【面接対策】伊藤園の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】伊藤園の中途採用面接では何を聞かれるのか

日本を代表する、茶製品および清涼飲料水メーカーである伊藤園への転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


伊藤園の採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

「お客様第一主義」を社是として掲げ、お茶と清涼飲料水のメーカーとして独自の道を走り続ける伊藤園。「お客様第一主義」を実現するために「STILL NOW」を合言葉とし、お客様の不満を積極的に耳を傾けて改善することで、日々成長を続けています。

実際に働いている社員からは「社風は体育会系」という声が多くみられました。プライベートでは和気あいあいと仲が良く、仕事はしっかり厳しくというスタイルの社員が多いようです。体育会系の職場に慣れている方であれば、問題なく溶け込めることでしょう。しかし、部署の雰囲気や上司との相性によっては厳しい環境だと感じる方もいるようです。

また、「経営理念の『お客様第一主義』は『創業一族第一主義』となりかねません」という経営体制に関する不満や、「ルートセールスは自動販売機補充業務の比重が大きく、将来のキャリアが不安」という声がありました。

残念ながら「お客様第一主義」の精神は従業員まで深く浸透しているとは言いがたい状況だと推測されます。しかし、与えられた目標に対してみんなで一丸となって努力し、プライベートでは和気あいあいと楽しむ、非常にメリハリのついている会社といえます。

まずは体育会系の雰囲気についていけること。そして周囲との交流を楽しみながら、より良い成果を出す。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

伊藤園の選考は、書類選考→筆記試験→面接(約2~3回)→内定という流れが一般的です。選考期間は2週間から1ヶ月ほどかかります。

主な職種は営業職・事務職・研究開発職の3種類となっています。エリア別採用ではない場合、全国に転勤の可能性がありますので求人情報をよく確認すると良いでしょう。

面接内容の傾向は?

「社長の名前」「支店数」「どこの産地のお茶を一番多く使用しているか?」など、企業研究をしてきたか試すような質問が数多くみられます。もちろん答えることができれば問題ないのですが、この質問の本当の意図は「わからないことを聞かれた場合に、どのような反応をするか」を見ることです。

内定者からは「わからなくても焦らず、ニコニコしていることが重要」というアドバイスがありました。コーポレートサイトなどを読み込んで企業研究をしつつ、あまり気負わずに受け答えをしましょう。

他にも、好きな商品について質問されることもあるので、自分の好きな商品を改めて調べておくと安心です。

また、多くの内定者に共通していたのは「元気に受け答えをする」ということです。体育会系の社風なので、声の大きさや明るい表情はかなり重視されています。明るく誠実に見せられるよう、練習を積んで自信をつけてから面接に臨みましょう。

伊藤園の面接攻略法(面接対策)

伊藤園の経営戦略を理解した上で自己分析をする

伊藤園の面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。主だった戦略には以下のようなものがあります。


出典:伊藤園のサイトより

経営戦略は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの経営戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。

伊藤園は「世界のティーカンパニー」を目指し、世界各国の緑茶市場を開拓しています。世界の緑茶市場No.1を獲得した場合、今後は更にグローバル化する可能性が高く、語学力をアピールすることで有利になります。英語圏に限らず中国や東南アジアでも事業を展開しているので、自信がある方は積極的に話題に出していきましょう。

国内では新ブランドや新規事業など、新しい動きが目立ちます。過去に大きな変化に対応できた経験があればあわせて話すと有利に働くかもしれません。しかし、既存事業を安定させてこその海外展開や新規事業です。今まで以上に「この人になら今までの事業を安心して任せられる」と思わせるような、信頼感のある明るい人柄が求められていると推測できます。

「なぜ伊藤園に転職したいのか」の明確化には他社研究も忘れずに

伊藤園の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ伊藤園か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面もあわせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、伊藤園という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

●コカコーラ

●キリンビバレッジ

●サントリー

●カゴメ

伊藤園の採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、伊藤園の採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「体育会系の雰囲気や周囲との交流を楽しみながら、より良い成果を出す」という社風を意識して、「伊藤園の戦略や商品を理解し、誠実で明るく信頼感のある」人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:入社】

質問

他の企業と比べられて、どう違うのか試された。

回答

会社に対する熱意、将来性、自分がどうなりたいかを親身に…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:入社】

質問

支店数・お茶の産地・どんな社会貢献をしているか?

回答

調べていたのでそのまま答えたが、ここまで細かいことを聞かれるとは思わ…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/代理店営業] 【結果:一次面接で不採用】

質問

応募した理由

回答

貴社の仕事内容は、自分にあっていると思いましたし、貴社に貢献…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/ルートセールス] 【結果:入社】

質問

あなたは弊社の商品は何を知っていますか?

回答

当時コンビニ限定で発売された口切り一番茶の事を言った。その後…(口コミの続きとアドバイスを見る

伊藤園の採用面接に向けて

伊藤園の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

●「体育会系の雰囲気や周囲との交流を楽しみながら、より良い成果を出す」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。

●伊藤園の経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

●競合他社についても研究し、「なぜ伊藤園か」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

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