ビーネックスグループの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
「『次』に挑む、機会を創り続ける」を企業理念に、人材派遣業を行っているビーネックスグループ(旧社名トラスト・テック)。働く人の意欲にこたえ、可能性を活かして働くことのできる場を提供しています。
実際に働く人からは「一度契約が終了してもすぐに別の現場に行ける」「様々な分野で経験を積むことができ、成長できる」「研修制度が多く、携わっている業務以外にもスキルアップができる」といった声が挙がっており、成長機会の多さに魅力を感じている人が多いことがわかります。
残業の多さは派遣先によって異なりますが「残業代が100%支給される」という安心感も支えとなっている様子。
一方で、「希望と違う業種に派遣されてしまうと全くやりがいを感じない」「派遣先が合わない」など、業種にこだわる人や、会社との相性によってパフォーマンスが左右されやすい人にとっては辛い結果になることも。ビーネックスの正社員であっても、派遣先の正社員ではないことに劣等感を覚えてしまう人もいます。
成長機会を最大限に活かして、派遣先でも仕事に誇りを持って取り組む。こうした社風にフィットする人材かどうか、採用面接では見極められます。
■選考は何次まで?
ビーネックスグループの中途採用には、HPから直接応募することができません。各人材会社を通して応募することになります。グループ一括採用ではなく、求人票の時点でどの会社に属することになるのかは明確です。2020年2月現在、株式会社ビーネックステクノロジーズで募集が出ています。
採用プロセスは面接数回のみのこともありますが、アンケートやスキルテストが行われることも。選考期間は短い人では1週間程度という人が多く、面接の場でそのまま内定が出たという人も。 募集要項には「未経験可」「研修制度充実」などの記述が目立ち、実際に「全く未経験ではないけれど経験が浅い」という人がやる気重視で内定をもらった例も多い様子。経験の浅い若手と、それをフォローできる年配・実力者をバランスよく採用しているようです。
「自己評価が高い人が好まれる」という口コミから、経験は浅くともやり遂げる自信を見せることが重要と言えるでしょう。
■面接内容の傾向は?
面接を受けた人のほとんどが入社障壁は低いと感じたようです。会社の主な収益源が人材派遣業のため、人数がいればいるほど売り上げが上がる仕組み。そのため、経験の浅い人を教育してでも就業させようという風潮があるようです。やりたい職種で経験を積みたい人にとってはチャンスと言えるでしょう。最終的な目標に向かっての中継地と考えて応募する人も多いようです。
よく聞かれる質問としては「出張可能か」「勤務地はどこまで可能か」などがあります。派遣先は全国各地に散らばっています。正直に答えないと希望と全く違う勤務地に派遣されてしまうことも。面接を受ける前によく考えておきましょう。
また、応募時と異なる職種での就業の可能性について聞かれることもあるようで、中には断り切れず「強引に勧められた」と感じた人もいます。未経験職種への就業は、可能性が広がる反面、就業してから合わないと気付いても遅いという問題があり、ミスマッチで離職という結果になる人も多いようです。リスクをとってでもすぐに就業を目指すか、どこまでが妥協範囲なのか。現在就業中か否かといった状況や年齢も考慮に入れて方針を決め、面接時もぶれずに回答するよう心がけたいところです。
ビーネックスグループの面接攻略法(面接対策)
■ビーネックスグループの中期経営計画を理解した上で自己分析をする
ビーネックスグループの選考を突破するには、中期経営計画を理解することも重要です。ビーネックスグループは以下のような戦略を掲げています。
2022年6月期「EBITDA」100億円に到達
ビーネックスグループの中期経営計画を読むことで、今後どのような人材に活躍が必要とされるのかを知ることができます。今までの経歴の中から経営戦略に合致する部分を見つけ、面接でも経営計画に貢献できることをアピールしましょう。
ビーネックスグループの中期経営計画は、投資対効果の水準を示す指数である「EBITDA」を基準に定められています。このEBITDAを2022年までの2年間で100億円に到達させることがグループの目標。そのために、2019年度に売上高の26%を占めているIT分野を40%にまで成長させたいとしており、エンジニアの成長・育成のサイクルの実現に取り組んでいます。
実際に派遣される側としては、こういった会社の取り組みに共感したこと、スキルアップへの意欲などをアピールしていくとよいでしょう。また、目標実現のために企業のブランディングにも力を入れているため、個人としてではなくビーネックスのブランドを創る一員として頑張りたいことを盛り込みましょう。今までの仕事で企業の信頼の構築に貢献できたことがあれば、エピソードとしてまとめておくのも有効です。
■「なぜビーネックスグループか」を語るための他社研究も忘れずに
ビーネックスグループの面接では「なぜビーネックスグループなのか」という質問に説得力をもって答えられるよう、準備していきましょう。この質問には「応募者がどんな仕事をしたいと思っているのか」「それを当社で実現できるのか」を確かめる目的もありますが、応募者がしっかりと企業研究したうえで応募しているかどうかをチェックしたいという意図もあります。 その業界や職種の魅力だけでなく、ビーネックスグループで働くことでしか実現できないことを見つけ出し、訴求する。そのためには、競業他社についても研究し、違いを発見しておきましょう。具体的には、以下のような企業について調べてみてください。
- 株式会社リクルートホールディングス
- 株式会社テクノプロ
- パーソルホールディングス株式会社
ビーネックスグループの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ビーネックスグループの採用面接に挑む前には、自分の経歴の中から中期経営計画に合致する部分を見つけること、そして他社研究を踏まえ「なぜビーネックスなのか」を明確にし、志望動機を整理することが不可欠です。そして面接の場では、「成長機会を最大限に活かして、派遣先でも仕事に誇りをもって取り組む」という社風の中で力を発揮できることをアピールし、ビーネックスのブランディングに貢献できることを示すエピソードを用意していくとよいでしょう。
同社の場合、面接後に即採用という可能性もあります。「給料が高いと思ったら残業代込みの額だった」など、契約に関するトラブルがあったという口コミもありますので、焦らずしっかりと契約内容を確認した上で入社を決めましょう。担当者が派遣先のことをよく把握していないことも考えられるため、面接に受かった後は書面をしっかり読むことが大切です。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
40代前半男性/代理店営業【結果:結果待ち】
30代前半男性/研究開発【結果:2次面接を辞退】
30代前半男性/法人営業【結果:内定を辞退】
40代前半女性/技術関連職【結果:入社】
ビーネックスグループの採用面接に向けて
ビーネックスグループの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接の際には以下の4つについて注意して受けましょう。
- 「成長機会を最大限に活かして、派遣先でも仕事に誇りを持って取り組む」という社風の中で、力を発揮できる人材であることをアピールする
- 成長意欲と自信を見せる。
- ビーネックスグループの中期経営計画を把握し、それにどのように貢献できるのかをアピールする。
- 競合他社と見比べ、「なぜビーネックスグループ」に対する説得力のある答えを準備しておく。
これらのことに気を付け、面接ではリラックスして自分をしっかりとアピールできるようにしてください。
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慶応義塾大学卒業後、大手ITメディア、出版社ライターを経て、旅行会社に勤務。新規事業企画に携わる。