2021年06月21日
ポストイットやスコッチブライトなど多様な主力商品を扱うスリーエムジャパンへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。
2014年に住友資本が抜け完全外資となった同社。ブランド力がある製品を数多く提供しており、実際に働いている方からも将来性や年収面で高く評価されています。
同社では「日本の業績よりも米国の動向で経営方針が変わる」など、外資系ならではのグローバルな動きについていくことが求められます。「社内用語の規定はないが英語は必須」という口コミや、「英語力があると昇進が早まる」という傾向も見受けられます。また、「管理職クラスでは転職者が多く活躍している」など、他社でキャリアを積んできた方にとっても実力を発揮するチャンスの多い環境にあるといえます。
事務商品やキッチン用品、自動車部品など手掛ける商品は多様で「部署によって雰囲気も全く違う」という同社。共通しているのは、「チャレンジが認められる文化」です。「若いうちから自分のアイディアで仕事を進められる面白さがある」など実力主義の社風が根付いており、仕事の進め方も個人に任されています。そのため、「残業しない働き方が評価される」「外資なので有休をとらせない雰囲気の上司などは会社から咎められる」など自己裁量でワークライフバランスを取りやすく、メリハリのある働き方が良しとされています。
採用面接では、こうした社風に合った人材であることをアピールするよう心がけましょう。
スリーエムジャパンのコーポレートサイトより
スリーエムジャパンの中途採用面接は二次までおこなわれるのが一般的ですが、「三次面接で内定が出た」というケースもあります。余裕を持ってスケジュールを管理しておきましょう。
実際に面接を受けた方の口コミを見ると、「一次面接は所属部門の上司と人事担当者、二次面接は所属部門と隣接部門の管理職、三次面接は役員が担当」「一次は直属の上司、二次は所属する部門のトップと人事トップとの面接」など、現場レベルで能力を確認した後、管理者クラスとの面接で同社に合った人材かどうか見極められています。また、応募職種によっては役員クラスの面接がおこなわれる場合があります。
中途採用の情報は随時公開されており、応募は主に同社のコーポレートサイトからおこなえます。コーポレートサイトのみで公開している求人も多数ありますので、応募の際は同社のサイトをこまめに確認することをおすすめします。
実際に同社の中途採用面接を受けた方の口コミを見ると、「小さな会議室でミーティングのような雰囲気」「対話形式の面接だった」などリラックスした雰囲気だったという回答が目立ちます。
質問内容は「自分の職務経歴を説明しながら面接官の質問に答えた」という声が見受けられ、特に一次面接では、エントリー時に提出した書類の内容からの質問がメインになります。「納得するまで細かく質問された」という口コミもあるように、職務経歴書などの書類に書いた内容以上に深掘りされるため、提出書類を書く際は深掘りにも耐えられるよう、きちんと推敲してから提出しましょう。
「一次面接では業務に必要な能力が備わっているか、二次面接では人物評価が中心だったと思う」と、二次面接では職務経歴以上に人間性を見極められる傾向にあります。そのため、二次面接では「サイエンスカンパニー」を自負し、「3Мのサイエンスで、社会と暮らしを、もっと豊かに」を掲げる同社が求める人物像に、合致する人材であると印象付けることが重要です。「アイディアを形にできる力」「アイディアを共有し新たなアイディアを創出する力」など、同社が大切にする価値観を念頭に置き、これを体現するようなエピソードを準備しておきましょう。
同社は「3Mのビジョン」をグループ各社と共有しています。
スリーエムジャパンのコーポレートサイトより
「3Mのテクノロジーはお客様のビジネスをさらに前へ進め、3Mの製品は毎日の暮らしをより快適にし、そして3Mのもたらすイノベーションは明日をもっと豊かにします。」このビジョンのもと、研究と製品開発に邁進する3Mグループ。スリーエムジャパンはアジア初の現地法人として創業し、粘着テープや反射材、接着剤、研磨材などの輸入販売を手掛けてきました。また、相模原事業所を拠点とした研究開発活動、グループ会社の山形事業所を中心とした製造をおこない、海外への製品提供もしています。
アメリカ本社の方針にのっとって、アジア市場を牽引する役割を担う同社では「グローバルな視点」が必須です。テクノロジーを商品という形にするために「アイディアの発信に留まらず次のアイディアへと繋げる力」「チーム内、また部署を超えて発揮される協調性」を持った人材が求められています。採用面接では、こうした人物像に合致する人材であることをアピールできると良いでしょう。
同社の中途採用面接で必ず聞かれる質問の一つに「なぜスリーエムジャパンか」があります。面接官はこの質問から、志望動機のほかに「会社に対する理解度」を見極めています。この質問に明確に答えるためには、競合しやすい企業の研究が必須です。
国内化学メーカーの筆頭である三菱ケミカルホールディングスは、光学フィルムや炭素素材、医薬品分野などに幅広く展開しており、これに次ぐ住友化学は製薬部門を主要セクションのひとつとしています。どちらも財閥系企業であり、スリーエムジャパンとの社風の違いなどにも注目して研究すると良いでしょう。
このほか、以下に挙げた競合他社を参考に、他社研究競も忘れずにおこないましょう。その上で他社との相違点や強みを理解し、「なぜ同社を志望するのか」を面接の場でしっかりと伝えましょう。
●株式会社三菱ケミカルホールディング
●住友化学株式会社
●日東電工株式会社
●旭化成株式会社
同社の中途採用面接を受けるにあって、まず理解しておきたいのが同社の「積極的にチャレンジする姿勢を重んじる実力主義の社風」です。これを自己分析に落とし込み、スリーエムジャパンの社風に合う人物であると印象付けられる自己㏚を考えましょう。
また、「3Mのビジョン」に合った「アイディアの発信に留まらず次のアイディアへと繋げる力」「チーム内、また部署を超えて発揮される協調性」を持つグローバルな人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
次に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
スリーエムジャパンの中途採用面接でポイントとなる事柄について見てきました。最後にもう一度、次に挙げる3つの点を確認しておきましょう。
●同社の「積極的にチャレンジする姿勢を重んじる実力主義の社風」を理解した上で自己分析に落とし込む。
●「3Mのビジョン」に合った「アイディアの発信に留まらず次のアイディアへと繋げる力」「チーム内、また部署を超えて発揮される協調性」を持つグローバルな人材であることを印象付けられるよう自己PRする。
●「なぜスリーエムジャパンか」に明確に答えるために他社研究をおこなう。
これらについて当日までにしっかりと準備をした上で、採用面接では「前向き挑戦する姿勢」をアピールできるよう心がけましょう。
スリーエムジャパンをはじめ、外資系または高年収確定のハイクラス求人の転職をより確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします(登録フォームに飛びます)。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
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