フジ住宅の採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
大阪に本社を構えるフジ住宅。大阪府住宅着工棟数総合ランキングで3年連続No.1を獲得しています。フジ住宅では、顧客との本当の付き合いは家を売ってからという信念で「売った後」や「建てた後」の関係性を重視し、地域に根差した事業展開を行っています。主な事業は、「分譲住宅事業」「住宅流通事業」「土地有効活用事業」「賃貸及び管理事業」「注文住宅事業」です。
そんなフジ住宅は、社員に経営理念や方針を徹底させるという風土が強い企業のようです。「全社員に浸透させることは良い」という声と「少しやりすぎなところもある」「うまく馴染めないとやっていけない」などといった声もあり、社風にマッチするかが非常に重要となります。
年に一度親孝行手当があり、資金として1万円が支給され、社員とその家族を大切に思う会社だと感じている社員も多いです。しかしどのようにして親孝行したか作文にして提出することになっているようで、それも良いと思うかやりすぎと感じてしまうか、会社と自分がマッチするかの決め手となるでしょう。
フジ住宅は、地域密着型経営の特長を活かし、顧客満足度の高い住宅づくりを継続すると同時に、各事業でより高い水準を目指していきます。採用面接ではこうした社風にマッチする人材であるかが見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
フジ住宅の選考プロセスは、書類選考→人事面接・適性検査→部門面接→内定者面談→入社という流れで、内定までの所要期間は、概ね1ヵ月程度です。面接は終始和やかな雰囲気で行われたという声が多いです。
フジ住宅では、営業系・技術系・事務系で募集を行っており、各部門でさらに細かい職種に分け募集を行っています。現在募集を行っていない部署であっても応募を希望したい、または転職したいがすぐにできないなどといった方のために「キャリア登録制度」を設けています。登録したキャリアに適したポジションがある場合は、その都度採用担当者から連絡がいくというシステムになってるようです。その他社員のインタビューや応募者に向けたメッセージ等がコーポレートサイトの採用ページに掲載されてますので、事前によく確認しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
フジ住宅の面接では、変わった質問はあまりなく一般的な質問が多いようです。特に経営理念や創業者の意思を非常に大切にしている会社ですので、「創業者(会長)について知っていること」「会社の理念について」といった質問が多々見受けられます。コーポレートサイトの創業者に関する記載や経営理念をしっかり確認し、共感したこと、入社後自分はどのようにそれを実践していきたいかなどを含めて伝えられると良いでしょう。
また「親孝行について」「家族について」といった質問も多いようです。こちらもフジ住宅が重要視していることとなるので、素直に自身の考えを伝えつつ、家族をいかに大切に思っているかを伝えられるようにしましょう。
その他「自分を動物に例えると何ですか」という質問も多く見受けられます。自身の性格、長所・短所といった自己分析ができているかも見ていると思われるので、事前にしっかり自己分析をしておき、自分のどういった部分がフジ住宅で活かせるかも合わせて伝えられるよう準備しておきましょう。
フジ住宅の面接攻略法(面接対策)
■中期経営計画の「中期利益計画」を理解した上で自己分析をする
フジ住宅の面接を受ける上では、中期経営計画の「中期利益計画」を理解しておくことが不可欠です。主だった戦略は以下のようなものがあります。
中期利益計画は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
フジ住宅では、売った後、建てた後の顧客との信頼関係を非常に重視しています。「家」に関する顧客の相談は様々であり、相続対策や家族状況、収入面においてまで幅広くそして濃密な内容となります。良好な関係を築くため心から信頼を得られることが重要となるでしょう。これまでの経験の中で、親身になって顧客と接し信頼を得られたこと、相手の心配事などを敏感に察知し対応してきたことなどをエピソードを通じて伝えられると良いでしょう。
また多くの協力業者と共に街を作り上げていく仕事となるため、難しい案件なども協力し合い乗り越えていくチームワークや様々な立場の人とも問題なく連携をとれるコミュニケーション力も大切です。これまでの経験で、チームワークで困難を乗り越えたことや、円滑なコミュニケーション力でスムーズに業務を遂行し成し得たことなどがあれば紹介するようにしましょう。
顧客の深淵な部分も理解し信頼される対応力を持ち、チームワークやコミュニケーション力で困難なことも乗り越えられる人材であるとアピールしましょう。
■「なぜフジ住宅に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
フジ住宅の面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜフジ住宅か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、フジ住宅という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 株式会社LIXIL住宅研究所(アイフルホーム)
- アエラホーム株式会社
- 株式会社アキュラホーム
- 菊池建設株式会社
フジ住宅の採用面接で実際に聞かれた質問内容
このようにフジ住宅の採用面接を受ける前には、中期利益計画に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「地域密着型経営の特長を活かし、顧客満足度の高い住宅づくりを継続すると同時に、各事業でより高い水準を目指す」という社風を意識して、「顧客の深淵な部分も理解し信頼される対応力を持ち、チームワークやコミュニケーション力で困難なことも乗り越えられる人材」と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
30代前半男性/営業【結果:一次面接で不採用】
30代前半女性/財務・会計関連職【結果:内定を辞退】
20代後半女性/営業事務・管理事務【結果:入社】
20代後半男性/カウンターセールス【結果:入社】
フジ住宅の採用面接に向けて
フジ住宅の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「地域密着型経営の特長を活かし、顧客満足度の高い住宅づくりを継続すると同時に、各事業でより高い水準を目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- フジ住宅の中期利益計画を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜフジ住宅か」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。