【面接対策】ミネベアミツミの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】ミネベアミツミの中途採用面接では何を聞かれるのか

機械加工品と電子機器の両輪で事業を展開するミネベアミツミ。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


ミネベアミツミの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

10年で17社のM&Aを行ってきたミネベアミツミ。20年3月期の売上目標金額1兆円のうち、半分の約5,000万円は買収した企業の売上で担うといいます。同社貝沼社長が「すべてを一夜に手の中に収めることができる」と語るM&A、同社の成長戦略に欠かせない手法となっている様子がうかがえますね。そんなミネベアミツミの特色として多様性をあげる社員は多いです。「M&Aで大きくなった会社なので様々なバックグラウンドを持つ人が多い」「各工場の成り立ちも異なり、それぞれ独自の文化がある」「事業部でも文化が異なり、転属すると違いに驚く」といった声からも多様性の一端がうかがえるのではないでしょうか。言い換えれば、買収後もその企業の文化が塗り替えられることなく尊重されているとも取れます。1つの会社にいながら、複数の文化を経験できることも同社の特色といえるでしょう。

多様性の中でも、全体として上下関係が強い点は共通しているようです。「年次が上の人が言うことが絶対の雰囲気」「上の命令は絶対」「上司の指示に従って実行できる社員が昇格する」といった社員の声からもその傾向がうかがえます。ただ、それゆえに「組織は非常にしっかりしている」「管理体制は非常に優れていると思う」という声もあることから、多様性のある組織を束ねるためにも、この上下関係が強いという特色が一躍買っていることが分かります。

以上のことから「多様な人や組織が共存しており、変化に富み、上下関係が強い」こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められているといえます。

選考は何次まで?

ミネベアミツミの面接は書類選考後、2~3回行われます。選考の流れには複数のケースが存在しますが、共通しているのは人事部面接の後に担当部署の面接がある点です。選考によってまったく違うバックグラウンドの面接官が登場することを意識しておきましょう。面接官のキャリアによって、あなたのこれまで取り組んできた仕事に対する前提知識や興味分野は異なります。相手の反応を見ながら言葉を言い換えたり、用いるエピソードを選ぶことも手法としておすすめします。

ミネベアミツミの中途採用では、各技術・製品の開発から設計、品質管理まで様々職種を募集しています。同社はアジアから欧州まで27か国に拠点を有していることから、応募職種によっては英語や中国語などの言語能力を要件とする職種もあります。事前にご自身の選考内容は勿論、語学スキルと照らし合わせてから応募されるとよいでしょう。

面接内容の傾向は?

ミネベアミツミの面接は一般的な質問とそれぞれの応募職種に合わせた質問の2種類を織り交ぜながら行われる傾向にあります。

一般的な質問としては、志望動機や前職の経験などがよくみられました。また応募者によっては卒論の内容を問われるケースもあります。学生時代のことも一般的な質問の範疇にはなりますが、中途採用で聞かれることを想定しておらず慌ててしまう方も時にはいらっしゃいます。学生時代のご自身についても項目別に簡単にまとめておくことをおすすめします。

また職種に合わせた質問では、大きく分けて2つの特色がみられます。1つに海外勤務の可能性がある職種の場合。海外志向の有無を問われます。こちらについては「あります」と答えるだけではなく、これまでのキャリアでの経験やご自身が海外で活躍するために研鑽している内容なども添えられるとよいでしょう。2つに職種に必要な力を確認しながら、ミネベアミツミに関する知見も問う場合。たとえば営業職であれば「小学生に弊社の商品を販売してください」のような質問が過去にでています。これはセールスの力を見るだけでなくミネベアミツミの商品に対する理解を確認していますね。HPなどであらかじめ商品構成を確認しておくことをおすすめします。

ミネベアミツミの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。

ミネベアミツミの面接攻略法(面接対策)

ミネベアミツミの経営戦略を理解した上で自己分析をする

ミネベアミツミの面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。同社が2019年に発表した新中期事業計画目標には以下のようなものがあります。

ミネベアミツミ 次の10年の基本戦略

ミネベアミツミ 経営戦略

ミネベアミツミの経営戦略は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの行動指針に合致する人材であることをアピールしましょう。例えば、同社は「次の10年の基本戦略」冒頭に「世界最強」という言葉を掲げていますね。現在でも世界トップシェア製品を数多く有し、グローバルに活躍する同社ですが、「最強」という言葉からはより高みを示す姿勢がうかがえます。面接の際にも、現状に満足せず、より高みを目指すために動いた経験などがあればPRするとよいでしょう。

また同社は「経営戦略」の中で強みとして「多角化でニッチ」として、ニッチ分野を中心とした多角化経営をあげています。同社の文化が今後より多様化していくことは間違いないでしょう。そんな中で同社が掲げる「相合してシナジー創出」という言葉も注目したいポイントです。複数事業の強みを活かした同社ならではの戦略ですね。面接の中でこれまでの仕事や挫折経験について聞かれた際に、自分1人の力ではなく、だれかと協力し何かを成し遂げた経験を話すことをおすすめします。更なるシナジー創出を志す同社にとって重要な戦力とみてもらえることでしょう。

「なぜミネベアミツミか」を語るための他社研究も忘れずに

ミネベアミツミの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜミネベアミツミか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、ミネベアミツミという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

●日本精鉱株式会社
●株式会社ジェイテクト

ミネベアミツミの採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、ミネベアミツミの採用面接を受ける前には、行動指針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「多様な人や組織が共存しており、変化に富み、上下関係が強い」という社風を意識して、現状に甘んじることなく他者と力を合わせて高みを目指せる人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

20代後半男性/制御設計【結果:入社】

質問

志望動機

回答

海外で働くこと、英語を使って仕事を…(口コミの続きとアドバイスを見る

40代前半男性/研究開発【結果:1次面接で不採用】



質問



転職の理由



回答



現在、在籍している会社の方針により…(口コミの続きとアドバイスを見る




20代後半男性/電気・電子設計回路【結果:結果待ち】



質問



退職理由



回答



現在の職場の業績低迷を転職理由とし…(口コミの続きとアドバイスを見る




20代後半男性/代理店営業【結果:入社】

質問

営業として大切なことは

回答

顧客との信頼関係⇒そう感じているから。やはり…(口コミの続きとアドバイスを見る

ミネベアミツミの採用面接に向けて

ミネベアミツミの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

●「多様な人や組織が共存しており、変化に富み、上下関係が強い」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●ミネベアミツミの行動指針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜミネベアミツミか」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

この記事の執筆者

大学キャリアセンターに対する就職支援コンサルティングに従事後、経団連会員企業で採用戦略の立案や面接官指導などを担当。