青山商事の採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
「洋服の青山」や「THE SUIT COMPANY」などで知られる青山商事は、古い商慣習であった「委託販売制度」から「全品買取制度」への転換によって仕入れ価格を見直し、豊富な品揃えと買い求めやすい価格を実現し、ビジネスウェアにおいて業界トップの業績を誇っています。現在では、カジュアル事業、飲食事業、カード事業、印刷メディア事業など事業領域を拡大しています。
そんな青山商事は、体育会系の社風という声が多く、「テキパキと行動する人が多い」「負けず嫌いの人に向いている仕事」などといった声が多いです。販売の現場では、ロープレを徹底して行い、先輩や上司に顧客との会話もよくチェックされるようです。「結果を出すことで、評価してもらえる」と感じている社員も多く、競争意識をもち、前向きに取り組める人材が求められるでしょう。
また「幅広い客層と接する機会があるので、価値観も広がる」「実力主義なので、努力次第で平等に評価してもらえる」「自分の成長ができる企業だと感じる」などといった前向きに取り組む社員も多く、やりがいを感じられる人が多いようです。向上心をもち、自分の成長のため積極的に行動したいという人が向いている職場といえます。
常に時代のニーズを的確に把握し、ビジネスウェア等の販売とその関連分野において、強みを活かし、新たな成長軌道を創造することを目指す。こうした社風にマッチする人材であるかが採用面接では見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
選考プロセスは、書類選考、面接(3回程)という流れが多いようです。内定までの所要期間は、概ね数週間から1ヵ月程度です。人事部、部長クラスが面接官として担当するようです。圧迫などはなく、応募者の緊張をほぐしてくれるような雰囲気という声が多いです。
職種は、総合職(転居を伴う転勤あり)と地域限定職(転居を伴う転勤なし)があります。各職種で条件が異なりますので、コーポレートサイトにて事前に確認しましょう。また、コーポレートサイトには、「青山商事が目指すもの」「青山商事の取り組み」などの記載もありますので、面接前にしっかり確認しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
面接では、良い雰囲気の中面接が行われるようで、「面接官の対応が良かった」という声が複数見受けられます。人柄を重視した面接のようで、自分のアピールポイントをしっかりまとめ伝えられるように準備が必要です。
またなぜアパレル業界なのか、アパレル業界の中でもなぜスーツなのか、スーツの中でもなぜ青山商事なのか、といったことも掘り下げて聞かれるようです。事前に店頭に赴き、商品をはじめ、店内、社員の雰囲気なども観察し、自身が感じた魅力をしっかり伝えるようにしましょう。質問の中には「弊社でスーツを買ったことがあるか」といった質問もされるので、商品の特長もしっかり捉え、可能な限り、青山商事のスーツを着用し面接に臨むと良いでしょう。
その他、「スーツの発祥地はどこですか」といった意表をつく質問もされるようです。スーツそのものにおいて勉強をしておくことも重要ですが、根底に顧客のニーズにいかに応えるか、満足してもらえるためにどう行動したいと思っているか、といったことを据えて臨むように心がけましょう。
面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
青山商事の面接攻略法(面接対策)
■中期経営計画『CHALLENGE Ⅱ 2020』を理解した上で自己分析をする
青山商事の面接を受ける上では、中期経営計画『CHALLENGE Ⅱ 2020』を理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下のようなものがあります。
『CHALLENGEⅡ 2020』は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの方針に合致する人材であることをアピールしましょう。
青山商事では、コア事業であるビジネスウェア事業での変革と挑戦を、するべきこととして掲げています。特にレディス売上の拡大などに力を入れています。クールビズ等のオフィスファッションのカジュアル化など様々な変化の中、常に時代のニーズを的確に把握し、青山の強みを活かした販売の提案ができる人材が求められるでしょう。これまでの経験の中で、フットワーク軽く、先見性や行動力を兼ね備えている人材であることをアピールできると良いでしょう。
また新たな事業の拡大も行っているので、これまでの考えに捉われない新しい発想をもち取り組める人材ということもアピールできると良いでしょう。今までの経験から、斬新な発想力やチャレンジ精神で新たなことに取り組んだことがあればエピソードとして紹介すると良いでしょう。
社会の変化や需要、流行を敏感に感じ取り、新しい観点で行動できる人材であるとアピールするようにしましょう。
■「なぜ青山商事に転職したいのか」の明確化には他社研究も忘れずに
青山商事の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ青山商事か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、青山商事という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 株式会社AOKIホールディングス
- 株式会社コナカ
- 株式会社ユニクロ
青山商事の採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、青山商事の採用面接を受ける前には、CHALLENGEⅡ 2020に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「常に時代のニーズを的確に把握し、ビジネスウェア等の販売とその関連分野において、強みを活かし、新たな成長軌道を創造することを目指す」という社風を意識して、「社会の変化や需要、流行を敏感に感じ取り、新しい観点で行動できる人材である」と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
10代後半男性/販売アドバイザー【結果:入社】
20代後半男性/販売アドバイザー【結果:一次面接で不採用】
20代後半男性/代理店営業【結果:結果待ち】
20代後半男性/代理店営業【結果:一次面接で不採用】
青山商事の採用面接に向けて
青山商事の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「常に時代のニーズを的確に把握し、ビジネスウェア等の販売とその関連分野において、強み活かし、新たな成長軌道を創造することを目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 青山商事のCHALLENGEⅡ 2020を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ青山商事か」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。