大和冷機工業の採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
1958年に創業した大和冷機工業は、本社を大阪に構えています。飲食店の厨房で使用される冷凍・冷蔵庫、コールドテーブル、製氷機と店舗用冷凍・冷蔵ショーケース等のメーカーとして、製造、販売、リースを行っています。
そんな大和冷機工業は、成果主義の風土が強い会社のようです。「良くも悪くもベテラン、新人問わず徹底した成果主義」「成績が悪いと研修に参加させられる」などといった声が多く見受けられす。また残業が多く、有休も取りづらいなどといった声も多く、プライベートを大切にするというよりは、成果をあげるために、必死に取り組むという雰囲気が強いようです。また1人が営業から修理作業を担当するなど、顧客にトータルサポートをすることが多いにも関わらず、技術などの細かい研修制度が整っていないといった声も見受けられます。自分自身で常に学ぶことを意識し、知識を吸収していける人材が求められるでしょう。
飛び込み営業も多くあるので、精神的にキツイと感じる社員も多いですが、「販売できた時はうれしく、納品時には達成感もある」「自分の提案が受け入れられた時、新規のお客さんから信頼関係を構築して受注に至った時はやりがいがある」などといった声もあります。厳しい環境の中でも前向きに忍耐強く取り組める人が好まれるといえます。
"冷"の技術で、「食の安全」と「美味しさ」「快適」の追及をし、トータル力で顧客に選ばれる製品を提供していく。こういった社風にマッチする人材であるかが採用面接では見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
大和冷機工業の選考プロセスは、書類選考、筆記試験、面接(2〜3回)という流れです。筆記試験では、一般的な計算問題や漢字の書き取りなどが出題されるようです。面接は、一次では採用担当者、二次以降では採用担当者と営業統括の部長クラスなどが面接官として入るようです。基本的には和やかな雰囲気の面接ですが、なかには圧迫に感じたという面接経験者もいますので、どのような雰囲気でも落ち着いて対応できるように準備しておきましょう。
大和冷機工業では、営業職、営業職(管理職候補)、法人営業職、事務職、本社管理部門(幹部候補)で募集を行っています。コーポレートサイトでは、各職種の募集要項、営業マンの1日、人事や先輩社員のインタビューなどが掲載されてますので、事前によく確認するようにしましょう。
■面接内容の傾向は?
大和冷機工業では、営業がキツイといった声も多いことから、面接でも営業に関する質問が多く、「耐えられるか」といったことを確認することがあるようです。「どうすれば商品が売れると思うか」「かなり精神力を必要とされる仕事だがやっていく自信はあるか」「クレームがきたらどうするか」などといった質問が投げかけられます。営業経験などがある方は、その際の経験を基に、断られても諦めずに挑戦したこと、どんな顧客に対しても強い精神力で信頼を勝ち取り成果に繋げたことなどエピソードを通じてアピールすると良いでしょう。
また面接経験者の多くが、面接の際に「やる気」を見られていたと感じています。面接の際は、熱い信念がある、結果がでるまでやり抜くという気持ちを強くもっていることをしっかりアピールできると良いでしょう。
大和冷機工業の面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
大和冷機工業の面接攻略法(面接対策)
■大和冷機工業の企業理念を理解した上で自己分析をする
大和冷機工業の面接を受ける上では、企業理念を理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下となります。
企業理念
●経営理念 「社会の繁栄に貢献する」
・顧客のニーズに応える
・社員の生活向上に努める
・企業の安定成長をはかる
●基本方針 創造し、計画し、確実に実行する経営
●企業スピリット
市場を鋭い"先見力"をもってとらえ自由な発想のもとに、多様なニーズにお応えする"提案型の企業"として一人一人がダイナミックに活動してまいります。
企業理念は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの方針に合致する人材であることをアピールしましょう。
大和冷機工業の営業では個人経営の飲食店なども多く、比較的近い距離感で対話することも多いようです。そこでダイワを選んでもらえるような信頼関係の構築が大切です。顧客との会話の中で、必要としているニーズなどのキーワードを引き出し、それに対して提案していく能力をもてるかがポイントとなるでしょう。前職の経験などから、日々の活動で顧客との信頼関係を築き、ニーズに合わせた提案で顧客に喜んでもらえたエピソードなどがあれば紹介するようにしましょう。
顧客には、飲食店のほか、和洋菓子店・ベーカリー、生花店、酒販店、給食施設など、様々なジャンルがあります。その一つ一つの現場で、常に先見力をもち、発想力豊かに対応していくことも大切です。これまでの経験の中で、相手の立場にたち、長い目でみてどう対応することが顧客にとって良いのかを考えられる人材であることを、エピソード通じてアピールできると良いでしょう。
顧客との信頼関係の中で、必要としているニーズを引き出し、先々を見越し、自由な発想で顧客に提案することができる人材であるとアピールするようにしましょう。
■「なぜ大和冷機工業に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
大和冷機工業の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ大和冷機工業か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、大和冷機工業という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- ホシザキ株式会社
- 福島工業株式会社
大和冷機工業の採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように大和冷機工業の面接を受ける前には、企業理念に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「"冷"の技術で、「食の安全」と「美味しさ」「快適」の追及をし、トータル力で顧客に選ばれる製品を提供していく」という社風を意識して、「顧客との信頼関係の中で、必要としているニーズを引き出し、先々を見越し、自由な発想で顧客に提案することができる人材である」と印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
30代後半男性/セールスエンジニア【結果:二次面接を辞退】
30代前半男性/代理店営業【結果:最終面接で不採用】
20代前半男性/セールスエンジニア【結果:入社】
20代前半男性/企画営業【結果:入社】
大和冷機工業の採用面接に向けて
大和冷機工業の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「"冷"の技術で、「食の安全」と「美しさ」「快適」の追及をし、トータル力で顧客に選ばれる製品を提供していく」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 企業理念を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ大和冷機工業か」に対する答えを明確にしておく。
グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。