【面接対策】綜合警備保障（ALSOK）の中途採用面接では何を聞かれるのか

綜合警備保障（ALSOK）は、警備会社国内大手の一つです。セキュリティ事業を主要業務としていますが、その経験を活かし、綜合管理・防災事業、介護事業など多方面にも事業を展開しています。また全国の小学校で「ALSOKあんしん教室」といった授業を開催するなど、社会貢献にも積極的な企業といえるでしょう。

そんな綜合警備保障ですが、真面目でお堅い会社という風土があるようです。信頼第一の警備業界だからということもありますが、「ミスを徹底的に糾弾する」「社会主義国家のよう」といった声もあり、良くも悪くも、1つのミスも許されない雰囲気があるようです。精神面の強さ、信頼を損なわないよう常に細部まで気遣える人材が好まれるでしょう。

また「残業が多い」「イレギュラーがあると家に帰れない」「休日が取れない」などといった声も多く見受けられました。その反面、「お客様の不安な気持ちから安心な表情に変わっていった時は、非常にやりがいを感じた」などといった辛い環境の中にもやりがいをもっている社員も多くいます。警備業は24時間365日稼働しているため、体力面はもちろん、顧客に安心を提供したいという使命感を強く持てる人材が求められるでしょう。

綜合警備保障は、多様化しているリスクにも、あらゆる知恵を巡らせ、備えを構築し、日本の社会を守ることを使命として、安全・安心を実現する社会インフラとなることを目指しています。採用面接ではこういった社風にマッチした人材であることが見極められるでしょう。

綜合警備保障では、まず会社説明会への参加が応募の条件となります。その後選考試験に臨む形になります。会社説明会当日に一般教養試験、面接試験（2〜3回程）を実施し、後日Webで適正検査を実施します。面接官は人事部、役員クラスが担当するようです。内定までの所要期間は、概ね2週間程度です。特に圧迫などはなく、雰囲気の良い面接という声が多く見受けられました。

綜合警備保障では、警備職（機械警備）、警備職（警備輸送）、営業職を募集しています。地域ごとに募集している職種が異なりますので、確認するようにしましょう。コーポレートサイトには、募集要項のほか、募集地域、社員のインタビュー、福利厚生などの詳細も記載されてますので、しっかり確認し、なぜその職種を希望するのか説明できるようにしましょう。

綜合警備保障の面接内容は、オーソドックスな質問が多いようですが、勤務形態が特殊のため、「カレンダー通りの休日は取れないが大丈夫か」「早朝夜間の仕事は大丈夫か」「車の運転は問題ないか」などの質問がされます。勤務形態や業務内容をしっかり確認し、理解しておくようにしましょう。

警備会社は顧客からの絶対の信頼を得て成り立ちます。「ミスを徹底的に糾弾する」という口コミがあるほど、綜合警備保障でも信頼を損なうことは許されない風土があります。面接においても、ミスをしないために一つひとつ確認する、慢心することなく常に慎重に業務にあたる姿勢をアピールできると良いでしょう。面接の質問の中に、「ある現場を実際に想定し、その想定に対しての対処法は？」などといったものもあります。こういった質問に対してもミスすることなく、顧客の立場に立っての対応を伝えられると良いでしょう。

その他には、「ALSOKの商品について」などの質問もあるようです。コーポレートサイトや事前の説明会などで、商品についてもしっかりリサーチし、各種どんな場面で対応する商品なのか等、押さえておくようにしましょう。

綜合警備保障の面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。

綜合警備保障の面接を受ける上では、「Grand Design 2020 基本方針」を理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下となります。

Grand Design 2020 基本方針は、今後活躍する人材を採用する人事戦略に影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこのビジョンに合致する人材であることをアピールしましょう。

セキュリティ事業の強化のため、綜合警備保障では、機械警備においても操作・監視している機械の後ろには「人がいる」という考え方を徹底しているようです。また単に安全を提供するだけではなく、多様化する顧客のニーズに応えるため、例えば金融機関のATMの現金・カード詰まりなどの障害対応業務なども実施しています。警報を受信した契約先にいち早く急行し、適正な対応をすることはもちろん、顧客と直接接する場面も多いため、サービス業、接客業的な対応をすることも大切です。これまでの経験から、顧客の安全・安心のために、正確に素早く行動する対応力をもち、多様化する顧客のニーズにも一つひとつ誠実に応えられる人材であることを、エピソードを通し、アピールできると良いでしょう。

また警備業は、事件、事故などのトラブルを未然に防ぐことが基本の考えとなります。オリンピックなど、大きなイベントにおいても、体力だけではなく、些細なことにも気を配り、ちょっとした違和感やリスクを感知し対応することも重要となります。これまでの経験の中で、事前に危険を察知し回避することができたことや、リスクを未然に防ぐため日頃から心がけていることなどをエピソードを通して伝えることでアピールに繋がるでしょう。

正確かつ迅速に、そして顧客一人ひとりのニーズに対応できる行動力と、小さなことも見逃さず、リスクを未然に防ぐことができる危機管理能力が備わっている人材であることを、面接の場でアピールするようにしましょう。

綜合警備保障の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ綜合警備保障か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、綜合警備保障という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

• セコム株式会社
• セントラル警備保障株式会社
• 株式会社日警

このように綜合警備保障の採用面接を受ける前には、Grand Design2020年基本方針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「多様化しているリスクにも、あらゆる知恵を巡らせ、備えを構築し、日本の社会を守ることを使命として、安全・安心を実現する社会インフラとなることを目指す」という社風を意識して、「正確かつ迅速に、そして顧客一人ひとりのニーズに対応できる行動力と、小さなことも見逃さず、リスクを未然に防ぐことできる危機管理能力が備わっている人材である」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

綜合警備保障の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「多様化しているリスクにも、あらゆる知恵を巡らせ、備えを構築し、日本の社会を守ることを使命として、安全・安心を実現する社会インフラとなることを目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。


• Grand Design 2020 基本方針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。


• 競合他社についても研究し、「なぜ綜合警備保障か」に対する答えを明確にしておく。

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