【面接対策】コナミスポーツの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】コナミスポーツの中途採用面接では何を聞かれるのか

コナミグループのスポーツクラブ運営大手であるコナミスポーツ。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


コナミスポーツの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

コナミスポーツは、コナミグループ傘下のスポーツクラブ運営大手であり、同業界では売上高国内首位を誇ります。2022年9月30日時点で、直営は153施設、受託は230施設を展開しています。
1973年に株式会社ピープルとして創業されましたが、2001年よりコナミグループの傘下となっています。

「スポーツを通じて社会課題を解決し、より多くの方に幸せになっていただきたい」という社長メッセージの通り、社員の口コミを見ると「多くの会員様と交流し、成長に関われる」ことで、「感謝されることがやりがい」と感じながら仕事に取り組んでいることが分かります。働く環境として、「店舗には社員数はわずかで、アルバイトを大勢使って運営」しているため、「かなり自由に運営ができる」「接客からスタッフの採用・育成、マネジメント、企画販促まで幅広い業務」に携われることが仕事の魅力です。また、社内研修制度が整っているため、「自分が勉強したいと思ったらどんどん吸収できる」「様々な技術を身に着けることができる」環境でもあります。

社風としては、やはり「体育会系」であることは間違いないようですが、フランチャイズ運営であるため、「トップダウン」の指示のもと、「コンプライアンスやシステムがしっかりしている」という特徴も兼ねています。

「トップダウンかつ体育会系な文化のもと、スポーツを通じて、幅広い業務や技術にチャレンジする」、こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

新卒採用の場合、「コナミグループ」として採用窓口は一本化されていますが、キャリア採用の場合は、コナミスポーツへの直接応募となります。
現在、特定の職種の募集はありませんが、「スカウト登録」することが可能です。希望条件を登録しておくことにより、スカウトメールを受け取ることができる仕組みです。

選考のプロセスについては、応募者の口コミを見ると、面接の回数は職種によって異なるようですが、2~3回であることが多いようです。「一次面接は個人、二次面接は集団面接だった」というケースもあれば、「一次面接は現場社員、二次面接は本社人事、最終面接は社長だった」とケースもあります。

面接内容の傾向は?

同社の面接でよく投げかけられる質問として、「現在までのスポーツ経験は?」「好きなスポーツは何?」というスポーツへの関心を問うものと、「志望理由を1分以内でお願いします」「1分で自己紹介してください」というものです。
スポーツクラブ運営であるため、スポーツへの関心の高さ、思いの強さは、同社で働くためにベースとして必要な要素だと言えます。二つ目の質問については、コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力を量られていると考えられます。こちらもスポーツクラブにおいてお客さまと接するためには不可欠な能力です。

面接の雰囲気については、「穏やかな雰囲気」「とても丁寧に話を聞いてくれた」という口コミが多く見られます。面接に参加して、「ホスピタリティが高い人が求められていると感じた」「やはり人柄が大事」という感想を抱いている方も多いため、こうした観点でのアピールも重要だということが分かります。

コナミスポーツの面接攻略法(面接対策)

コナミスポーツのコナミグループ企業理念を理解した上で自己分析をする

コナミスポーツの面接を受ける前に、コナミグループ企業理念を理解しておきましょう。

コナミグループでは、グループ共通の企業理念を以下のように定めています。

【コナミグループ企業理念】
私達コナミグループは、『価値ある時間』の創造と提供を通じて、常に期待される企業集団を目指します。

【コナミグループの企業理念を実現する、役職員の価値基準】
●カスタマー・イン お客さまを第一に考えて、行動しよう。
●チャレンジ 失敗を恐れずに、大胆に挑戦しよう。
●チェンジ 時代の変化を感じよう。
●コンプライアンス 品位と自覚を持って行動しよう。

これは、コナミグループに属するすべての従業員に求める価値観であるため、面接において、こうした価値観に沿って行動できる人材であることをアピールすることが大切です。
過去の経験の中で、「お客さまを第一」と考えて、新たな施策や企画に「チャレンジ」したこと、これまでの前例にとらわれることなくサービスを「チェンジ」したことなどについてまとめておくとよいでしょう。また、前項で触れた通り、店舗運営では社員がごく少数のため自律的な行動も求められます。当事者意識を高く持ち、自ら主導してプロジェクトを推進してきた経験についても触れることで、大きなアピールになります。

「なぜコナミスポーツか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

中途採用面接で頻出する質問のひとつに「なぜ当社なのか」という問いかけがあります。この質問では、その企業をどのように理解しているかはもちろん、同業他社との違いを分析できているかを面接官は探ろうとしています。

面接官に対して説得力のある回答を示すためには、他社研究をすることが必要です。他社と比較することで、コナミスポーツの特色・強みが浮き彫りになります。スポーツクラブを運営する以下の競合他社についても研究しておきましょう。

  • セントラルスポーツ株式会社
  • 株式会社ルネサンス
  • 株式会社ティップネス
  • 株式会社カーブスジャパン

コナミスポーツの採用面接で実際に聞かれた質問内容

コナミスポーツが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。コナミスポーツの場合「トップダウンかつ体育会系な文化のもと、スポーツを通じて、幅広い業務や技術にチャレンジする」社風を意識して、「お客さま第一の視点を持ちながら、新しいことに自律的に挑戦できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代前半・女性/教師・インストラクター] 【結果:内定を辞退】

質問

現在までのスポーツ経験は?

回答

全く関係のないスポーツをしていたが、正直に経験を話した…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/教師・インストラクター] 【結果:入社】

質問

あなたの得意な競技は?

回答

面接準備として、仲の良いインストラクターから情報収集した…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・女性/営業アシスタント] 【結果:入社】

質問

今までに心に残るお店、接客は?

回答

お客様のニーズに応えるだけでなく、心を読んで接客している…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・男性/財務・会計関連職] 【結果:一次面接で不採用】

質問

財務分析の経験はあるか?

回答

面接自体は穏やかだったが、業界経験者優先な感じがした…(口コミの続きとアドバイスを見る

コナミスポーツの採用面接に向けて

コナミスポーツの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「トップダウンかつ体育会系な文化のもと、スポーツを通じて、幅広い業務や技術にチャレンジする」社風を意識して、「お客さま第一の視点を持ちながら、新しいことに自律的に挑戦できる人材」であることを、過去のエピソードをもとにアピールする。

  • コナミグループ企業理念に沿った自己分析を行い、有効な自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜコナミスポーツなのか」に対する答えを明確にしておく。


これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。


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