山崎製パンの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
パン業界において売上1位を誇る山崎製パン。国内において高いシェアを握っています。パンの製造販売以外にも、洋菓子、和菓子、製菓類、米飯、調理パン、麺類など事業を広範囲に展開しています。
そんな山崎製パンは、古い体質があり、「上司の言うことは絶対」「飲み会や社内行事は必ず参加しなくてはならない」などといった声が目立ちます。反面アットホームな雰囲気もあり、良くも悪くも体育会系という雰囲気のようです。
スーパーやコンビニなど、どこのお店に行っても山崎製パンの商品を見ることができ、顧客が購入する様子などを身近に感じられ、それが社員のやりがい、モチベーションにも繋がっているようです。しかし工場勤務の場合は、作業はほぼルーティンとなるので、「自分から動いていろいろチャレンジしたい人には向かない」などといった声が多く見られます。地道に着々と作業を進められる、繰り返しの作業も丁寧に集中して行える人材が求められるでしょう。
山崎製パンは、最大手企業として日本の食生活の一端を担い、常に新しい価値と新しい需要の創造に挑戦し続けることを目指します。採用面接では、こうした社風にマッチする人材であるかが見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
山崎製パンの選考プロセスは、書類選考、一般常識等のテスト、面接2〜3回です。面接官は人事部、部長クラスが担当するようです。面接が進むにつれ、威圧感のある面接担当者だったという声が見られますので、どのような面接官でも落ち着いて対応できるよう準備しておきましょう。内定までの所要期間は、概ね1ヵ月程度のようですが、中には3ヵ月ほどだったという声も複数ありますので、採用担当者と積極的にコミュニケーションを取り、転職希望時期を事前に伝えておくなど工夫すると良いでしょう。
職種は、生産技術、営業、店舗運営、管理部門、専門職があります。コーポレートサイトに社員紹介なども記載されてますので、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
■面接内容の傾向は?
面接では、基本的な質問が多いようですが、山崎製パンの商品を理解しているか、好きなパンは何かなどといった業界ならではの質問もあるようです。「愛社精神について問われているように感じた」といった声もありますので、商品を事前にしっかり調べ、どの商品のどういったところが好みかなど、自身が食べた時の感想や商品の魅力などをしっかり伝えられると良いでしょう。
また工場においては、大卒や高卒、アルバイトの方など多くの人たちと関わることになるため、コミュニケーション力を問われることもあるようです。これまでの経験の中で、どのような立場の人に対しても円滑に業務を進められる人物であるとエピソードなどを通じて紹介できると良いでしょう。
当たり前ですが、食品業界なので、身だしなみは特に注意し、清潔感をしっかり出すように心がけましょう。
山崎製パンの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
山崎製パンの面接攻略法(面接対策)
■経営基本方針を理解した上で自己分析をする
山崎製パンの面接を受ける上では、経営基本方針を理解しておくことが不可欠です。主だった方針は以下のようなものがあります。
経営基本方針は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの方針に合致する人材であることをアピールしましょう。
人々が口にする「食品」に携わる業務は、細かな部分ほど丁寧さ、慎重さが大切になります。異物混入なども絶対に許されません。また大量の製品を作るため、清掃業務なども時間と労力がかかり、根気強さや堅実さが求められるでしょう。これまでの経験などから、一つ一つ着実に丁寧に作業する姿勢や、繰り返しの業務であっても、手を抜くことなく、慎重に正確に対応してきたことなどをエピソードとして紹介できると良いでしょう。
また常に新しい商品を生み出すことを意識することも大切です。いろいろな人の声に耳を傾け、顧客に喜んでもらえる商品とはどういったものかという考えを常にもち、試行錯誤を重ねながら努力を積み重ねていける人材が求められるでしょう。前職の経験などから、新しい挑戦に対して積極的に取り組み、多くの人の意見をまとめ、社会の変化を敏感に感じとれる人材であるとアピールできると良いでしょう。
根気強く、一つ一つ着実に丁寧に業務を進め、常に新しい挑戦をする意欲の高い人材であるとアピールするようにしましょう。
■「なぜ山崎製パンに転職したいのか」の明確化には他社研究を
山崎製パンの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ山崎製パンか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、山崎製パンという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- フジパングループ本社株式会社
- 敷島製パン株式会社
- 株式会社神戸屋
- 第一屋製パン株式会社
山崎製パンの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、山崎製パンの採用面接を受ける前には、経営基本方針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「最大手企業として日本の食生活の一端を担い、常に新しい価値と新しい需要の創造に挑戦し続ける」という社風を意識して、「根気強く、一つ一つ着実に丁寧に業務を進め、常に新しい挑戦をする意欲の高い人材である」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
20代前半男性/ルートセールス【結果:入社】
30代前半女性/ルートセールス【結果:三次面接を辞退】
20代前半男性/ルートセールス【結果:一次面接で不採用】
20代前半女性/技術関連職【結果:入社】
山崎製パンの採用面接に向けて
山崎製パンの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「最大手企業として日本の食生活の一端を担い、常に新しい価値と新しい需要の創造に挑戦し続ける」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 経営基本方針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ山崎製パンか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールできるよう心がけましょう。
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大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。