【面接対策】トーテックアメニティの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】トーテックアメニティの中途採用面接では何を聞かれるのか

自治体・医療機関、学校など対して、ソリューションサービスを提供するSIerであるトーテックアメニティ。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対


トーテックアメニティの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1971年「東海電子システム」として創業されたトーテックアメニティは、2021年に創業50周年を迎え、社名も新たにしています。
事業内容は以下3つの大きな柱で構成されています。
●ITソリューション事業:情報システム構築を支援
●エンジニアリングソリューション事業:製造業の技術開発業務支援
●検証ソリューション事業:検証プロセスの支援

基本的にクライアント先に常駐する仕事のスタイルが多いのはどのSIerでも共通することであり、「社員間のつながりは乏しい」「他部署との交流は少ない」という声も見られます。
一方で、社員一人ひとりのスキルが同社にとって『財』であるという認識が強く、会社として『人財育成こそ最大の投資』という方針を明確に打ち出しています。
研修制度はもちろん、教育・受験料補助や資格インセンティブ(最大20万円)などの補助制度も充実しています。風土としても、「チャレンジする姿勢にはしっかり支援を得られる環境」が根付いているようです。

また、一人ひとりのスキルが大切にされるだけではなく、個々の意見も尊重されるとのこと。「一人ひとりが意見を言える会社」「社内の改善点や提案などが受け入れられる仕組み」が整えられており、さらに「合理的なものは積極的に採用される」とのことです。自らの手で、働きやすい環境が作れる会社だと言えるでしょう。

一人ひとりのスキルと意見を尊重する制度と仕組みを整えることで、社員のチャレンジを支援する。こうした社風にフィットする人材かどうか、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

トーテックアメニティのキャリア採用は、大きく11の職種に分けて募集されています。技術系の職種は8つ(システムエンジニア、検証エンジニア、インフラエンジニア、フィールドエンジニア、WEBエンジニア、機械設計エンジニア、電気電子設計エンジニア、組込み制御エンジニア)、事務系の職種は事務・講師・営業の3つです。
それぞれの職種ごとに、担当業界や勤務地によってさらに求人は細分化されていますので、キャリア採用サイトで確認してください。
また、同社の採用の特徴として、「未経験採用」という枠が設定されていることが挙げられます。ネットワークエンジニア、アプリケーション開発エンジニア、検証エンジニアの3職種が対象となりますので、業界未経験であってもチャレンジしたい方にとっては魅力的な採用方法です。

同社の選考プロセスは、応募者の口コミによると「面接は2回」とのこと。一次面接は人事担当者との個別面接で、「意思確認と年収提示」をされ、最終面接は所属部署の部長クラス2名との面接で、専門性の確認はこちらで行られるそうです。「とにかく話しやすい雰囲気を作ってくれる」「和やかな雰囲気だった」との声が多く見られます。

面接内容の傾向は?

同社の面接では、志望動機やこれまでの仕事内容など、オーソドックスな質問がほとんどであり、奇抜な質問やケーススタディを出題されたり、といったケースは見られません。

しかし中には、「あなたの滑らない話を聞かせてください」「面接官を新卒の就活生と想定して、在職中の会社のプレゼンテーションをしてください」といった質問も出されることも。突然の場面設定でも落ち着いて対応できるか、対応能力とコミュニケーション能力を図られることもあるようです。

トーテックアメニティの面接攻略法(面接対策)

トーテックアメニティのビジョンと「私たちの強み」を理解した上で自己分析をする

トーテックアメニティの面接を受ける前に、同社のビジョンと「私たちの強み」を理解しておきましょう。

同社のビジョンと「私たちの強み」は以下の通りです。

~私たちの強み~
●Technology 「先進的な技術と高いスキルを有する人財」
いつの時代にも企業にとって不可欠な経営資源である人と技術。
社員の自己啓発をサポートする教育環境と最先端の技術を求められる職場環境が人財を育成します。

●Confidence 「東海圏IT企業の草分けとして半世紀の実績」
当社の創業は1971年。私たちには、東海圏IT企業の先駆者として、長年にわたりお客様の視点に立って最適なソリューションサービスを提供してきた実績と信頼があります。

●Synergy 「3つの事業セグメントのシナジー効果」
「ITソリューション事業」は、最適なシステムソリューションの提供やアプリケーションソフトウェアの受託開発、ネットワークやITインフラの設計・構築を行っています。
「エンジニアリングソリューション事業」は、機械/電気・電子設計や組込みソフトウェア開発の分野において先進の専門技術や技術者の提供を行っています。
「検証ソリューション事業」はITとエンジニアリングの横断事業として、検証者の視点からお客様のモノづくり全般の支援を行っています。
「IT」「エンジニアリング」「検証」この異なる分野のシナジー効果により、お客様の幅広いご要望にお応えすることが可能です。

冒頭の社風でも触れた通り、同社では何よりも『人財』が大切にされています。その『人財』が持つスキルと専門性、そしてそれがあるからこその3事業の「シナジー効果」の発揮が期待されています。
こうした方針に合致する人材であることを、過去のエピソードからしっかりとアピールすることが大切です。これまでの業務の経験を通して、どんな専門性を身に着けてきたのか、また自分自身が成長するためだけではなく、チームとして、事業として成功させるためにどんな工夫をしてきたのか、周囲をどのように巻き込んできたのか、ということについて整理するとよいでしょう。
こうした経験のエピソードにより、具体的に同社での活躍イメージを面接官は抱くことができると考えられます。

「なぜトーテックアメニティか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

同社の中途採用面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ当社なのか」というものがあります。この質問を通し、面接官は、「この応募者はどれだけ同社のことを理解しているのか」ということを確認することはもちろん、「同業他社との違いを分析できているか」という視点でも確認してきています。

面接官に対して説得力のある回答をするためには、以下に挙げるような同業他社についての研究が不可欠です。事業内容、会社の方針、社風など、様々な角度で競合他社との違いを浮き彫りにしたうえで、面接に臨みましょう。

  • 株式会社システムリサーチ
  • 株式会社テクノプロ
  • 株式会社エスワイシステム
  • 株式会社アイエスエフネット

トーテックアメニティの採用面接で実際に聞かれた質問内容

トーテックアメニティが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。トーテックアメニティの場合「一人ひとりのスキルと意見を尊重する制度と仕組みを整えることで、社員のチャレンジを支援する」という社風を意識して、「自分自身のスキルと専門性をもとに、事業に価値を提供できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代後半・男性/プログラマ] 【結果:二次面接で不採用】

質問

あなたを採用することのメリットは何ですか

回答

入社できた場合、5年後10年後にどういう人間になっていたいかを…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/システム運用] 【結果:一次面接で不採用】

質問

なぜ弊社を選んだのか?

回答

定番の質問がほとんど。普通に回答できるようにしておけばよい…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/システムエンジニア] 【結果:内定を辞退】

質問

あなたの滑らない話を聞かせてください

回答

あまりに意表を突かれたので、しばらく考えこんで…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/管理関連職] 【結果:最終面接で不採用】

質問

面接官を就活生と想定して、プレゼンしてください

回答

二回とも面接時間は長いが、簡潔に回答することが大切…(口コミの続きとアドバイスを見る

トーテックアメニティの採用面接に向けて

トーテックアメニティの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「一人ひとりのスキルと意見を尊重する制度と仕組みを整えることで、社員のチャレンジを支援する」という社風を意識して、「自分自身のスキルと専門性をもとに、事業に価値を提供できる人材」であることを、具体的なエピソードをもとにアピールする。

  • トーテックアメニティのビジョンと『私たちの強み』に沿った自己分析を行い、有効な自己PRにつなげる。

  • 競合他社について研究することで、「なぜトーテックアメニティなのか」という問いに対する答えを明確にしておく。


これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。