【面接対策】富士薬品の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】富士薬品の中途採用面接では何を聞かれるのか

ドラッグストア「セイムス」の運営などで知られる富士薬品への転職。中途採用面接では新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


富士薬品の採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

90年近い歴史を誇る富士薬品は、薬局に行けない患者のために薬品を届けるという「配置薬」から始まりました。現在では医療用医薬品の研究開発・製造、ドラッグストア・調剤薬局の運営と、幅広い事業を展開しています。

そんな富士薬品は、「全員で社是の唱和をおこなう」「身だしなみに厳しい」「上司に意見しづらい」などといった声から、やや体育会系の社風のようです。一方で、医療に関する複数の事業を展開する「複合型医薬品企業」として、新たな分野にチャレンジする姿勢も見られます。このように二面性をもちあわせる同社では、従来の慣習はそのままに、時代に合わせた新しい試みにも積極的に対応できる人材が求められるでしょう。

また各家庭の配置薬の点検・精算業務などによって、顧客と直に接する機会も多く、世間話や健康相談などに対応することもあります。他の製薬会社に比べると顧客との距離が近いため、一人ひとりの声を大切にしたい、顧客と長く付き合い信頼を得たいという人に向いている企業といえます。

超高齢化社会となった現代において、同社はより一層顧客の声を反映し、複合型医薬品企業の強みを活かし、より良い医薬品を提供することを目指しています。面接では、こういった姿勢にマッチする人材かどうかを見極められます。

選考は何次まで?

富士薬品の選考は、会社説明会→書類選考→筆記試験→面接(1回)とうプロセスです。面接では、営業所長クラスが面接官を担当するとの口コミがあります。内定までの所要期間はおおむね2週間程度。筆記試験は2種類あり、敬語の使い方・漢字・計算問題等のテストと、性格診断がおこなわれます。

2020年4月現在、富士薬品では、薬剤師、配置薬の営業職、ドラッグストアの販売職、MR、工場の製造・開発・品質管理職で中途採用をおこなっています。コーポレートサイトには各職種の募集要項や社員インタビュー、応募者へのメッセージなどが記載されていますので、事前にしっかり確認しておきましょう。

面接内容の傾向は?

配置薬の始業では、一件一件個人宅を回るため、面接では「営業に抵抗はないか」「既存の顧客だけでなく新規開拓営業もおこなうが大丈夫か」という質問をされた、という口コミが多く寄せられています。営業の経験がある人は、自身が成果をあげたエピソードを交え、能力をアピールしましょう。未経験の人は、どんな立場の人にも問題なく対応できるなど、コミュニケーション能力の高さをアピールするようにしてください。

また、富士薬品の特長でもある「配置薬」についてどう思うか問われることも多いようです。自宅に置き薬があることの利便性や、顧客の家に行き直接アドバイスをする方法などをしっかり理解し、自分の言葉で「配置薬」の魅力を伝えられるようにしましょう。

富士薬品の面接攻略法(面接対策)

富士薬品の企業理念を理解した上で自己分析をする

富士薬品の面接を受けるにあたっては、同社の企業理念を理解し、自己分析に落とし込むことが大切です。

出典:株式会社富士薬品 公式サイトより

富士薬品では、配置薬の営業社員がドラッグストア「セイムス」で扱う商品をデリバリーするサービスもおこなっています。このサービスは、顧客とのやり取りの中で必要に応じておこなわれるため、顧客にいかに信頼されているか、一人ひとりの顧客の特性をよく理解しているかが問われます。面接においては、親身になって相手と関わり、打ち解けることができるとアピールするようにしましょう。

富士薬品はドラッグストア併設の調剤薬局も多く運営しているため、美容や健康に関してなど、顧客からの相談の内容も多岐にわたります。日頃から研鑽し、自分の知識を深める努力しつつ、自主的に取り組める姿勢を見せることが大切です。顧客の要望に丁寧に応えられるよう、常に自分を高めることを意識して仕事に取り組めることを積極的に伝えましょう。

「なぜ富士薬品に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

面接においては、「なぜ富士薬品か」という質問を必ずといっていいほどされます。この質問の意図は、入社後のイメージができているか、同社で活躍できる人材であるかを判断することです。それだけでなく、業界のことを理解しているか、企業研究をしっかりおこなっているかという側面も併せて見ています。

富士薬品という企業についてしっかり理解し、入社後に活躍できる人材だとアピールするためには、競合となりやすい他社の研究もしっかりおこないましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。それぞれの強みや店舗の特長などをしっかり把握しておきましょう。

  • ウエルシアホールディングス株式会社
  • 株式会社ツルハホールディングス
  • 株式会社スギ薬局

富士薬品の採用面接で実際に聞かれた質問内容

「企業理念」の考察や他社研究を通じて、富士薬品の今後の展望や、求める人物像が見えてきたのではないでしょうか。富士薬品の面接を受けるにあたっては、「超高齢化社会となった現代において、より一層顧客の声を反映し、複合型医薬品企業の強みを活かしてより良い医薬品を提供する」という社風を意識しましょう。面接に臨む前に、自分のどの部分が社風とマッチするか、分析しておくことが大切です。そして、顧客の求めることを理解し信頼を得て、日々研鑽をおこない自身を高められる人材だと印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくことをおすすめします。

面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように対応するか、しっかりとイメージして面接対策をしておきましょう。

[30代前半・男性/ルートセールス] 【結果:内定を辞退】

質問

営業に抵抗はないか

回答

私自身人と接する仕事が好きであり、基本的に話好きということを…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/ルートセールス] 【結果:入社】

質問

配置業という仕事をどう思うか

回答

高齢化により、自宅に置き薬があったら便利だと思いますし、何度も…(口コミの続きとアドバイスを見る

[40代前半・男性/MR] 【結果:一次面接で不採用】

質問

一番心に残る成功例を教えてください

回答

新薬の採用に関して苦労したこと、工夫したことを中心にエピソード…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/店長] 【結果:内定を辞退】

質問

自分を色にたとえると?

回答

おそらく発想力や回転の速さを見ていたと思う。自分はあらかじめ…(口コミの続きとアドバイスを見る

富士薬品の採用面接に向けて

富士薬品の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたのは、以下の3つです。

  • 「超高齢化社会となった現代において、より一層顧客の声を反映し、複合型医薬品企業の強みを活かしてより良い医薬品を提供する」という社風を意識し、自身と社風がマッチしていることをアピールする。

  • 富士薬品の「企業理念」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜ富士薬品か」に対する答えを明確にしておく。

面接当日は自分の力を発揮し、面接官に好印象を与えられるよう、これらについてしっかり準備しておきましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。