RCOの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
リクルートコミュニケーションズ(以下、RCO)は、リクルートグループ全事業におけるマーケティング、制作業務、プロダクト開発などを担っています。人材、進学、結婚、住宅、旅行、飲食などの「人生の選択に関わる領域」で、その情報を必要としている人に正しく届けることがRCOに求められている役割です。
基本的に、ひとつの案件に対して事業会社の営業1人とRCOのディレクター1人の少数精鋭体制になります。裁量権が大きい分、やりがいと成長を感じられる環境だと言えるでしょう。
口コミには「リクルートメディアを中心に、クライアントの課題に対してプランニングからアウトプットまで一貫して携われるのが魅力」「フラットな会社。どんなポジションの人にも自分の意見を言うことができる」「こうしたほうがいいの前に、お前はどうしたい?が先に来る」など、リクルートらしさを継承し「新たな価値を創り出すために自発的に行動し、積極的にチャレンジする」社風のようです。
決められた仕事をこなしたいという人は多くはない印象です。「目標に向かって意志を持って道を描ける」人材だとアピールできるとよいでしょう。
■選考は何次まで?
2020年5月時点、同社の中途採用ページから応募できる職種は「エンジニア」のみです。エンジニア採用ではWEBエントリー後にコーディング試験があります。登録メールアドレスに送られる問題を2週間を目安に受験してください。開発要件、採点基準、過去の出題例は公式サイトで確認することができます。選考フローは以下のとおりです。
WEBエントリー→コーディング試験→部門面接・SPI試験(WEB)→最終面接(配属予定の組織長)→内定
コーディング試験に合格後、内定までは3週間程度です。
その他の職種については転職エージェント経由で募集があります。詳細はキャリコネの求人情報から確認してください。選考フローは以下のとおりで、こちらも内定までは3週間程度です。
書類審査(WEB)→セミナーもしくは一次面接(人事)・SPI試験(WEB)→二次面接(部長)→最終面接(役員)→内定
■面接内容の傾向は?
経験者の口コミによると、面接時間は1時間ほどで、特に一次面接では志望動機や長所短所、これまでの経験、困難を乗り越えたエピソードなどの一般的な質問を立て続けにされるというコメントが多くみられました。おそらくマニュアルに沿って行われているとみられ、これらに短い言葉で的確に、矛盾を生まずに答える必要があります。面接慣れしていないと流れに飲まれてしまうとの体験談もあり、事前にシミュレーションしておくといいかもしれません。
二次面接では抽象的な質問や逆質問が多かったとの意見も。うまく答えられなかったと思っても、失敗を恐れずチャレンジする姿勢は評価されます。雰囲気に飲まれてしまわないように、面接官とのコミュニケーションを意識しながら落ち着いて対応するように心がけましょう。
公式サイトにはメンバーのインタビューやプロジェクトの紹介など、仕事の内容がわかるコンテンツが多くあります。事前に目を通し、キャリアプランやスキルマッチについて具体的に話せるようにしておきましょう。
RCOの面接攻略法(面接対策)
■RCOのミッション・ビジョン・バリューを理解した上で自己分析をする
RCOは「リクルートグループの競争優位に直結する価値や機能の提供」をミッションに定め、「ひとつひとつの願いを、現実に。」というビジョンのもと、それを実現するために7つのバリューが掲げられています。
同社は、リクルートグループが手がける幅広い領域において、クライアントとカスタマーの出会いやコミュニケーションを創り出しています。事業会社は主にクライアントに寄り添って課題解決を目指しますが、同社はクライアントとターゲット(カスタマー)のコミュニケーションをデザインします。情報を発信する側、求める側のベストマッチが生まれると、人が動く。その数を目標におき、効果の拡大を目指します。
広く浅い認知を獲得する広告代理店とは違い、同社は特定のターゲットを動かすということに徹底的にこだわっています。そのため、同社にとってはクライアントの業績改善がゴールではありません。その点においてはコンサルティングとも役割を異にしています。
このようなRCOの社会への役割を理解したとき、7つのバリューがより明確になります。常にクライアントとカスタマーを見ること、クライアントの事業とカスタマーのニーズを十分に理解し、理想の未来を描き、強い意志を持って構想を現実のものとすること。それらのバリューを、リクルートの「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ」という社訓に従って、高い当事者意識をもって遂行できるような人材が求められます。
■「なぜRCOに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接では、「RCOのことをどのくらい理解しているか」「RCOで自分がやりたいことは何か」を論理的に伝えることが必要です。その中で、同社でバリューを発揮できる人材かどうか見極められます。そのためには、「なぜRCOなのか」を明確に言葉にできるようにしておきましょう。
企業を正しく理解するための手段として、競合になりやすい他社を研究することが有効です。クライアントとカスタマーのコミュニケーションを創り出すという観点を主軸に置き、広告代理店やコンサルティングファームとの役割の違いを理解しておく必要があります。具体的には以下のような企業を参考にするといいでしょう。
- 博報堂DYメディアパートナーズ
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社日本経済社
- 株式会社電通メディアランウェイ
RCOの採用面接で実際に聞かれた質問内容
RCOが社会で担っている役割や、必要とされている人材像が見えてきたのではないでしょうか。リクルートグループの競争優位に直結する価値や機能の提供をミッションに掲げるRCO。それぞれの領域においてクライアントとカスタマーの出会い、コミュニケーションを創り出しています。同社のミッション・ビジョン・バリューをしっかりとおさえ、「目標に向かって意志を持って道を描ける人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策をしておきましょう。
[20代後半・女性/マーケティング] 【結果:入社】
[20代後半・女性/ディレクター] 【結果:一次面接で不採用】
[30代前半・男性/プロジェクトマネージャー] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/ディレクター] 【結果:結果待ち】
RCOの採用面接に向けて
同社の面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- RCOの「新たな価値を創り出すために自発的に行動し、積極的にチャレンジする」という社風を意識し、自身と社風がマッチしていることをアピールする。
- RCOのミッション・ビジョン・バリューを理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についてよく研究し、「なぜRCOか」に対する答えを明確にしておく。
これらを意識して自己分析や企業研究をおこない、自己アピールにつなげましょう。面接当日は落ち着いて自分の言葉でアピールできるように準備して臨みましょう。
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