コロプラの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
コロプラは、現社長である馬場が個人でモバイルゲームの提供を始め、その5年後の2008年に会社を設立しました。位置情報ゲームの先がけとなった「コロニーな生活」や指1本で簡単にプレイできる「白猫プロジェクト」などが代表的なものとしてあげられます。
社内は、若くても挑戦できる雰囲気もあり、「新しい事業に関わるチャンスもある」「既存のサービスも意見を聞き入れてくれる」「クリエイティブな人間性の人は存分に能力を発揮できる環境が整っている」などといった声が多く見られました。自分の力を試したい、自分を成長させたいという人に向いている職場といえます。
ただし市場の成熟に伴い、新規タイトルをリリースしても以前ほどの大ヒットは望めなくなっているとの声もあり、現状の課題であるようです。しかし大ヒットとはいかなくとも、確実に収益を上げられるゲームをリリースできているのは、コロプラの強みといえるでしょう。
これまでにない新しいエンターテイメントを常に追い求め、それを具現化し、そして多くのユーザからの支持を得ることを目指す。こういった社風にマッチする人材であるかが採用面接では見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
コロプラの選考プロセスは、職種により面接などの回数が異なりますが、多くは書類選考、応募部署責任者面談(1〜2回)、役員面接という流れとなっています。遠方の応募者にはSkypeでの面接も実施しているようです。内定までの所要期間は、2週間から1ヵ月程度です。ほとんどが和やかな雰囲気の面接だったという声ですが、稀に圧迫に感じたという方もいますので、どのような面接の雰囲気であっても、自分のアピールポイントを伝えられるように、準備しておきましょう。
コーポレートサイトには詳細な募集職種の紹介やそれぞれの募集要項が記載されていますので、よく確認し、なぜその職種を希望するのかしっかり説明できるようにしておきましょう。
■面接内容の傾向は?
面接では、業界ならではの技術面においての質問が多いようです。各職種の募集要項をしっかり確認し、自分のスキルが活かせる部分はどういうところかをしっかりと伝えましょう。そして入社した上で何をしたいのか、応募職種に沿って自身の意見をしっかりと伝えられるように準備しておきましょう。
一次、二次の担当部署での面接に比べ、最終の役員面接ではコミュニケーション力を見られているように感じたという面接経験者の声が多くありました。「仕事とは関係のない話を急にふってきてその反応をみている感じがした」といった声もあります。そういったことも意識し、どのような質問があっても落ち着てい対応できるように準備しておきましょう。また笑顔でハキハキと回答するよう心がけ、円滑に業務が進められるコミュニケーション力があることをアピールできると良いでしょう。
当たり前といえますが、ゲームについての質問も多く、「今気になっているゲームは?」「好きなゲームは?」などと聞かれることが多いようです。コロプラのゲームも含め、いくつか複数個回答できるように準備しておきましょう。
コロプラの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
コロプラの面接攻略法(面接対策)
■経営方針を理解した上で自己分析をする
コロプラの面接を受ける上では、経営方針の対処すべき課題について理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下のようなものがあります。
経営方針
■対処すべき課題
(1)コーポレートブランド価値の向上
(2)ユーザー数の拡大とユーザエンゲージメントの強化
(3)ポートフォリオの拡大
(4)サービスの安全性及び健全性の確保
(5)システムの安定的な稼働
(6)海外向けサービスの提供
(7)新技術への対応
(8)内部管理体制の強化
(9)組織の機動性の確保
(10)優秀な人材の確保及び育成
経営方針の対処すべき課題については今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの方針に合致する人材であることをアピールしましょう。
コロプラでは、新規ユーザを継続的に獲得し、ユーザ数を拡大していくことを目指しています。現状に満足することなく、常に社会の変化を感じ、新しい発想で新たなことに挑戦した経験などがあれば、エピソードとして紹介することでアピールに繋がるでしょう。
また既存のユーザに対しても質の高いゲームを提供し続けることが重要となります。長期的にサービスを楽しんでもらえることになり、さらに知名度の向上にも繋がります。これまでの経験の中で、相手に喜んでもらうために、自身で考え工夫を凝らし取り組んだことなどがあれば、エピソードとして紹介すると良いでしょう。
変化を敏感に感じ、新しい発想で次々と挑戦し続ける姿勢をもち、どうすれば相手が喜んでくれるかを常に意識し、創意工夫できる人材であることをアピールできると良いでしょう。
■「なぜコロプラに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
コロプラの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜコロプラか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、コロプラという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- グリー株式会社
- 株式会社ディー・エヌ・エー
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
コロプラの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、コロプラの採用面接を受ける前には、経営方針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「これまでにない新しいエンターテイメントを常に追い求め、それを具現化し、そして多くのユーザからの支持を得ることを目指す」という社風を意識して、「変化を敏感に感じ、新しい発想で次々と挑戦し続ける姿勢をもち、どうすれば相手が喜んでくれるかを常に意識し、創意工夫できる人材である」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
31歳男性/管理関連職【結果:入社】
32歳男性/イベント関連職【結果:二次面接を辞退】
31歳男性/企画営業【結果:入社】
31歳男性/プロジェクトマネージャー【結果:一次面接で不採用】
コロプラの採用面接に向けて
コロプラの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「これまでにない新しいエンターテイメントを常に追い求め、それを具現化し、そして多くのユーザからの支持を得ることを目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 経営方針の対処すべき課題を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜコロプラか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。