ヒューマントラストの採用面接前に知っておきたいこと
ヒューマントラストは、これまでの人材派遣・紹介、BPO(業務受託)、SPO(セールス・プロモーション支援)を中核としつつ、近年は警備事業やリゾート施設運営(プライベートヴィラ「i love 385」)など、自社サービス色の強い事業にも踏み出しています。
企業向けにはバックオフィス業務の一括受託や、試験願書受付など大量処理型業務のBPOで、業務設計〜運用までをパッケージで提供し、「人材+業務プロセス設計+運営」を組み合わせたソリューション型ビジネスへのシフトが進行中です。 これにより、単純な派遣依存から、複数の収益源を持つポートフォリオ構造に近づきつつある点が、近年の大きな変化と言えます。
また同社は、無人レジ・自動精算機など「無人化ビジネス」をテーマにしたコラムやガイドを通じて、店舗・施設運営の省人化ニーズに対応する姿勢を明確に打ち出しています。
人材を出すだけでなく、バックオフィスBPOで「デジタルツールの活用によるDX化支援」を掲げ、業務プロセスの効率化や間接業務の集約化を提案するなど、オペレーションの設計・改善まで踏み込むスタイルが特徴です。 こうした動きは、同じヒューマングループ内でDX・RPA・AIソリューションを展開する企業との連携も視野に、労働力不足と自動化の波をビジネスチャンスとして捉える方向性の一環と考えられます。
働き方・ブランド面では、優良派遣事業者認定の取得や、女性活躍推進の「えるぼし認定(三つ星)」取得など、コンプライアンスとダイバーシティに配慮した人材サービス企業としての評価を高めています。 採用広報では「労働力不足の課題解決に挑む」「働きやすさ」を前面に出し、人材を惹きつけるブランディングを強化している点が近年の特徴です。
■社風への理解
1995年創業、人材派遣、アウトソーシング、人材紹介の3つのサービスを通じて「人材ソリューションサービス」を提供する同社。「典型的なオーナー企業」「トップダウン色が強い」という口コミが多く見られ、仕事の進め方としても、「いわゆる鶴の一声」であったり、「いかに経営層の考えに共感するか」が基本的な姿勢としては大切にされるようです。しかしその一方で、「役職関係なく仕事ができるので風通しは良い」「年功序列型ではないので、比較的誰にでも出世のチャンスはある」など、フラットで風通しの良い風土の中で、実力主義が重んじられる文化でもあるようです。
また、「ベンチャーマインドを持ち続けている」文化であることも、同社で働く魅力の一つ。「やりたいことを実現することができる」「若手の裁量権も比較的大きい」といった声が多く寄せられます。トップダウンであり、トップの意向と目標達成は必須ではあるものの、それに至るまでの実行段階においては、自ら考え、動くことができることは、大きなやりがいにつながっているようです。
トップダウンとフラットな組織が共存する風土の中で、自ら考え、動くことで、主体的に目標を達成することが求められる。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
■選考は何次まで?
ヒューマントラストの新卒採用では、全国転勤の有無によって「総合職(転勤可能性あり)」と「地域限定職(転居を伴う転勤なし)」の2つの働き方を選択できます。現在の募集職種は、人材派遣の営業を担う「人材コーディネーター職(総合職/地域限定職)」と、事務系業務を担う「オフィスワーク職(地域限定職)」が中心です。入社後は、企業向け営業としての人材コーディネーター業務を起点に、適性や希望に応じて、ジョブカウンセラー(スタッフへの仕事紹介担当)や管理部門など、キャリアチェンジしていく可能性もあります。
キャリア採用では、営業系の「人材コーディネーター」、事務センターの運営管理を行う「事務センター運営管理リーダー・マネージャー」、バックオフィス事務職など、複数のポジションが募集されています。 募集職種や勤務地は時期によって変動するため、自身のキャリア・ニーズに合致する職種があるかどうかは、公式採用ページや転職サイト等で最新情報を確認することが重要です。
キャリア採用の選考のプロセスとしては、WEBエントリー後、面接が2~3回行われます。面接が3回だったケースの場合、「1次面接は人事担当者、2次面接が配属部門の管理職、最終面接は役員」だったそうで、すべての面接が個人面接です。面接が2回だったケースでは、「1次面接が人事担当者、最終面接は代表取締役と役員」による面接で、さらに「最終面接は圧迫気味だった」という口コミも見られます。
■面接内容の傾向は?
ヒューマントラストの面接内容には、「トップダウンとフラットな組織が共存する風土の中で、自ら考え、動くことで、主体的に目標を達成することが求められる」という社風が大いに反映されています。面接での質問内容を見てみると、「あなたにとって働くとは何ですか?」「ヒューマントラストで何を大事に仕事をしていきますか?」といった質問が多く見られ、仕事に対する価値観や姿勢について確認していることが分かります。目標に対する意識は明確か、達成するために自主的に行動することができるかどうか、が重要なポイントだと言えます。
また、面接の雰囲気としては、「終始和やかだった」という口コミも多く、「とても話しやすく、好印象だった」という感想を持つ方も。こうした面接の中で、人材業界では必要不可欠であるコミュニケーション能力を確認されていることを念頭に置き、面接官の質問の意図を正確に読み取り、的確に回答するように心がけましょう。
ヒューマントラストの面接攻略法(面接対策)
■ヒューマントラストのコーポレートメッセージを理解した上で自己分析をする
ヒューマントラストのコーポレートサイトには、企業理念や経営方針などが「コーポレートメッセージ」として掲載されています。これらをしっかりと理解し、共感することを面接でアピールすることは、有効な自己PRにつながります。
●「信頼」を生み、「信頼」に応える総合人材サービス。
私たちの基本的な考えは 『信は万物の基を成す』です。
時代の変化とともに、柔軟に変化する企業形態にあわせ、成長を生み出す
しなやかな組織づくりと人材活用を提案する。
「信頼」で結ばれた、「人」の力を最大限に活用する。
それが、ヒューマントラストグループが考えるこれからの「総合人材サービス」です。
めざすのは、ワンストップでのベストソリューション。
ヒューマントラストは、人材に関するニーズに、事業分野ごとの培ってきた
きめ細やかなサービスでトータルにお応えします。
●ヒューマントラストのメリットをより実感していただけるのはその総合力。
貴社の業務のありかたを変えることなく人員配置が可能な人材派遣の提案から、業務プロセスの効率化を実現するビジネスプロセスアウトソーシング、企業の経営課題や事業戦略に基づいた人材のマッチングや人事コンサルティングに至るまで、人材に関するあらゆるニーズにお応えします。
●ヒューマントラストのコアコンピタンスは「人」。
「貴社で就業するスタッフ」と「窓口として問題解決を図る当社担当営業」。
この二者が一体となり提供する質の高いサービスこそ、貴社の満足を最大限に引き出すものであると考えます。
ヒューマントラストにはさまざまな分野の専門技能を備えた登録者を数多く有し、個々に応じた更なるスキルアップを推進しております。
また、担当営業においても、人事コンサルティングの経験や知識を共有化。
常に貴社ご担当者様とコミュニケーションをとり、最適なソリューションをご提案します。
上記において重要なキーワードは、「信頼」「人」そして「総合力」です。仕事をする上で、これらを重要な要素としてきたことを、具体的なエピソードをもとにアピールすることが有効です。例えば、これまで担当したプロジェクトにおいて、「人」が最大限力を発揮できるように心がけてきたことや、チーム全員と信頼関係を築いてきたこと(マネジメント能力)、そしてチームワークを発揮して、新しいサービスを生み出してきたことなどについて紹介するとよいでしょう。その新しいサービスについても、それが顧客に対してどのような問題解決につながり、企業の価値向上につながったのかについても、具体的に伝えることで、コンサルティング能力をアピールすることにもつながります。
■「なぜヒューマントラストに転職したいのか」の明確化には他社研究を
ヒューマントラストの面接では、「なぜヒューマントラストなのか」という質問を必ずと言っていいほど投げかけられます。面接官はこの質問を通して、「この人は同社で何を実現したいのか」「どんなキャリア・スキルを持っているのか」を確認するとともに、数ある同業他社の中で、「本当に同社のことを理解したうえで選んでいるのか」という観点でも確認しようとしています。
この質問に明確に回答するためには、同社のみならず、同業他社の研究が不可欠です。以下に挙げるような人材サービス企業を参考に、同業他社についても社風や事業内容などについて研究を深め、ヒューマントラストならではの独自性や強みについて把握しておきましょう。
- リクルートホールディングス
- パーソルホールディングス
- パソナグループ
- アデコ
- ウィルグループ
ヒューマントラストの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ここまで、ヒューマントラストの社風や面接内容、企業理念などについてご紹介してきました。同社が求める人物像について、イメージが掴めてきたのではないでしょうか。
面接を受ける際には、「トップダウンとフラットな組織が共存する風土の中で、自ら考え、動くことで、主体的に目標を達成することが求められる」社風を意識して、「マネジメント能力とコンサルティング力を発揮して、人が最大限力を発揮できる新しい価値・サービスを生み出せる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
株式会社ヒューマントラストの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代前半・男性/その他] 【結果:最終面接で不採用】
[年代・性別不明/コンサルティング営業] 【結果:一次面接で不採用】
[40代前半・男性/カスタマーサポート] 【結果:三次面接を辞退】
[20代前半・女性/法人営業] 【結果:入社】
ヒューマントラストの採用面接に向けて
ヒューマントラストの採用面接を受けるにあたって、押さえていただきたいことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下3つのポイントです。
- 「トップダウンとフラットな組織が共存する風土の中で、自ら考え、動くことで、主体的に目標を達成することが求められる」社風を意識して、「マネジメント能力とコンサルティング力を発揮して、人が最大限力を発揮できる新しい価値・サービスを生み出せる人材」であることを、具体的なエピソードをもってアピールする。
- ヒューマントラストの「コーポレートメッセージ」に沿った自己分析を行い、有効な自己PRにつなげる。
- 競合他社研究を通し、ヒューマントラストならではの強みや独自性を把握することで、「なぜヒューマントラストなのか」という質問に対する回答を明確にしておく。
これらを参考に準備を進め、面接当日はリラックスして、重要な要素であるコミュニケーション能力が発揮できるように心がけましょう。



東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。