2021年06月21日
世界トップレベルのシェアを誇るソリューションプロバイダーであるDELL(デル)。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめ転職を成功させましょう。
世界市場でITソリューションを提供しているDell Inc.の日本法人であるデル株式会社(以下、DELL)。DELLは、1989年に創立。30年以上に渡り日本で事業展開しています。同社は営業部門が主力で、外勤営業、内勤営業に分かれています。グローバルで縦割り組織であり、事業部間の交流はあまりありません。仕事の進め方は個人裁量色が強く、外資系企業らしい雰囲気を持ち合わせています。社内は自由で風通しはよく、年齢や社歴に関係なく成績を残せば給与やキャリアアップにつながります。外資系にしては、人を大切にする会社だと感じたという口コミも見られます。
同社はグローバル企業の一員として、テクノロジーを通して人々の生活をより良くし、人々の夢を実現することを目標とし様々なソリューションを提供してきました。サステナビリティにもいち早く着目し、一企業として社会的責任をいかに果たしていくかという視点を常に持ち、企業活動を行っています。
このように、個人裁量色が強く成果主義で業績を上げるとともに、それらを社会へいかに還元できるかを考え、営利だけでなく人々の未来も考えている社会的責任感の強い社風であると言えるでしょう。
書類選考後、面接は3回であることが多いようです。1次面接、2次面接が同日中に行われた、という口コミも見られます。1人目の面接が終わってホッとしていたら2人目の面接官が来て驚いた、ということもあったようですので、面接に臨む際には気を抜かずに心構えをしておくとよいでしょう。
3次面接は電話面接だったという口コミや、英語で少し話して欲しいと言われたという口コミもあります。特に決まった形はなく、部署や面接官で面接の回数や方法も変わってくるようです。柔軟に対応できるようにしておきましょう。
面接の結果は2日以内に連絡があるという口コミが多く、外資系企業らしいスピード感のある選考のようです。1日で最終面接まで行われたという例もありますが、選考期間は概して2週間から1か月であることが多いようです。
現在、内勤営業、外勤技術営業、グローバルセールス、HR Management Partner、Enterprise Architectなど、多様な職種を募集しています。
面接は和やかな雰囲気だったという印象を持つ方が多いようです。一般的な志望動機、入社後のキャリアアップについて聞かれることはもちろんですが、「デルのイメージは?」「当社のことをどう思っているか?」など同社について聞かれることも多いようです。しっかりと企業研究をし、単にコーポレートサイトに書いてあることだけでなく、それらを自分の中に落とし込みじっくり考え、自分なりの意見を持ち面接に臨むことが大切でしょう。
また、「なぜデルなのか?」ということもよく聞かれるようです。自分のこれまでのキャリアの棚卸しをし、自分のスキルや経験がどのように同社で活かせるのか、そしてどのように同社に貢献していけるのかを、エピソードとともに簡潔に説明できるように準備しておくとよいでしょう。
DELLの面接を受ける前に、「Progress Made Real — Our Vision for 2030」を理解しておきましょう。
デル株式会社コーポレートサイトより
米国本社が推進するProgress Made Real — Our Vision for 2030に、日本法人も取り組んでいます。これは、人類の進歩を目指して2030年を見据え、今、会社と社員がテクノロジーを通して何ができるかを考え、ポジティブな社会的影響を与えるための指針を定めたものです。「サステナビリティを推進する」「多様性を受け入れる」「テクノロジーで人々の生活に変革をもたらす」の3つの柱から成っています。具体的には、環境への影響を考え、廃棄物や環境汚染をもたらさない設計や素材を扱い、サステナビリティを追求することにより企業としての倫理感も大切にしています。そして、違いを受け入れることが発展、進歩につながるという考えの下で、多様性を大切にしています。さらに、同社ではテクノロジーは贅沢品ではなく必需品であると考えています。スケール、ポートフォリオ、パートナーの選択肢を限定せず、社会が抱える課題にグローバルに取り組み、デジタル変革を支援しています。
このように、DELLは営利目的だけでなく、人類の未来のためにも真剣に取り組んでいるということを理解しておくことは、面接を受ける上でもとても大事です。単に成績を上げることだけで会社に貢献するのではなく、広い視野を持ち地球規模で物事を考えられる人材であるということをアピールできると良いでしょう。
2020年2月、米国本社の発表によると、2020年度の第4四半期の売上高は前同期比1%増の240億ドル、通年の売上高では前年比2%増の922億ドルであり、過去最高となりました。特に好業績を牽引したのは、クライアント・ソリューション・グループです。同グループの第4四半期の売上高は前年同期比8%増の118億ドル、通年の売上高は前年比6%増で過去最高となる458億ドルでした。日本法人の財務諸表は公表されていませんが、主に営業部門において複数職種で応募があることから、日本法人の業績も米国本社と同様好調であると推察されます。
同社の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜDELLか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、これまでの経験やスキル、「それらの経験が入社後にどう活かせるか」といった点はもちろんですが、「本当に当社のことを理解しているのか」という点も併せて見ています。同社についてしっかり理解するためには、業界・職種研究に加え、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします
●株式会社日本HP
●シスコシステムズ合同会社
●日本アイ・ビー・エム株式会社
DELLが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。このように、同社の採用面接を受ける前には、「Progress Made Real — Our Vision for 2030」に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして、面接の場では、テクノロジーを通して人々の夢を実現するという理念に共感し、同社に貢献していける人材であると印象付けられるように様々なエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下では、面接経験者が面接の場で実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考え適確に答えられるよう面接対策をしておきましょう。
DELLの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「Progress Made Real — Our Vision for 2030」を通し、営利だけでなく人々の未来も考えている社会的責任感の強い社風を理解し、それに合致した人材であることをアピールする。
●世界的企業であるDELLの一員として経営方針を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。
●競合他社についての理解を深め、「なぜDELLなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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