エンカレッジの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
2002年に、情報システム部門のシステム運用の課題解決を目指し設立されたエンカレッジ。企業のシステム運用の課題を解決するソフトウェアを開発、販売しています。導入先は中小企業から業界大手企業と幅広く、ホームページの「導入事例」から詳細を見ることができます。
2004年にリリースしたPC操作の履歴や画面情報を録画するソフトウェア「ESS REC」は、2009年以来10年連続で「システム証跡監査ツール市場」のシェア第一位を獲得しています。他にも、システムに対してあらゆる操作が可能な管理者用IDを管理する「ESS Admin Control(EAC)」や「ID Inspector(IDI)」、サーバーのセキュリティを管理する「ESS AdminGate(EAG)」、働き方改革の一環であるテレワーク環境をモニタリングする「ESS REC NEAO」といったソフトウェアを展開しています。
また、2013年には東証マザーズに上場、2019年には東証一部に市場変更と成長中で、業績も堅調に伸ばしています。
そんなエンカレッジの口コミからは、オープンでフランクであり、実力主義な社風が伺えます。
「役職者であってもさん付けで呼び合う」「男女、年齢に関わらず発言しやすい」といった口コミが多く、「女性の新入社員でもプロジェクトリーダーを経験できる」「女性の部長職がいる」といった口コミからは男性が多いとされるIT業界であっても女性が活躍しやすい環境であることが伺えます。
こうした、性別や年齢にとらわれないフラットな社風にフィットして活躍できる人材かどうか、面接を通じて見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
最新の中途採用情報は、ホームページの採用情報「キャリア採用」に詳細が記載されています。
2020年3月時点では、ソリューション営業やエンジニアが募集されています。採用枠が充足されたら公開は停止されるため、随時募集状況を確認し、これまでの経験やスキルが活かせるポジションが公開されているか確認しましょう。
採用情報に記載はありませんが、口コミによると書類選考のあとに2〜3回の面接をおこない、内定に至るようです。
応募は「キャリア採用」からメール経由でおこなうことができますので、履歴書・職務経歴書を提出しましょう。また、口コミによると転職エージェント経由での募集もあるため、転職相談の面談時や登録時に募集の有無を確認すると良いでしょう。
■面接内容の傾向は?
面接での質問は、これまでの経歴や転職理由、強みや弱みといったオーソドックスなものが中心のようで、同じ質問を複数回の面接で聞かれることも多く、回答の一貫性と人柄を判断しています。また、代表取締役社長との面接では、「人生で大事なものは何か」、「人生で感動した経験は何か」といった価値観についての質問もがあったという口コミもあります。
応募ポジションで活かせるスキルや経験を整理するとともに、社会人以前の経験も踏まえて自身の性格の特徴や人柄を客観的な視点で伝えられるように準備をしておくと良いでしょう。
面接の雰囲気は概ね穏やかで話しやすいようですが、代表取締役社長との面接はやや緊張感のある雰囲気であることが多いようなので、面接官の印象やタイプに合わせたコミュニケーションが出来るように心構えを持って面接に臨んでください。採用情報には、代表取締役社長である石井氏のインタビューも掲載されているので、面接前に必ず目を通しましょう。
エンカレッジの面接攻略法(面接対策)
■エンカレッジの重点施策を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前には、重点施策を理解しておきましょう。
最新の情報はホームページのIR情報「IR資料」に掲載されているため、面接に臨む前に内容を確認しておきましょう。
2019年6月に発表された「2020年3月期の重点施策」では、「売上拡大」「研究開発強化」「組織力強化と人材開発」の3つを重点施策として挙げています。「売上拡大」では、IT業界最大規模の展示会への出展や年間30回超の自社イベント実施といったプロモーション活動の強化を軸とし、販売代理店との協業強化に取り組み、「研究開発強化」では、研究開発部員や研究開発費を約2倍に増加することを計画しています。
また、「組織力と人材開発」では、部門やグループのマネジメント層の増加や主要事業への人員集中などを施策として挙げています。
面接前には最新の重点施策の内容を把握し理解すると共に、最新のニュースリリースも確認し、面接の場で事業や製品、また経営戦略に興味があることをアピールしましょう。
■「なぜエンカレッジに転職したいのか」をはっきりさせるためには他社研究が必要
エンカレッジの面接でよく聞かれる質問の一つに、「なぜ入社したいのか」といった志望動機を問うものがあります。
面接官はこの質問を通じ、「志望度」や「ビジネスの理解」、また「応募職種に活かせるスキルや経験があるか」を判断しています。
この質問に対して明確な答えが出せるよう、事前に「重点施策」を中心に事業や製品について調べ、理解をしておきましょう。また、これまでの経験でIT業界やシステム運用現場に関わっていない場合には、導入事例やメディアの記事を見ながら情報収集をし、自分なりに整理しておきましょう。
併せて、競合他社を研究し、業界の構造や特徴についてより理解しておくことをおすすめします。
具体的には、以下のようなセキュリティ関連のソフトウェアを開発している企業について調べておきましょう。
- 株式会社FFRI
- トレンドマイクロ株式会社
- ソースネクスト株式会社
- 株式会社ラック
エンカレッジの採用面接で実際に聞かれた質問内容
エンカレッジが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。
同社は、市場シェア10年連続第一位の「ESS REC」を中心に、システム運用の課題解決のためのソフトウェアを開発・販売しています。東証マザーズ上場、東証一部への市場変更と順調に成長している企業で、性別や年齢に関わらないフラットでオープンなコミュニケーションが社風の特徴のようです。
こうした社風と、「ESS REC」をはじめとした製品の強みや特徴、また毎年の重点施策を理解した上で、同社の一員として前向きに活躍するイメージを持つことが重要です。
また、ホームページに掲載されている「導入事例」や「代表メッセージ」の内容も把握し、製品が顧客にどのように活用されているのか、また経営者はどのような考え方を持っているのかを自分なりに整理しておきましょう。
その上で、「エンカレッジで活躍できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代前半・女性/サポートエンジニア] 【結果:入社】
[30代前半・女性/財務・会計関連職] 【結果:最終面接で不採用】
[30代前半・女性/カスタマーサポート] 【結果:入社】
エンカレッジの採用面接に向けて
エンカレッジの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- オープンでフラットな社風を理解し、その環境で活躍できる人材だとアピールする。
- 重点施策を理解し、それに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。
- 競合他社について研究し、「なぜエンカレッジに入社したいのか」について明確に答えられるよう準備をする。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。