JINSの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
2001年にメガネ業界に参入したJINSは、当時高額で販売されていたメガネを、5000円という低価格で販売しました。これにより、視力に関係なくメガネを身近に、そしてオシャレの一環として気軽に購入できるという、これまで業界になかった新しいスタイルを築き上げました。現在では国内でのメガネ販売本数1位を誇り、海外にも出店しています。
そんなJINSは、「スタッフの意識が高い」「どんな店舗にしたいか、問題点の改善や顧客満足度をいかに向上させるかを一人ひとりが考えている」「定期的に勉強会などがあり、スキルアップに繋がる」などといった口コミから、向上心や顧客志向の高い社員が多いことがうかがえます。オーナー企業ではありますが、独裁的な雰囲気はなく、チャレンジを認めてくれる風土です。
一方で「仕事に対するスピード感が要求される」といった声からは、常に変化を受け入れ、迅速に行動できる人材が求められることもわかります。
JINSは、社員一人ひとりが高い意識を持ち、新しい観点で顧客に寄り添った商品を製造・販売していくことを目指しています。面接では、この姿勢にマッチする人材かどうか見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
JINSの中途採用でに「本部」の採用と「店舗スタッフ」の採用があり、それぞれ選考プロセスが異なります。本部中途採用では、書類選考に筆記試験と面接(3回ほど)がおこなわれ、一次面接では現場社員と人事部、二次面接では役員クラス、三次面接では社長が面接官を担当するようです。なお、部署や業務内容によっては三次面接がない場合もあります。
店舗スタッフ採用では、書類選考、面接(1〜2回)がおこなわれます。面接は店舗スタッフ、店長、エリア長などが担当するようです。店舗スタッフは店舗ごとに募集をおこなっていますので、最寄りの店舗について確認してみてください。
本部採用、店舗スタッフ採用それぞれの募集部署や店舗、募集要項がコーポレートサイトの採用ページに記載されていますので、確認しておきましょう。トップメッセージや社員インタビューなども掲載されていますので、熟読しておくことをおすすめします。面接経験者の口コミには「1時間以上じっくり面接がおこなわれた」という声もあります。気張らずリラックスして受け答えするように心がけましょう。
■面接内容の傾向は?
JINSの面接では一般的な質問が多く、特に「あなたはどんな人か?」といった質問が目立ちます。過去には「周囲から見たあなたの印象」「自分を色を表すとしたら何色か」「自分を言葉で表現すると」といった質問が出されていますので、きちんと自己分析し、分かりやすく伝えられるようまとめておくことが重要です。
また店舗スタッフにおいては、接客に関する質問も多くされます。これまでに接客業の経験があれば、接客をおこなう中で自身が心がけていることや成功例などについて、エピソードを交え伝えられるようにしましょう。
面接経験者の口コミには、「面接当日はメガネをかけていた方がよい」という声もあります。メガネを持っている人は、面接当日にかけて行くとよいでしょう。そしてそのメガネの長所・短所も答えられるようにしておくと望ましいです。また、ジンズはアパレル要素も強い企業のため、身だしなみにも十分に配慮し臨むようにしてください。
JINSの面接攻略法(面接対策)
■JINSのVISIONを理解した上で自己分析をする
同社の面接を受けるにあたっては、そのVISIONを理解し、自己分析に落とし込むことが大切です。
Attitude 姿勢
3つのAttitudeー姿勢ーには、われわれの持つ、強みや想いが込められています。
これらを体現することで、世の中に「あたらしい、あたりまえ」を創り
すべての人の人生を豊かにする「Magnify Life」を実現していきます。
●Progressive 革新的な
●Inspiring インスパイアする
●Honest 誠実な
メガネを気軽に、そしてオシャレの一環として、視力が悪くない人もターゲットとする新しい視点で開発・販売をおこなってきたジンズ。低価格で販売することによって、従来のメガネのイメージを一変させたといえるでしょう。
そして「あたらしいあたりまえを」というVISIONからも、革新的な考えをもち、社会の流れを敏感にくみとり柔軟に対応できる人材が求められることがわかります。面接では、エピソードを踏まえて自身の発想力や広い視野をアピールできるとよいでしょう。
また、VISIONには「われわれがつくりだすイノベーティブな製品やサービスが、人々に良い刺激と高揚感を与えられるような活動を行おう」という記載もあります。これまでに自身の建設的な意見や振る舞い、顧客への対応によって成功に導くことができた経験などがあれば、アピールポイントとなりますので意識しておきましょう。
■「なぜJINSに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接においては「なぜJINSなのか」という質問が必ずといっていいほど出てきます。この質問の意図は、入社後のイメージができているか、定着し活躍してくれる人材かを判断することです。そして、業界のことを理解しているか、企業研究がしっかりできているかという側面も併せて判断しています。
JINSという企業についてしっかり理解し、入社後に活躍できる人材だとアピールするためには、競合となりやすい他社の研究もしっかりおこないましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
- 株式会社メガネトップ
- 株式会社ゾフ
- 株式会社オンデーズ
JINSの採用面接で実際に聞かれた質問内容
「VISION」の考察や他社研究を通じて、JINSの今後の展望や、求める人物像が見えてきたのではないでしょうか。同社の面接を受けるにあたっては、「社員一人ひとりが高い意識を持ち、新しい観点で顧客に寄り添った商品を製造・販売していくことを目指す」という社風を意識しましょう。面接に臨む前に、自身のどの部分が社風とマッチするかを分析しておくことが大切です。革新的な考えを持ち、周囲を惹き付ける行動力がある人材だと印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくことをおすすめします。
面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように対応するか、しっかりとイメージして面接対策をしてみてください。
[30代前半・男性/貿易事務・国際業務] 【結果:二次面接で不採用】
[20代後半・女性/商品管理] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・女性/ショップスタッフ] 【結果:入社】
[20代後半・女性/ショップスタッフ] 【結果:入社】
JINSの採用面接に向けて
JINSの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「社員一人ひとりが高い意識を持ち、新しい観点で顧客に寄り添った商品を製造・販売していくことを目指す」という社風を意識し、自身と社風がマッチしていることをアピールする。
- JINSの「VISION」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜJINSか」に対する答えを明確にしておく。
これらを意識したうえで、面接当日は自分の力を発揮し面接官に好印象を与えられるよう、しっかり準備しておきましょう。
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大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。