ソースネクストの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
PCソフトウェアやスマートフォン向けアプリの開発・販売をおこなうソースネクスト。その社名は、「次の常識をつくる」(We Source What’s Next.)に由来しています。
近年はソフトウェアのみならず、IoT製品の企画・開発・販売にも力を入れており、2017年12月に発売したAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」は予約が殺到し、発売前日に売り切れるほどの人気となりました。この大ヒット商品は、社員の挑戦を受け入れて後押しする風土があったからこそ誕生したものだと言えます。
そして、この風土の根底にあるのが、「製品を通じて、喜びと感動を、世界中の人々に広げる」という同社のミッションと、「世界一エキサイティングな企業になる」というビジョンです。同社への入社を希望する場合には、このミッション・ビジョンに共感できることが大前提になると言えるでしょう。
そんなソースネクストの口コミには、「難易度の高い仕事をどんどん任されるといった社風」「積極的な人を好む社風」という声が聞かれ、積極的に挑戦することを重んじる社風であることがわかります。同時に、外資系企業のような能力成果主義のため、「実力があればどんどん等級が上がっていく」という声が聞かれる一方で、能力が発揮できない場合には待遇にも影響を及ぼします。「中途入社で社風に合わない人はすぐに退職されている」という口コミからもわかるように、「世界一エキサイティングな企業になる」ために、常に自分に何ができるのかを考えて行動し続けられる人でないと、ドロップアウトしてしまう可能性もあります。面接では、新しいことに挑戦する姿勢や成長意欲が見極められますので、具体的なエピソードを交えて話せるように準備しておくことが必要です。
■選考は何次まで?
コーポレートサイトに面接回数の記載はありませんが、おおむね3回程度のようです。一次は所属部署のマネージャークラス、二次は人事担当、最終は社長や役員との面接となることが多くなっています。そのほか、SPI試験を受けたという口コミも一部見られます。
現在ソースネクストでは、製品開発・営業・社内SE・海外市場開拓をはじめとしたさまざまな職種で中途採用の募集がおこなわれていますので、コーポレートサイトから情報をキャッチしてください。
■面接内容の傾向は?
質問自体は、志望動機や前職の退職理由といったオーソドックスな内容が多いようですが、その中で、いかに論理的に話せるかが問われるようです。面接経験者からは「結論を先に、ビジョン等を抽象的ではなく具体的に」というアドバイスの声もあがっています。ぜひ、自分のありたい姿と会社のビジョンを照らし合わせながら、掘り下げた自己分析をおこなってみてください。
また、営業職で応募した面接経験者からは、面接後に「何か質問は?」と繰り返し聞かれたという声が出ています。時には圧迫感を持って聞いてくるケースもあると言いますが、ストレス耐性や柔軟性を試しているものと思われますので、動じず冷静な対応を心がけましょう。さらに、ある面接経験者は、質問したことに対して「その質問の意図は?」と聞かれたとのこと。質問事項を用意する場合は、その質問をした理由も併せて用意しておく必要があるでしょう。
ソースネクストの面接攻略法(面接対策)
■ソースネクストの事業戦略を理解した上で自己分析をする
創業からこれまで、業界の常識にとらわれない独自の戦略で、PCソフトウェアの低価格販売や小売店との直接取引を実現してきたソースネクスト。「Dropbox」や「Evernote」のパッケージ店頭販売や「POCKETALK」の開発など、業界の常識を覆す数々の取り組みが注目を集めてきました。その根底にあるのが、「ソースネクスト株式会社 最高戦略」としてのミッション・ビジョンです。
このミッション・ビジョンに共感する「超・少数精鋭」の社員とともに、今後はローカルなディストリビューターからグローバルメーカーへの脱皮を図る考えです。具体的には、大ヒット商品となった「POCKETALKシリーズ」に引き続き注力し、国内インバウンド需要への対応はもちろん、海外での販路拡大・拡販もおこなっていくとしています。これに伴い、これまでのBtoC中心からBtoBにも顧客層を広げ、その他のIoT製品の開発にも力を入れて、ビジネスの軸足をソフトウェアからIoTメーカーへと移していく方向です。
このような変革期において、同社の変革を加速していけるような大胆なチャレンジができる人材が求められています。面接を受けるにあたっては、こうした事業戦略を自己分析に落とし込んで、自分にどんなチャレンジができるのかを伝えられるようにしておきましょう。
■「なぜソースネクストに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜソースネクストなのか」というものがあります。この質問を通じて面接官が知りたいのは、「入社後に何をやりたいのか」「これまでのキャリアをどう生かすのか」といった転職者のキャリアビジョンを含めた入社への熱意です。加えて、「それがこの会社でできるのか」という点を見極めることができれば、転職者と企業とのミスマッチを防ぐことにも繋がります。
したがって、企業研究に際しては競合他社との違いを明らかにして、「ソースネクストである理由」を語れるようにしておきましょう。少なくとも、以下のような競合について研究をしておく必要があります。
- トレンドマイクロ株式会社
- 日本オラクル株式会社
- 株式会社オービック
- 株式会社ジャストシステム
ソースネクストの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ソースネクストが目指している方向性や求めている人材像が分かってきたのではないでしょうか。
ソースネクストの場合、事業戦略に基づいた自己分析はもちろん、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、会社のミッション・ビジョンへの共感を示し、「会社とともに成長していける人材」だと印象づけたいところです。そのために、さまざまな具体的エピソードを準備し、熱い思いを持ってアピールしましょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策してください。
[30代前半・男性/カスタマーサポート] 【結果:一次面接で不採用】
[30代後半・男性/管理関連職] 【結果:最終面接で不採用】
[20代後半・女性/通訳・翻訳] 【結果:一次面接で不採用】
[30代前半・男性/人事] 【結果:一次面接で不採用】
ソースネクストの採用面接に向けて
ソースネクストの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「世界一エキサイティングな企業になる」というビジョンを理解し、そのビジョンのもと、新たな挑戦をし続けていける人材であることをアピールする。
- 事業戦略を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへと繋げる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜソースネクストなのか」に対する答えを明確にしておく。
グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。