【面接対策】京進の中途採用面接では何を聞かれるのか

京都を中心に学習塾や語学関連の運営など教育関連事業を展開している京進。現在では保育や介護事業も展開しています。主力事業の学習塾は、小学生から高校生を対象に中学・高校・大学の合格及び学力向上を目指し運営しています。

そんな京進は、一拠点を一人の社員で担当することが多いため、実績や業績も自分の力でつくっていくという風土が強い職場といえます。社員からは「良い結果も悪い結果もダイレクトに個人の評価につながる」という声や、また「近くに別の教室がない場合は、孤立してしまうこともあり、相談しにくい環境だった」などといった声があります。京進では自由な部分と社員に任せる放任的な部分が口コミからうかがえますので、自分の意思をしっかりもち、能動的に行動できる人や、交流がない中でも様々な工夫をしてコミュニケーションをはかるなかで、上手に相談できる環境をつくれる人が求められるでしょう。

また実際に働く社員からは、「色々な特徴の子供と関わることができるので、対応力が身につく」「子供の人生を左右する責任のある仕事であるため、やりがいを感じる」「どのようにしたら成績が上がるか、志望校に合格できるか等考える事に面白みを感じる」「営業成績のランキング配信や表彰式などを実施しているため、自分の力をしっかり実感することでモチベーションに繋がる」などといったやりがいの声も多く見受けられます。

京進は、「教育で世界一を目指す」という目標のもと、進学・受験指導を通した人づくり、子供たちの人間性の向上を実現することを目指しています。面接でももちろん、こういった姿勢にマッチする人材であるかがみられるポイントとなりますので、意識するようにしましょう。

京進の選考プロセスは、書類選考、会社説明会・一次選考会、二次選考会（部長面接）、最終選考会（役員面接）です。会社説明会・一次選考会は京都と東京で開催します。内定までの所要期間は、2週間から1ヵ月程度です。選考会では筆記試験も実施されるようで、難しかったという口コミもあります。また、一次選考会の面接では集団形式で行うこともあるようです。

京進の中途採用では、運営職（個別指導部）、事務職（人事部）、総合職で募集を行っています。コーポレートサイトには、募集されている地域、職種別の募集要項や業務内容等の記載がありますので、事前によく確認するようにしましょう。

京進の面接では一般的な質問が多いですが、塾ということもあり、「子供から自分の知らないことを質問されたら？」「子供は好きか？」などといった「子供」をキーワードにした質問もあるようです。これまでの経験の中で子供と接してきたことや、教育に関して何を重要と考えているかなど、自身の子供・教育に関する考えをきちんとまとめておくと良いでしょう。

また「最近読んだ本は？」といった質問をされている方も多いので、何を読んだか、物語のあらすじや感想といったものを簡潔に答えられるように準備しておきましょう。

塾では子供やその保護者と密接に関わることから、「人間性を重視していると感じた」という面接経験者の口コミも複数あります。基本的なコミュニケーション能力、あいさつや身だしなみ、立ち居振る舞い等に注意し、加えて自身のアピールポイントをしっかり伝えることを意識して、面接に臨むことが大切です。

京進の面接を受けるにあたり、「新2020年ビジョン」を理解し自己分析に落とし込むことが大切です。「新2020年ビジョン」の内容は以下となります。

京進の「新2020年ビジョン」は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと確認し、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。

京進では各事業部、各現場が「絶えざる革新」で現業に磨きをかけて競争に勝ち、新機軸・企画や新商品による生徒増、新規開校、新事業の展開による売り上げ増を目指しています。前職の経験などから、これまでの考えに縛られず、日々知恵を絞り革新的な発想で成果を得られたことなどがあれば、エピソードとして紹介しましょう。加えて、センター試験の廃止など様々な教育関連のトピックスやニュースも併せて確認しておくことも大切です。

子供に対しては、一人ひとりを大切にし、成長を支えるために、目標達成に向け共に努力するとともに、人格を含めた自己成長も求められます。常に自分自身も成長するという姿勢で子供に向き合えるかということが重要なポイントとなるでしょう。変化の多い「教育」に関して常に知識を増やし、自己研鑽を続けていくことを意識し、アピールできると良いでしょう。

教育分野に関する興味・関心を強くもち、子供と共に自分自身も成長していきたいという意欲的な人材であることを積極的に伝えることが重要です。

京進の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ京進か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「入社後どのようなことをしたいのか」「それが当社にマッチするのか」「この人の経歴は当社でどう活かすことができるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も併せて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、京進という企業についてしっかり理解することが大切です。そのためには、競合となりやすい他社研究も忘れずに行いましょう。具体的には以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

• 株式会社明光ネットワークジャパン
• 株式会社成基
• 株式会社アップ

このように京進の採用面接を受ける前には、「新2020年ビジョン」に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では「『教育で世界一を目指す』という目標のもと、進学・受験指導を通した人づくり、子供たちの人間性の向上を実現することを目指す」という社風を意識しましょう。そして教育分野に関する興味・関心を強くもち、子供と共に自分自身も成長していきたいという意欲的な人材と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくことをおすすめします。

面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように対応するか、イメージをしっかりもち面接対策しておきましょう。

京進の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「『教育で世界一を目指す』という目標のもと、進学・受験指導を通した人づくり、子供たちの人間性の向上を実現することを目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であるとアピールする。


• 「新2020年ビジョン」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。


• 競合他社についても研究し、「なぜ京進か」に対する答えを明確にしておく。