【面接対策】ニッセイ情報テクノロジーの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】ニッセイ情報テクノロジーの中途採用面接では何を聞かれるのか

日本生命傘下であり、保険・金融に関するシステムサービスを提供するSIerであるニッセイ情報テクノロジーへの転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


ニッセイ情報テクノロジーの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1999年、日本生命のIT戦略子会社として創業された同社。創業以来、「保険・共済」「年金」「ヘルスケア」領域におけるシステムサービスを提供しています。

日本生命の子会社であるため、仕事のやりがいに関する口コミを見ると、「日本一の生命保険のシステム構築に携われる」「大規模なシステム開発に携わることができる」という声が多く見られます。また、仕事の規模だけではなく、「ほとんどすべての開発をプライムとして受注できる」ことも大きな魅力の一つ。「若いうちから顧客調整をはじめとした上流工程に携われる」ことはもちろん、「数年でチームリーダーを任され、5~8年もすれば数十人のプロジェクトを任される」「プロジェクトマネージャーを目指したい方にとっては打ってつけの環境」と、自分自身を成長させるという意味でも良い環境であるようです。

大規模プロジェクトに携わり、かつプロジェクトを管理する立場に立つため、「チームワークや相互尊重の文化が強い」「コミュニケーション能力が重視される」というのも同社の特徴の一つです。「親会社や協力会社の方と一緒にプロジェクトに当たることが多い」「顧客と開発委託会社との間に立ってプロジェクトを動かす」という仕事の進め方を求められるからこそでしょう。

早期からプロジェクト管理能力を身につけるため、一人ひとりがコミュニケーションとチームワークを重視するとともに、高い成長意欲を持つ。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

ニッセイ情報テクノロジーのキャリア採用は、「開発部門」「営業・コンサル部門」「管理部門」の大きく3つの部門に分けて募集されます。

選考フローは3部門共通であり、WEBエントリー後、書類選考、WEB適性検査、面接(1~3回)という流れです。面接の回数については、それまでの経歴や応募する部門・ポジションによって異なるようです。面接に関する口コミを見ると、面接3回の場合、「一次面接は現場担当者レベル、二次面接はPMレベル、最終面接は事業部長・役員レベル」とのことです。

面接内容の傾向は?

ニッセイ情報テクノロジーの面接には、「早期からプロジェクト管理能力を身につけるため、一人ひとりがコミュニケーションとチームワークを重視するとともに、高い成長意欲を持つ」という社風が大いに反映されています。

まず特徴的なのは、面接の時間配分です。面接回数は最大で3回ですが、いずれの面接も「1対1」で「所要時間は約1時間」です。さらに、前半は通常の質問形式ですが、後半は「逆質問」の時間。「ある程度質問を考えておかないと時間が余ってしまう」のはもちろんですが、ここで重視されているのは、コミュニケーション能力です。「一方的に話すのではなく、対話を意識するとよい」「どれだけ企業に興味があるか、また面接官の返答に対してどれくらい食らいつくかを見ている」との声が多く見られます。

前半の質問内容については、志望動機やこれまでのキャリアやスキルなど、オーソドックスなものがほとんどです。これらについても、上記と同様、対話を大切にすることと、「自分の言葉で語れるようにしておくこと」が重要ですので、しっかりと準備しておきましょう。

ニッセイ情報テクノロジーの面接攻略法(面接対策)

ニッセイ情報テクノロジーの企業理念を理解した上で自己分析をする

ニッセイ情報テクノロジーの面接を受けるにあたり、同社の企業理念を理解し、それに沿う自己分析を行うことが重要です。企業理念に沿った自己分析とそれに基づいた自己PRができれば、面接官に対して大きなアピールとなります。

<企業理念>
私たちニッセイ情報テクノロジーは「貢献」「創造」「尊重」を基本理念としています。

●社会やお客様への貢献
専門領域の高い知見で良質なITトータルサービスを提供し、
社会やお客様に貢献します
●新たな価値の創造
新しい発想や技術を追い求め、新たな価値を創造し続けます
●人の成長と尊重
社員の成長を大切にし、お客様や共に働くすべての人を尊重します

上記の通り、同社で大切にされているのは、「貢献」「創造」「尊重」の3つのキーワードです。これらを、過去の職務経験においても、仕事に取り組む姿勢として大切にしてきたことを、具体的なエピソードを持って伝えましょう。例えば、過去担当したプロジェクトにおいて、自社利益のみならず、社会「貢献」にも価値を置いて目標を設定してきたこと、そしてその目標を達成するためには、恐れることなく新しいことに挑戦し「創造」してきたこと、困難な場面に直面した際には、周囲のメンバーを「尊重」しチームワークを発揮して乗り越えてきたことなどについて、具体的に紹介するとよいでしょう。

「なぜニッセイ情報テクノロジーに転職したいのか」の明確化には他社研究を

ニッセイ情報テクノロジーの面接では、「なぜ同社を志望したのか」という質問を必ずと言っていいほど投げかけられます。面接官は、この質問を通し、応募者が「同社で何をやりたいと思っているのか」「それを実現するためにどんなスキルを持っているのか」を確認するとともに、「数あるSIerの中で、なぜ同社を選んだのか」についても確認しようとしています。この質問に対して明確に回答するためには、業界および競合他社についての研究が不可欠です。企業理念や事業内容などについて研究する中で、同社ならではの強みを把握し、それを志望動機として落とし込むとよいでしょう。以下に競合他社をご紹介しますので、ご参考にしてください。

  • 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
  • 株式会社野村総合研究所
  • 株式会社電通国際情報サービス
  • 日本ユニシス株式会社
  • TIS株式会社

ニッセイ情報テクノロジーの採用面接で実際に聞かれた質問内容

ここまで、ニッセイ情報テクノロジーの社風や面接内容、企業理念などについてご紹介してきました。同社が求める人物像について、イメージが掴めてきたのではないでしょうか。

面接の場では、「早期からプロジェクト管理能力を身につけるため、一人ひとりがコミュニケーションとチームワークを重視するとともに、高い成長意欲を持つ」という社風を意識して、「社会貢献に対する意識を高く持ちながら、新たな挑戦と創造力、チームワークを発揮して、目標を達成することができる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

ニッセイ情報テクノロジー株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[20代前半・男性/社内SE] 【結果:最終面接で不採用】

質問

質問自体は非常にオーソドックスなものだった。

回答

こちらから質問する時間が長く、面接というよりは雑談のような雰囲気…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/プロジェクトマネージャー] 【結果:内定を辞退】

質問

志望動機、自己PRなど、普通の質問ばかりでした。

回答

面接時間は1時間ほどで、現場社員との面接でした…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/システムエンジニア] 【結果:入社】

質問

志望理由は?

回答

役員面接ではやりたいことがはっきり言えないと落ちる…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/システムエンジニア] 【結果:最終を辞退】

質問

衰退する保険業界でどのように利益を伸ばすか?

回答

SIへの興味と保険というフィールドを上手く関連づけて話せば…(口コミの続きとアドバイスを見る

ニッセイ情報テクノロジーの採用面接に向けて

ニッセイ情報テクノロジーの面接を受けるにあたって、押さえていただきたことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下3つのポイントです。

  • 「早期からプロジェクト管理能力を身につけるため、一人ひとりがコミュニケーションとチームワークを重視するとともに、高い成長意欲を持つ」という社風を意識して、「社会貢献に対する意識を高く持ちながら、新たな挑戦と創造力、チームワークを発揮して、目標を達成することができる人材」であることを、具体的なエピソードを持ってアピールする。

  • ニッセイ情報テクノロジーの企業理念に沿った自己分析を行い、有効な自己PRにつなげる。

  • 業界および他社研究を通し、ニッセイ情報テクノロジーならではの強みを把握することで、志望動機に具体性を持たせる。

これらを参考に準備を進め、面接当日は、面接官との対話をする場であることを忘れず、コミュニケーション能力を発揮し、自分の言葉で想いを伝えるようにしましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。

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