ノバレーゼの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
口コミによると、社風は互いにニックネームで呼び合うほど仲が良く、上下関係が存在していて厳しく怒られることもあるが裏で悪口を言うような社員がいないため、風通しがよいようです。仕事にも就業時間外のイベントにも全力投球、体育会系で元気な人が多い様子。夜遅くまで開催される飲み会が多く、そのような場でもエンターテイナーとしての心構えを求められるため、プレッシャーを感じている社員も見受けられます。
報酬については、退職金や賞与がない点やインセンティブが非常に少ないことから満足していない社員が見受けられます。就業時間内はお客様の対応に時間を費やして事務作業等は時間外に対応するため、残業時間は多いとのこと。残業代は基本給与に法定最高時間分の金額が含まれており、法定時間外分の残業についてはサービス残業とみなして働いています。有給取得は会社全体で取得率100%を目標としていることもあり、非常に取得しやすく、さらには会社独自の有給「記念日休暇」なども付与されているためプライベートを充実させることができます。
女性社員の働きやすさについては、女性社員の割合が高いため産前産後に関わる制度整備や取得しやすさは充実しています。産後復職する社員は多くいますが、ウエディングプランナーやドレスコーディネーターの職種は時間に制約のあるママ社員にとっては仕事と家庭の両立が困難であるようです。
何事にも全力投球の元気で熱心な人材が多い環境でチーム一丸となり、社会全体に感動と元気をもたらしていく。同社の採用面接時には、こうした社風にフィットする人材かどうかを見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
同社の選考プロセスは、コーポレートサイトの採用ページからエントリーシートを提出後、この書類選考通過者に対して2回の面接がおこなわれます。口コミによると、面接官は一次面接が希望部門の上長および人事部門の社員、2次面接は役員または社長が担当することが多いようです。なお、エントリーシート提出後、書類選考通過の連絡が届くまでに1ヶ月、2回の面接後から採用内定通知が届くまでに1ヶ月のトータル約2ヶ月の期間を要するようです。条件交渉は最終面接通過後となるため、面接では人柄やスキルなどの自己PRに専念するとよいでしょう。
募集職種は、婚礼プロデュース部門、婚礼衣裳部門、レストラン部門の3部門に分かれており、その時々で募集部門が異なることから定期的にコーポレートサイトの採用ページを確認することをお勧めします。
■面接内容の傾向は?
面接内容は、「なぜ転職するのか」「これまでの経歴や経験について」「入社後のキャリアプランはどのように考えているか?」などの一般的な質問がよく問われています。これらの質問から、「これまでの業務経験が同社でどのように発揮できるか」や「業界に対する知見のレベル」「同社や仕事に対する熱意」などを見極めています。面接時は、これまでの業務成果およびそのために自身がどのように努めたか、同社に入社した場合どのように社会を元気にしていきたいか、できるかを具体例とともに説明することで即戦力のある人材としてアピールすることができるでしょう。
その他「自身はどのような性格か?」などの質問から、「客観的に自身の性格を理解することができているか」「世の中に元気や幸せ、感動をもたらすことができる人材か」を評価しています。このことから、自己分析に加えて家族や友人にも分析を依頼して突合しておくことでより説得力のある説明ができるでしょう。さらには同社の経営方針から、「自己改革ができる」「新しい価値を創造できる」人材を求めていることが分かります。面接時にはこのキーワードを意識して、面接に臨むことで同社に相応しい人材として評価されるでしょう。
ノバレーゼの面接攻略法(面接対策)
■ノバレーゼの中長期経営戦略を理解した上で自己分析をする
同社の面接を受ける上では、中長期経営戦略を理解しておくことが不可欠です。
同戦略における重要施策として「出店戦略」「人事戦略」の2点を掲げており、付加価値サービスおよび顧客サービスの向上を企図しています。これらは異業界からブライダル業界への新規参入増加や低価格を謳う市場の拡大など競争激化の現況を踏まえると、同社にとって必要不可欠な施策といえます。同業他社がどのような取り組みをおこなっていて同社の強み弱みは何かなどをしっかり分析しておくことで、同社に入社して企業の成長に貢献したいという熱意が伝わるでしょう。
同社は少子高齢化、未婚率の上昇などによるブライダル市場縮小の傾向や顧客ニーズの多様化を踏まえて、以下6点を課題として捉えています。面接時には、この6点の課題に対する自身の考えや改善策をこれまでの業務経験や自身の知見を交えて具体例を提示できるよう準備しておきましょう。同社への強いアピールになるといえるでしょう。
■「なぜノバレーゼに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
ノバレーゼの面接でよく聞かれる質問のひとつとして「なぜノバレーゼか」という問いが挙げられます。面接官はこの質問から「どのくらい当社のことを理解しているか」「この人は当社でどのようなことを実現したいのか」「それは当社で実行可能であるか」「この人の経歴や取り組みが当社でどう活かされるか」といったポイントを確認しています。
同社は、「Rock your life 世の中に元気を与え続ける会社でありたい」を経営理念として掲げていることから、「ブライダル事業やレストラン事業を通じて社会や未来にどのように元気をもたらしたいのか」を自身の知見やスキルなどのアピールを交えながらプランや希望を説明できるようあらかじめ準備しておくとよいでしょう。
業界理解や職種理解の枠を超えて、ノバレーゼという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
- ワタベウェディング株式会社
- 株式会社エスクリ
- 株式会社Plan・Do・See
ノバレーゼの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ノバレーゼが目指している方向性や求める人材像について、企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。面接の場では「何事にも全力投球の元気で熱心な人材が多い環境でチーム一丸となり、社会全体に感動と元気をもたらしていく」という社風を意識して、「何事にも熱意を持ち、新しい価値を創造し続け、自ら変革する人材」であると印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・女性/フロアスタッフ] 【結果:入社】
[20代後半・女性/その他] 【結果:入社】
[30代前半・男性/社内SE] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/人事] 【結果:内定を辞退】
ノバレーゼの採用面接に向けて
ノバレーゼの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策としてしっかり準備しておきたいのは、以下3点です。
- 「何事にも全力投球の元気で熱心な人材が多い環境でチーム一丸となり、社会全体に感動と元気をもたらしていく」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- ノバレーゼの中長期経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜノバレーゼか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
筑波大学卒業後、大手食品メーカーに入社。人事部、広報宣伝部に配属。ダイバーシティ推進、制度の改革や研修企画などに従事。英国在住。