ここでは、エンタープライズ領域の事業を展開する日本ヒューレット・パッカードについて扱います。コンシューマー領域の日本HPとは内容が異なることがありますが、ご了承ください。
2022年08月30日
世界を代表するコンピュータ関連企業の日本法人である、日本ヒューレット・パッカードへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しましょう。
ここでは、エンタープライズ領域の事業を展開する日本ヒューレット・パッカードについて扱います。コンシューマー領域の日本HPとは内容が異なることがありますが、ご了承ください。
「Our Values」という企業理念を掲げ、世界のIT業界を牽引しているヒューレット・パッカード。その日本法人が日本ヒューレット・パッカードです。
「Our Values」という理念は創業当時から守られてきた「HP Way」という理念に基づいて2015年に新しく定められたもので、とても重視されるマインドといえます。コーポレートサイトにて内容を確認しておきましょう。
出典:日本ヒューレット・パッカードのサイトより
実際に働いている方からは「フレンドリーで休みも取りやすい。HP Wayが残っており、すごしやすい社風です。ただ、日本自体に権限がないため、新しいことにチャレンジしにくい状況にあります」「職場の雰囲気は、『調和』『前向き』といったところか」という声がありました。日本法人の権限の問題はありますが、前述の企業理念は社員まで浸透しており、働く上で非常に良い環境であることがうかがえます。
フリーアドレスやフレックス制を導入しているため、自由に働き方を選択できます。国籍や年齢や性別に関係なく個人として評価されますが、新人の指導が手厚いというわけではないようです。自己管理ができ、即戦力となる人材を求めていると推測できます。
前向きに仲間と協力し、自分を律して最大限の成果をあげる。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
選考は書類選考→面接(2回~3回)→内定という流れが多いようですが、中には面接が4回あったという口コミがありました。選考期間も2週間から3ヶ月とかなり幅がありますので、余裕を持って応募しましょう。
選考結果の連絡が遅いという口コミが複数あり、中には「面接後1週間で結果が出るといわれたのに、結局1ヶ月かかった」という声もあります。そのためか、内定や次の面接を辞退しているケースが多くなっています。連絡の遅さを想定した上でスケジュールを組むことをおすすめします。
応募した職種に対して、活かせるスキルがあることが最低条件です。口コミをみると、未経験職種やスキルが足りない状態での応募は、不採用になる確率が高いようです。応募した職種でどのように自分が活躍できるのか、前職でのエピソードも絡めながら具体的に話せるよう、準備をしておきましょう。
内定者に共通しているのは「自分の意見を言える」ことです。模範解答をすることで不採用になった方が散見されました。企業研究などの準備をしていなかったとしても、自分の意見を率直に伝えることで高評価になるようです。英語力が必要とされる部署でも、TOEICの点数ではなく英語でのコミュニケーション能力を重視しています。
質問内容は一般的な内容がほとんどで、奇をてらった質問はあまりありません。最低限の準備として、自分の経歴と将来の展望を志望動機に関連付けて話せるように整理しておくと安心です。カジュアルな雰囲気の面接なので、肩の力を抜いて自分の言葉で話しましょう。
面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。日本ヒューレット・パッカードの経営戦略は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの経営戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
2015年に日本ヒューレット・パッカード(エンタープライズ製品・ソリューション)と日本HP(PC・プリンティング事業)は分社化しており、2019年には社長も代わりました。
大きく変わりつつある環境の中で、日本ヒューレット・パッカードは「ハイブリッド・インフラへの変革」「データ指向経営の推進」「ワークプレイスの生産性向上」「デジタル・エンタープライズの保護」という経営戦略を掲げています。
クラウドの推進とビックデータの活用、生産性向上。そしてそれらを守るセキュリティ。この4つの要素を顧客に合わせて提案できるソリューション営業が必要とされています。また、これらの商品を更にブラッシュアップし、より革新的なものにしていくための技術力も非常に重要です。
詳細な経営戦略について日本語での公式情報はありませんが、検索するとインタビュー記事がいくつか見つかります。ぜひ目を通して、今後の戦略について理解を深めてから面接に臨みましょう。
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ日本ヒューレット・パッカードか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面もあわせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
日本IBMDELL日本オラクルこのように、採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「前向きに仲間と協力し、自分を律して最大限の成果をあげる」という社風を意識して、「同社の戦略や商品を理解し、今後の戦略に貢献できる」人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
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