【面接対策】コスモス薬品の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】コスモス薬品の中途採用面接では何を聞かれるのか

売上高が5期連続プラス成長を続け、2019年度のドラッグストア売上高3位に輝いている、コスモス薬品への転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を問われるほか、即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されます。事前にしっかり対策しておきましょう。


【面接対策】コスモス薬品の採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

「地域の生活をより便利で豊かにすること」を経営理念に、医薬品はもちろんのこと様々なディスカウント商品を販売しているコスモス薬品。その社名は「荒地にもしっかりと根を張り花を咲かせるコスモスのように、その土地にしっかり根付くように」と願って名付けられました。

口コミからはよくも悪くもトップダウンの社風が感じられます。「入社してから人気の薬剤師の資格が取れる」「能力や経験に応じて店舗からバイヤーなどのスペシャリストへの道も開けている」「成果主義ではなくこの会社でずっと続けていくというやる気がある人が出世する」といった点をメリットに挙げる人もいますが、「会社ルールが細かく決められていてそれに従って仕事を進める」という点に「下の意見が通りにくい」と不満に感じる人も。また、「2リットルペットボトルを4本ずつ売り場に運ぶ」など、特に女性にとっては体力的に続かないこともあるようです。

会社から学び、会社の理想を実現する人材へと成長する。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

書類選考後、面接が3回以上行われることが多くなっています。選考期間は1週間から3カ月と、人によってばらつきがあり、短期間で何度か足を運ぶことになる可能性も。面接では小論文やレポートの提出、店舗見学と社員インタビューなどの課題が出されたり、グループ面接が行われることも。特に店舗見学は「他県まで自費で足を運びそれだけで一日がかり」との口コミもあり、スケジュール管理には十分気をつけたいところです。

小論文については「転職エージェントから事前に課題の内容を聞くことができた」とのことで、あくまで形式的なものである可能性もありますが心の準備はしておきましょう。

2019年12月現在募集されている職種では薬剤師、登録販売者、普通自動車免許など、なにかしらの資格が必須となることがほとんど。面接を受けて「資格さえあれば受かる」と感じた人もいます。志望職種で必要とされる資格はできる限り事前に取得し、資格がない場合は取得への意欲を積極的にアピールするようにしましょう。

面接内容の傾向は?

店舗見学のあと、「訪問した店舗の正式名称」「見学でどう感じたか」などを聞かれます。ただぼんやりと見学するのではなく、メモをとって当日把握できた情報を記録して覚えるようにしてください。

次に体力に自信があるかを聞かれることもあるため、体力をアピールするエピソードをいくつか用意しておきたいところです。運動部に所属した経験、体力仕事をやり遂げた経験などをピックアップし、短くまとめて話せるようにしておきましょう。

そのほかは「学生時代頑張ったこと」「長所短所」「将来どうなりたいか」といった一般的な質問が多い様子。会場に入る前に「役員の方に入り口で案内された」という人もおり、受けた人は「雰囲気や話し方、礼儀などを見ている」と感じたようです。どこで誰に見られているかわからないので、身だしなみは面接会場から遠いところで再度整えておき、会場に入る前から家にたどり着くまで、周りの人への気配りや礼儀作法といったことに気を配るようにしましょう。

コスモス薬品の面接攻略法(面接対策)

コスモス薬品の経営戦略を理解した上で自己分析をする

コスモス薬品の面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。主だった戦略には以下のようなものがあります。

出典:コスモス薬品のサイトより

出典:コスモス薬品のサイトより

現代人にとって最も重要なものは時間であり、時間の節約こそが消費者最大のニーズ。それを満たす新しいビジネスモデルが、『小商圏型メガドラッグストア』なのです。

コスモス薬品の経営戦略は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの経営戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。

まず、コスモス薬品の戦略のキーワードは「小商圏型メガドラッグストア」。小さい商圏には小さい店舗を作るのが常識ですが、コスモス薬品は小さい商圏にあえて大型店舗を出店し、他社の入り込む余地をなくすという戦略で成功してきており、今後も商圏人口1万人のエリアに力を入れて出店する予定のようです。地域に根差したビジネスの成功経験や失敗から学んだことがあれば、エピソードとしてまとめておくと役に立つかもしれません。

次に、コスモス薬品が考える「よい店舗」とは生鮮食品や日用雑貨も揃え利便性が高いことと、かつ徹底的なコストダウンで商品を「毎日安く」提供すること、そして温かい接客を行うこと。品ぞろえの工夫で利便性を高めた経験や、現場の効率化によりコストダウンを行った経験、接客により毎日通ってくれるお客様を獲得した経験があれば、積極的にアピールしてみましょう。

「なぜコスモス薬品に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

コスモス薬品の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜコスモス薬品か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面もあわせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、コスモス薬品という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

  • 株式会社ツルハホールディングス
  • ウエルシアホールディングス株式会社
  • 株式会社マツモトキヨシ

コスモス薬品の採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、コスモス薬品の採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「会社から学び、会社の理想を実現する人材へと成長する」という社風を意識して、「小商圏型メガドラッグストア」の運営に貢献でき、コスモス薬品の理想とする店舗運営を実現できる人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

他社も含めて「複数のドラッグストアを回りレポートをまとめておいた」という人もいます。志望動機や将来の展望を明確にするためにも、店舗見学はありますが、できればその前に何店舗か回っておきたいところ。医薬品ということもあり、服装は清楚なものを心がけ、やはり接客メインになる可能性が高いため笑顔で面接官と接しましょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

20代後半男性/代理店営業【結果:入社】

質問

1億あったらどうするか。

回答

何かの本でこのような質問が載っていたがまさか本当に出るとは…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代前半女性/会計【結果:一次面接で不採用】

質問

見学に行った店舗の正式名称。

回答

3店舗以上を見学するように言われていたので、じぶんが…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代前半男性/ショップスタッフ【結果:最終面接を辞退】

質問

店舗見学をした上でどう感じたかについて

回答

見学した店舗はかなり忙しそうでしたが、それを見た上でも…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半女性/店長【結果:入社】

質問

大学時代頑張ったことは何ですか?

回答

私はアルバイトや部活していたので、そのことを伝えたら…(口コミの続きとアドバイスを見る

コスモス薬品の採用面接に向けて

コスモス薬品の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の6つです。

  • 「会社から学び、会社の理想を実現する人材へと成長する」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。

  • 店舗見学ではメモを取る。できれば事前に店舗を回っておくとなお良い。

  • 入室前から見られている可能性が高い。家を出てから家に帰る前が面接と心がける。

  • 体力をアピールできるエピソードを準備。

  • コスモス薬品の経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜコスモス薬品か」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

事業部長クラスや本社部門など非公開のセグゼクティブ・ハイレイヤー求人、外資系や年収800万円以上のエンジニア・営業のハイクラス求人への転職を確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。

グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。

「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

慶応義塾大学卒業後、大手ITメディア、出版社ライターを経て、旅行会社に勤務。新規事業企画に携わる。