機メーカーから「デジタルソリューション」に事業をシフトする日立製作所。上場子会社の日立ハイテクを完全子会社化する一方、日立化成を昭和電工に売却。グループ再編を加速しています。2020年3月期はコロナ禍で減収減益も、21年3月期は最終増益予想で株価も上昇中です。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
国内最大手の医療機器メーカー、テルモ。20年3月期の売上利益は過去最高を更新しました。グローバルでは血管カテーテルが業績をけん引していますが、国内では病院支援のホスピタルカテゴリーが最大。ポストコロナの医療現場におけるパラダイムシフトがビジネス機会と期待されています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
M&Aによって規模を急速に拡大してきた大手外食グループのコロワイド。2020年は本業で黒字を生み出したものの、ポストコロナを見越した減損損失の計上で最終赤字となりました。財務安全性に不安が残る中、巨額の「のれん」の不安もある中で大戸屋HDの筆頭株主に。財務諸表等に基づき会社の現状と課題を整理します。
和食外食チェーンを全国展開する大戸屋ホールディングス。20年3月期は営業赤字に転落しています。売上高も2期連続減少で、外食大手のコロワイドから買収計画を出されています。これに対抗して高い目標の「中期経営計画」を発表していますが、実現には高いハードルがありそうです。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
空調設備大手の大気社。「空気を操る技術」をキャッチフレーズにしていますが、自動車塗装システムで国内首位、世界でも2番手の知る人ぞ知るニッチトップ企業です。1974年の上場以来、一度も経常赤字になったことがなく、連結純利益は3期連続の最高益となりました。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
フィリピン子会社によるオフショアのシステム受託開発を主軸とするUbicom(ユビコム)ホールディングス。現地の豊富な若手人材と育成ノウハウを武器に業績を伸ばし、2020年3月期も増収増益を果たしました。高付加価値分野の強化で営業利益率が大きく改善しており、株価も上昇中。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
作業服の専門店「ワークマン」とアウトドア・スポーツ・レインウエア専門店「ワークマンプラス」を展開するワークマン。フランチャイズシステムで順調に店舗数や売上利益を伸ばし、コロナ禍でも9期連続で最高益を更新しました。本決算を受けて株価も上昇傾向に。財務諸表と決算報告書資料などを基に、会社の現状と課題を整理します。
IT系インターネットメディアの運営を通じて広告事業や企業のマーケティング支援を行うアイティメディア(ITmedia)。東証一部へ市場変更し創立20周年を迎えた2020年3月期の業績は過去最高を更新。コロナ禍でのバーチャルイベント運営が成長機会と期待されています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
音楽の著作権管理と利用促進サービスを手掛け、2020年3月に東証マザーズ上場を果たしたNexTone(ネクストーン)。市場を独占してきた一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)との差別化を図って業績を伸ばし、2021年3月期も増収増益予想で株価は急上昇しています。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。
国内最大級の電子書店を運営するパピレス。1995年にパソコン通信上で事業を開始して以来、掲載・販売冊数を順調に増やして売上を伸ばしてきました。2020年3月期も過去最高売上を更新。広告販促の強化により減益となったものの、本決算を受けて株価は急上昇しています。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。
クラウド型人材マネジメントシステムを提供するカオナビ。顔写真を並べて直感的に人材情報を活用できる利便性が受け、採用企業数は右肩上がりに増えています。一方で採用やマーケティングなどの投資も増やし、2019年3月の新規上場以降も最終赤字が続いています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
バブル期には「世界最大のアパレル企業」を誇りながら、百貨店依存の販売で業績を落とし、経営破たんしたレナウン。2020年12月期に黒字回復という楽観的な予想を立てていたにもかかわらず、なぜ破綻してしまったのでしょうか。財務諸表や企業口コミなどを基に、民事再生手続きに至った理由を整理します。
口コミサービス「価格.com」「食べログ」を柱に成長を続けるカカクコム。「求人ボックス」など新規事業も成長し、20年3月期は増収増益、高ROEも維持しています。しかしコロナ禍で顧客の飲食店が休業を余儀なくされ、業績は大きく落ち込み。これを他の事業がどこまでカバーできるのか。財務分析を基に会社の現状と課題を整理します。
障害者就労支援と発達障害児教育を2本柱とするLITALICO(リタリコ)。2020年3月期は既存サービスの伸長のほか、韓国ベンチャーへの投資を行いました。21年3月期はプログラミングの子ども向けオンライン教育を本格開始し、増収増益を予想。株価が上昇しています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
企業向けに動画配信プラットフォーム、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)、ライブ配信、映像制作、Webサイト構築などのサービスを提供するJストリーム。取引先にはフジテレビやテレビ朝日などテレビ局のほか大企業が並びます。好決算を受けて株価は急上昇中。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
電気通信工事会社を傘下に擁するコムシスホールディングス。19年3月期に行った同業3社との経営統合効果もあり、2020年3月期は2桁増収増益となりました。次世代通信規格5Gの基地局工事を手掛け、業績向上が期待されています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。