ブックオフの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
古本書店BOOKOFFを全国に展開するブックオフコーポレーション(以下、ブックオフ)。主に中古書籍やCD、DVD、ゲームを取り扱っています。近年では、中古アパレル、スポーツ用品、ベビー用品、貴金属、雑貨、家電など幅広い商品を扱う大型店舗も進出。オンラインでの販売や、海外展開も行っており、幅広いフィールドで事業を展開しています。
そんなブックオフは、一人で仕事をこなすよりも、売上目標に向けて皆で協力し合いながら仕事を進めていくというチームワークを重視した社風のようです。店舗の雰囲気は「気さくな人が多い」「人間関係は比較的良好」「後輩に対しても褒めて伸ばすスタッフが多数いた」という口コミが複数寄せられています。個人プレーというよりもチーム一丸となって仕事を進めていける人材が求められるでしょう。
一方、業務においては、「ある程度経験を積むと同じ業務の繰り返しということもあり、刺激は少ない」「ルーティンワークを好む人には良いが、それを苦手とする人には向かない」といった声もあります。常に新しいことに挑戦したいというよりは、日々の業務をコツコツと積み重ねることにやりがいを感じられる人が向いている職場といえます。
ブックオフは、「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」という理念のもと、店舗でのチームワークを大切にし、さらに多くの顧客が利用するリユースチェーンとなることを目指しています。面接ではこういった姿勢にマッチする人材かどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
ブックオフは、書類選考、1〜3回の面接で内定となります。面接経験者の口コミには集団面接だったというものもありますので、どのような面接形式でも、自分の力を発揮できるよう準備しておきましょう。内定までの所要期間は、1〜2週間程です。
ブックオフでは、職種、エリアごとに募集を行っています。キャリア採用の募集職種には店舗運営職、ブランド(本部職)、ブランド(店舗職)、アパレル関連職、スポーツ用品関連職、総合買取窓口、IT職、マーケティング職があります。コーポレートサイトの採用ページには、各職種・エリアごとの募集要項の他に、求職者に向けたメッセージなども掲載されていますので、事前にしっかり熟読しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
ブックオフの社員の口コミに「社内ではコミュニケーションを重視されるため、内向的な人には向かない」とあるように、面接でもコミュニケーション能力を確認されるようです。チームワークを重視する社風なので、これまでの経験から積極的かつ協調性があることをエピソードを交えて紹介できると良いでしょう。
また、面接官からは「周囲からどんな性格だと言われるか」という質問をされることがあります。自分の性格を改めて分析した上で、身の回りの人に確認しておくと安心です。そしてチームの中での立ち位置を分析し、どのような場面で活躍できるか具体的に説明できるよう準備をしておきましょう。
その他店舗では残業や力仕事もありますので、「体力について」の質問もされることがあるようです。面接の際には元気な印象を心掛け、普段行っている体力づくりなどがあればアピールすることで好印象が期待できます。
ブックオフの面接攻略法(面接対策)
■ブックオフの「中期経営方針」を理解した上で自己分析をする
ブックオフの面接を受けるにあたっては、同社の「中期経営方針」を理解して自己分析に落とし込むことが大切です。
個店を磨く(個性的な店作りの継続、積極出店の再開)×総戦力で取り組む(「ひとつのBOOKOFF」構想)
一人ひとりの顧客が、消費者でもあり仕入れ先でもあるというのがブックオフのビジネスです。顧客と接する中で多様なニーズを汲み取り、地域の特性を分析して仕入れと陳列をし、顧客の満足度を高めていくことを重視しています。自発的に考え、顧客の満足度をあげたエピソードを紹介できると良いでしょう。また、近年はインターネットの普及により「売る」「買う」ということがとても身近で気軽になったことを踏まえ、新たなサービスに対しても失敗を怖れずにチャレンジし、成長していける人材が求められています。
自発的な行動力とチャレンジ精神で、顧客や時代の流れに合わせた対応ができる人材であると積極的にアピールしていきましょう。
■「なぜブックオフに転職したいのか」の明確化には他社研究も忘れずに
面接においては「なぜブックオフか」という質問が必ずといっていいほど出てきます。この質問の意図は、入社後のイメージができているか、定着し活躍をしてくれる人材であるかを判断することです。そして、業界のことを理解できているか、企業研究がしっかりできているかという側面も併せて判断しています。
ブックオフコーポレーションという企業についてしっかり理解し、入社後に活躍できる人材だとアピールするために、競合となりやすい他社の研究もしっかりおこないましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
- 株式会社ゲオホールディングス
- シュッピン株式会社
- 株式会社ハードオフコーポレーション
ブックオフの採用面接で実際に聞かれた質問内容
「中期経営方針」の考察や他社研究を通じて、ブックオフの今後の展望・求める人物像が見えてきたのではないでしょうか。ブックオフの「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」という理念のもと、店舗でのチームワークを大切にし、さらに多くの顧客が利用するリユースチェーンとなることを目指すという社風も意識しましょう。面接に臨む前に、自分のどういったところが社風とマッチするか分析しておくことが大切です。そして、自発的な行動力とチャレンジ精神で、顧客や時代に合わせた対応ができる人材だと印象づけられるように、様々なエピソードを準備しておくことをおすすめします。
面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように対応するか、しっかりとイメージして面接対策をしておきましょう。
20代前半男性/店長【結果:二次面接を辞退】
20代前半女性/店長【結果:二次面接を辞退】
20代後半男性/代理店営業【結果:入社】
20代前半男性/ショップスタッフ【結果:入社】
ブックオフの採用面接に向けて
ブックオフの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「『多くの人に楽しく豊かな生活を提供する』という理念のもと、店舗でのチームワークを大切にし、さらに多くの顧客が利用するリユースチェーンとなることを目指す」という社風を意識し、自身と社風がマッチしていることをアピールする。
- ブックオフの「中期経営方針」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜブックオフか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。