【面接対策】グローリーの中途採用面接では何を聞かれるのか

1918年創業のグローリーは、金融機関、スーパーマーケット、駅等で使用されている通貨処理機を取り扱う企業です。国産初の硬貨計算機を開発し、現在では100ヵ国以上で利用されるなど世界でも高いシェアを誇ります。

そんなグローリーは、体育会系の雰囲気が強い企業のようで、「飲み会や社内イベントが多い」「社員同士の技術を競う大会がある」などといった声が見受けられます。一方で、「成果主義を謳っているが年功序列の風土が強い」という口コミもありますので、安定した環境を求める人向いている職場といえるでしょう。

また、企業だけではなく大学とともに研究開発を進めることもあり、「自分が参画していたプロジェクトで成果が出ると嬉しく、やりがいも感じる」といった声も見られます。地道に技術を磨きコツコツと努力を重ねていける人材が求められるでしょう。

グローリーは、まじめに真摯に取り組む姿勢とチームワークを大切にし、顧客のニーズに応えるために絶えず新たな製品開発を行い貢献し続けていくことを目指しています。面接ではこういった姿勢にマッチする人材であるか確認されますので、意識するようにしましょう。

グローリーの選考プロセスは、書類選考、適性試験、面接は2回という流れが多くみられました。最終面接では役員クラスが4人面接官を担当することもあるようです。内定までの所要期間は概ね2週間程度です。面接は和やかな雰囲気ではありますが、「表情は穏やかだか、少し圧迫面接と感じた」という面接経験者もいますので、どのような面接官でも落ち着いて受け答えできるよう準備しておきましょう。

グローリーでは法人営業、セールスエンジニア・FAE、Web・オープン系の職種で募集を行っています。またコーポレートサイトでは求職者のキャリアを登録し、適した職種がある場合に個別にオファーを行うキャリア登録も行っています。応募したい職種が見つからない場合や、自分がどの職種に合っているか知りたいといった場合は、キャリア登録制度を活用するのも良いでしょう。

口コミによると面接では一般的な質問のほか、職種にもよりますが海外勤務についての質問が多いようです。語学力も問われますが、経験をとても重視していると推測できます。海外勤務経験者はこれまでに積んだスキルや海外でのエピソードをしっかりまとめておくようにしましょう。そしてその経験を今後どう活かすことができるかアピールすることも大切です。

面接経験者の中には、応募者2人に対して面接官が4人という形式の面接において「一緒に受けた人の志望動機を面接官が聞き、それに対して自分はどう思ったか感想を述べてくださいという質問をされた」といった口コミもあります。集団での面接の場合は自分以外の人の話もきちんと聞くことを心掛けてください。とっさの状況にどう対処するかも見られていると考えられますので、柔軟な対応力をみせられると良いでしょう。

グローリーの面接を受けるにあたっては、同社の「長期ビジョン2028」を理解して自己分析に落とし込むことが大切です。「長期ビジョン2028」の内容は以下となります。

グローリーの社員口コミを見ると、「主な製品は現金を計数する機械のため、電子マネーが推奨されている近年では逆風が吹いている」という声がありました。近年急速に進む決済の多様化に応えるため、新たな技術開発や製品開発のもと、社会や顧客のニーズに素早く応えていくことが求められます。面接の場では、何事にも臆することなく挑戦していくチャレンジ精神、社会の変化を的確に捉え対応する力が備わっていることをエピソードを交えてアピールするようにしましょう。

また、コーポレートサイトの人事部長メッセージの中に、顧客が求めているものは何かをしっかりとつかむコミュニケーション能力を持った人材も欠かせないという記載があります。銀行、スーパーマーケット、駅、レストラン、病院、レジャー施設等々、グローリーの製品は様々な場所で使用されているため多種多様な場面を想像し、どんなことが顧客の手助けとなるか見つけ出すことがポイントとなるでしょう。これまでの経験から、相手の置かれている立場や環境を理解し、少しでも役に立つことは何かということを会話の中から見出し、対応していけることを積極的に伝えると良いでしょう。

新しいことに恐れずチャレンジする姿勢と、周囲の環境を把握し、それを踏まえた上で相手の望みを見出せる人材だとアピールすることが大切です。

面接においては「なぜグローリーか」という質問が必ずといっていいほど出てきます。この質問の意図は、入社後のイメージができているか、定着し活躍をしてくれる人材であるかを判断することです。そして、業界のことを理解できているか、企業研究がしっかりできているかといった側面をみています。

グローリーという企業についてしっかり理解し、入社後に活躍できる人材であるかアピールするために、競合となりやすい他社の研究も忘れずにおこないましょう。グローリーは競合が少ない企業ではありますが、病院関係の製品を扱う企業、銀行関係の製品を扱う企業といったように、製品によって参入している企業が異なりますので、その特徴なども調べておくとよいでしょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。

• 日本金融機械株式会社
• 株式会社明光商会
• ローレルバンクマシン株式会社

「長期ビジョン2028」の考察や他社研究を通じて、グローリーの今後の展望・求める人物像などがイメージできたでしょうか。そしてグローリーのまじめに真摯に取り組む姿勢とチームワークを大切にするといった社風も意識しつつ、自分のどういったところが社風とマッチするか考えておくことも大切です。また新しいことに恐れずチャレンジする姿勢と、周囲の環境を把握し、それを踏まえた上で相手の望むことを見出すことができる人材だと印象づけられるように、様々なエピソードを準備しておくことをおすすめします。

面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように対応するか、イメージをしっかり持って面接対策しておきましょう。

グローリーの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「まじめに真摯に取り組む姿勢とチームワークを大切にし、顧客のニーズに応えるために絶えず新たな製品開発を行い貢献し続ける」という社風を意識し、自身と社風がマッチしていることをアピールする。


• グローリーの「長期ビジョン2028」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。


• 競合他社についても研究し、「なぜグローリーか」に対する答えを明確にしておく。