【面接対策】コナミホールディングスの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】コナミホールディングスの中途採用面接では何を聞かれるのか

ゲームソフトやアミューズメント事業、スポーツクラブ運営などを手掛けるコナミグループの純粋持株会社であるコナミホールディングスへの転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


コナミホールディングスの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

「エンタテインメント」と「スポーツ」の2つの分野で、「デジタルエンタテインメント」「アミューズメント」「ゲーミング&システム」「スポーツ」の事業を展開するコナミグループの純粋株式会社であるコナミホールディングス。

社風については、「親族経営なので、基本的にはトップダウン」「CEOの一言ですべてが決まる」とトップの権限の強さを伺わせる口コミが多く見られます。しかしその一方で、「上下関係のわずらわしさはない」「非常にフラットな関係」と社員間ではフラットな風土であり、かつ「年齢、性別に関係なく、成果、実績に応じて平等に評価される」「実績を残した分だけ、役職や給与に反映される」という実力主義が根付いていることが分かります。

同社のコーポレートサイトでは、コナミで活躍する人=「自ら手を挙げて自発的に動いていける人」と定義されています。実際に社員の口コミを見ても、「とにかくスピード感のある会社。変化を恐れずにチャレンジすることを求められる」「その時々の時代の流れに乗りながら、色々なことに自由にチャレンジできる」というものが多く、自主性とスピード感、チャレンジ精神が同社では強く求められると言えます。

トップダウンとフラットな実力主義が共存する風土の中で、自主性とスピード感、チャレンジ精神を持って仕事に取り組む。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

新卒・キャリア採用いずれについても、コナミグループとして一括で採用活動が行われています。職種は「制作職」「総合職」「レセプション職」「役員秘書職」「施設運営職」の大きく5つにカテゴリー分けされており、その中でさらに担当する事業内容等によって、配属される会社が決定するという仕組みです。コナミホールディングスに配属される職種としては、「総合職」のみであり、経営企画、財務経理、法務、知的財産、管理部門など、コナミグループの多岐に渡るビジネスを推進するうえでの支援系業務全般を担います。

選考のプロセスとしては以下の通りです。
①オンラインで応募
②合否連絡(1~2週間後)
③面接(一次面接・二次面接(複数回の場合も有り)・人事面接)
※上記選考以外に、追加課題や適性試験、健康診断等を実施されるケースあり

面接官に関する口コミを見てみると、一次面接は人事担当者、二次面接は配属部門の責任者(部長クラス)、最終面接は役員クラスとのことです。

面接内容の傾向は?

コナミホールディングスの面接内容には、「トップダウンとフラットな実力主義が共存する風土の中で、自主性とスピード感、チャレンジ精神を持って仕事に取り組む」という社風が大いに反映されています。

「あなたの強みは何ですか?」「入社後、何を成し遂げようと考えていますか?」といった質問が多く見られ、自分自身の専門性・強みを把握したうえで、自律的に目標に対して行動できる人材かどうかを確認されます。

また、「湯呑に入ったお茶を1万円でどう売る?」「騒音問題で近所とトラブルになった工場があり、その解決法は?」など、ケーススタディが出題されるケースが見られるのも同社の特徴。「スキルよりもコミュニケーション能力を見られる」「やる気と個性を重視される」といった口コミが見られますので、突飛なケースを出題されても、柔軟に対応することで、コミュニケーション能力とやる気をアピールしましょう。

コナミホールディングスの面接攻略法(面接対策)

コナミホールディングスの企業理念と『役職員の評価基準』を理解した上で自己分析をする

コナミホールディングスの採用面接を受けるにあたって、同社の企業理念と『役職員の評価基準』をしっかりと理解することが重要です。

●企業理念:
私たちコナミグループは、『価値ある時間』の創造と提供を通して、常に期待される企業集団を目指します。

【コナミグループの企業理念を実現する、役職員の評価基準】
●カスタマー・イン:お客様を第一に考えて行動しよう。 
最高レベルの商品・サービスを提供することにより、お客様の満足度を最大化します。
●チャレンジ:失敗を恐れずに、大胆に挑戦しよう。
誰も体験したことのない夢と感動を提供するために、日々チャレンジを積み重ね、創造と革新を生み出します。
●チェンジ:時代の変化を感じよう。
時代は変化します。お客様のニーズも日々変わっていきます。時代の変化を敏感に捉え、柔軟に対応しよう。
●コンプライアンス:品位と自覚を持って行動しよう。
法と倫理を遵守することは信頼を獲得する第一歩です。小さな誤りでも、会社全体に影響を及ぼすことを認識し、誠実に業務を邁進します。

『役職員の評価基準』では、「カスタマー・イン」「チャレンジ」「チェンジ」「コンプライアンス」という4つのキーワードが設定されています。過去の具体的な職務経験を語る中で、これらのキーワードを体現することをアピールできれば、「同社で活躍できる人材」であることを印象付けられるでしょう。

例えば、過去に担当したプロジェクトにおいて、目標設定する際には「お客様目線」に立ち、さらにその満足度を最大化するために、一段上の目標設定にしたことや、過去の成功に囚われることなく、時代の変化を的確に読んだうえで、新しいことにチャレンジしたことについて、具体的に紹介するとよいでしょう。

「なぜコナミホールディングスに転職したいのか」の明確化には他社研究を

「なぜこの会社を志望したのか?」という質問は、どの会社でも必ずと言っていいほど問われますが、コナミホールディングスも例外ではありません。面接官はこの質問を通して、「この人はこの会社で何を実現したいと思っているのか」という観点とともに、「本当に同社のことを理解しているのか」についても確認しようとしています。

この質問に明確に回答するためには、業界および競合他社についての研究が不可欠です。コナミホールディングスの競合とされる会社を以下にご紹介しますので、これらの会社について研究することで、同社ならではの強みや独自性を把握し、志望動機の中に落とし込みましょう。

  • 株式会社バンダイナムコホールディングス
  • セガサミーホールディングス株式会社
  • 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
  • 株式会社カプコン
  • 株式会社コーエーテクモホールディングス

コナミホールディングスの採用面接で実際に聞かれた質問内容

ここまで、コナミホールディングスの社風や面接内容の傾向、企業理念などについてご紹介してきました。同社が求める人材像について、イメージが掴めてきたのではないでしょうか。

面接を受ける際には、「トップダウンとフラットな実力主義が共存する風土の中で、自主性とスピード感、チャレンジ精神を持って仕事に取り組む」という社風を意識して、「『お客様目線』に立ち、時代の変化に合わせて新しいことにチャレンジできる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

株式会社コナミホールディングスの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:最終面接で不採用】

質問

湯呑に入ったお茶を1万円でどう売るか?

回答

人間性を非常に重視する会社でした…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/広報] 【結果:一次面接で不採用】

質問

その部署に入って何をしたいか?

回答

コナミホールディングスはエントリーは早めで、適性検査が厳しい…(口コミの続きとアドバイスを見る

[年齢性別不詳/プログラマ] 【結果:一次面接で不採用】

質問

あなたはこの業界で何を成し遂げることができますか?

回答

もっと意外性のある商品を作りたいと考えています…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・女性/ゲーム・マルチメディア関連職] 【結果:入社】

質問

カフェインの入っていないコーヒーをどうやって販売しますか?

回答

とにかくスピーディな面接だったのが印象的…(口コミの続きとアドバイスを見る

コナミホールディングスの採用面接に向けて

コナミホールディングスの採用面接を受けるにあたって、押さえていただきたいことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下3つのポイントです。

  • 「トップダウンとフラットな実力主義が共存する風土の中で、自主性とスピード感、チャレンジ精神を持って仕事に取り組む」という社風を意識して、「『お客様目線』に立ち、時代の変化に合わせて新しいことにチャレンジできる人材」であることを、具体的なエピソードをもってアピールする。

  • コナミホールディングスの企業理念と『役職員の評価基準』に沿った自己分析を行い、有効な自己PRにつなげる。

  • 業界および競合他社の研究を通して、コナミホールディングスならではの強み・独自性を把握し、志望動機に具体性を持たせる。

これらを参考に準備を進め、面接当日は、リラックスして、やる気とコミュニケーション能力をアピールできるよう、自分の言葉で熱意を伝えましょう。

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この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。


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