2021年06月21日
人材派遣事業を中心にビジネス展開しているリクルートスタッフィングへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。
キャリコネが2020年1月に発表した「人材サービス業界のホワイト度が高い企業ランキング」で1位となったリクルートスタッフィング。人材派遣サービス事業と紹介予定派遣サービス事業とし、働く環境、女性の活躍、成長率、スタッフの満足度など、いずれも業界トップクラスです。
ミッションとして、「Workstyle Maker」—私たちが目指すのは、「らしさ」の数だけ、働き方がある社会—を掲げ、働き方そのものを作り出せる企業を目指しています。
与えられる仕事の裁量は大きく、若手でもやりがいのある仕事を任せ活躍できる環境を整えています。上司との距離も近く、風通しもよく、「成長したい」気持ちをサポートしてくれます。自由度が高く、安定よりも成長を求める社風であると言えるでしょう。
キャリア開発のための研修制度も整っており、目的を持ちキャリアアップを目指している人には良い環境です。GIB(ゴールインボーナス)は、全社での通期目標達成時に得られるインセンティブです。国内外への社員旅行が提供され、これまでハワイ、パリ、シンガポール、北海道などへの実績があります。
「Workstyle Maker」というミッションの下、安定より成長を求める社風を理解し、それに合致した人材であることをアピールする。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
書類選考→一次面接→Webテスト→二次面接→内定、といった流れが多いようです。
選考期間は、概ね2週間から1か月です。
正社員の採用については、採用サイトから規定フォームに記入することが求められており、その後でなければ現在募集中の職種を見ることはできないため、希望職種が決まっている方は注意が必要です。
面接は和やかな雰囲気だったという口コミが多く見られます。
志望動機を聞かれることが多く、さらに、「なぜ?」と聞かれることも多かったという口コミも多くみられることから、自分の回答に対して、さらに質問されても明確に説明できるようにしておきましょう。前職での成果を聞かれたケースもあります。成果主義である当社では、同じリソースや時間を使い、いかに成果をあげ会社に貢献していくか、こういった視点を常に持っておくことも大切です。面接での質問に応じて、適切なエピソードを引き出せるように準備しておきましょう。積極的に仕事に取り組む姿勢を示すことは、面接官に好印象を持たれます。
人材サービス業であることから、人と接する機会が多いため、コミュニケーションスキルを重視し、それを見極める質問をされることが多いようです。エピソードを踏まえ、アピールできる準備をしておくと良いでしょう。
同社の面接を受ける前に、事業戦略を理解しておきましょう。
まず、同社はリクルートグループ全体の過半数を占める売り上げ規模であり、グループの中核事業です。同社の事業戦略は「国内市場の安定化」「M&Aを中心とした海外展開」の2つの柱からなります。
グループの2020年3月期 第3四半期決算短信によると、国内マーケットでは人手不足が継続しており、第3四半期における売上収益は3,203億円(前年同期比3.3%減)となりました。少子高齢化が進み、ライフスタイルも様々で働き方が多様となった今、派遣会社の果たす役割は年々大きくなっています。同社は、2009年度から9期連続で、前年度を上回る実積をあげています。人手不足が継続する市場環境の下で、安定成長を目指しています
リクルートスタッフィング コーポレートサイト
海外派遣領域においては、2020年3月期 第3四半期決算短信によると、 為替の影響や主に欧州における不透明な経済環境の影響により減収となりましたが、為替によるマイナス影響を控除した場合のセグメント売上収益は前年同期比で0.1%増となりました。
M&Aにより成長を続け、2013年から2017年にかけての成長率は17.9%。国内派遣事業で培ったノウハウを海外子会社に移植することにより、さらなる飛躍を目指しています。
リクルートホールディングス強さの源泉と成長戦略
同社の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜリクルートスタッフィングか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「これまでどのような経験をしてきたか」「その経験が入社後にどう活かせるか」といった視点はもちろんですが、「本当に当社のことを理解しているのか」という点も併せて見ています。
同社についてしっかり理解するためには、業界・職種研究に加え、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
●パーソルテンプスタッフ株式会社
●株式会社パソナ
●マンパワーグループ株式会社
同社が目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのか企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。同社のミッションや事業戦略を踏まえ、志望動機を整理し、自由度が高く安定より成長を求める社風を理解し、「リクルートスタッフィングに必要な人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
同社の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「Workstyle Maker」というミッションの下、安定より成長を求める社風を理解し、それに合致した人材であることをアピールする。
●事業戦略を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。
●競合他社についての理解を深め、「なぜリクルートスタッフィングなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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