【面接対策】ユニ・チャームの中途採用面接では何を聞かれるのか

1961年に創業したユニ・チャーム。オムツを中心とするベビーケア用品、女性の生理関連商品、介護用品、掃除用品、ウェットティッシュやマスクなどを提供しています。生活者の不快な思いを軽減させることを理念にかがげ、海外にも事業展開をしています。

そんなユニ・チャームは、独特の企業文化があり、毎週全社で会議を行ったり、年に一度全社をあげての運動会を開催したりと、全員で行う行事が多く、「全社に価値観を共通化させている」といった声が見られます。

また、「成長したい人向けの会社」といった声も多く、「若手に仕事を多く任せる風土があり、成長できる」「モチベーションの高い社員が多く、自主的な努力は怠ることができない」「積極的に手を挙げればチャンスは得やすい」などといった声が複数見受けられました。自分を高めたい、キャリアアップしたいという人材が好まれるでしょう。ただし、「売り上げに対して社員の数が足らず、仕事量が多く忙しい」「1人の業務量・役割が大きいため、メンタルヘルスに影響している例もある」などといった声もあります。多忙な中でも上手にリフレッシュし、順序立てて、効率よく仕事を進められる人材が求められるでしょう。

ユニ・チャームは、高度化・多様化する顧客のニーズをいち早く捉え、商品を通じて顧客に新しい価値を提供し続けることを目指しています。こういった社風にマッチする人材であるかが採用面接では見極められるでしょう。

ユニ・チャームの選考プロセスは、書類選考、面接（2回程）です。面接官は、人事部と配属予定部署の社員などが担当するようです。内定までの所要期間は、概ね1ヵ月程度のようです。面接経験者の口コミには、「圧迫面接で心が折れそうだった」といった声もありますので、どのような雰囲気の面接であっても落ち着いて対応できるように準備しておきましょう。

応募職種は、介護施設・病院向け営業職、ペットフード商品開発職です。コーポレートサイトに、各職種の募集要項や、求める人物像、社員紹介などの情報が掲載されてますので、事前によく確認するようにしましょう。

ユニ・チャームでは、世界80ヵ国地域で事業を展開しています。海外事業に積極的なため、面接においてもその点を追及されることがあるようです。「海外経験のことを何度も聞かれた」「海外出張したことがあるか」「あなたの英語レベルは」などといった質問をされるようです。海外での仕事経験がある方は、どのような形で現地の人とコミュニケーションを図ったか、海外での円滑な仕事の進め方等、身についたことや学んだことをエピソードとして紹介し、積極的にアピールすると良いでしょう。

またユニ・チャームは全社員で取り組むことが多いため、仲間が困っている時すぐに手を差し伸べることができるか、一人ひとりの力を足し、大きな力を発揮することができるかといったチームワーク力も求められます。これまでの経験の中で、チームワークで乗り越えたことや、その際の自身の立ち位置なども具体的に伝え、エピソードとして紹介すると良いでしょう。

ユニ・チャームの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。

ユニ・チャームの面接を受ける上では、中期経営計画を理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下のようなものがあります。

経営ビジョンは今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこのビジョンに合致する人材であることをアピールしましょう。

ユニ・チャームの商品は、赤ちゃんからお年寄りまで老若男女幅広い世代で使われています。商品の開発や改善においては、それぞれ生活者のニーズに合うよう常に敏感にアンテナをはり、より良いモノを考察し続ける姿勢が求められるでしょう。現状に満足せず、チャレンジ精神をもち、新たな発想で、顧客のニーズに対応できたことなどがあればエピソードを通じてアピールすると良いでしょう。

ユニ・チャームは、積極的にグローバル化も進めていますので、世界の市場もよく把握しているかが重要です。「世界初」「世界Ｎｏ．1」を目指すために、これまでの経験などから、自身のどういった知識や強みが活かせるかなどをアピールすると良いでしょう。あわせて世界で成し遂げたいことなど、意欲的な姿勢もアピールするようにしましょう。

国内外の幅広い世代のニーズをそれぞれしっかり捉え、常により良いモノを作り出そうという意欲的な人材であるとアピールしましょう。

ユニ・チャームの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜユニ・チャームか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、ユニ・チャームという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

• プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社（P&G）
• 花王株式会社
• ライオン株式会社

このように、ユニ・チャームの採用面接を受ける前には、経営ビジョンに基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「高度化・多様化する顧客のニーズをいち早く捉え、商品を通じて顧客に新しい価値を提供し続けることを目指す」という社風を意識して、「国内外の幅広い世代のニーズをそれぞれしっかり捉え、常により良いモノを作り出そうという意欲的な人材である」と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

ユニ・チャームの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「高度化・多様化する顧客のニーズをいち早く捉え、商品を通じて顧客に新しい価値を提供し続ける」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。


• 経営ビジョンを理解して、これに沿った自己分析をして自己ＰＲに繋げる。


• 競合他社についても研究し、「なぜユニ・チャームか」に対する回答を明確にしておく。