ジュピターショップチャンネルの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
TV放送やインターネット、カタログ等を通じた通信販売をおこなう「ショップチャンネル」の運営を中心とした、ダイレクトマーケティング事業を手がける同社。TV放送を観たことがある人も多いかもしれません。
同社は、日本で初めてショッピング専門チャンネルを作り、テレビ通販業界のさきがけとなりました。その沿革から、「ショッピングの常識を変えてきたという、誇り。」をフィロソフィーとしています。
市場規模も業界最大手で、2017年度には、テレビ通販業界売上高のうち約26%を占める結果となりました。2018年度売上は昨年度比減となったものの、これは同社が創業した1996年以来初のこと。こうしたことから、同社はテレビ通販業界において常に成長してきた、トップ企業であるといえます。
「ショップチャンネル」の強みは、さまざまな媒体を通じて顧客が買い物を楽しむことができる点です。テレビ放送はもちろん、インターネットやカタログ、実店舗での販売、各種イベントなどを通してそれぞれの特性を生かし、かつそれぞれを連携させることでシナジーを生み、実績につなげています。
そんな同社は、セクションごとに異なる勤務体制をとっています。CS放送のショップチャンネルでは、24時間365日生放送をおこなっているため、この番組制作にかかわる部署ではシフト制勤務となります。このような部署では休日出勤がありますが、残業はさほど多くないようです。採用サイトにおいても「全社の平均残業時間は月20時間~30時間」という記載が見られます。仕事内容については「覚えることが多いが、慣れればルーティンワーク」という声が聞かれるように、こつこつこなせることが求められるようです。
口コミを見てみると、「女性の働きやすさ」に関するものが目立っていました。「女性をターゲットにしているため社員にも女性が多く、女性の管理職や役員が何人もいる」「産休・育休を取り、復職してからも問題なく働いている女性社員が多い」といった意見が見られます。
そのほか、商品を社員割引で購入できる制度や、社内マッサージルームの利用、医師や保健師が好きな時に健康相談にのってくれるサービスなどがあり、福利厚生が充実しています。
「ショッピングの常識を変えてきたという誇りをもちながら、こつこつ確実に仕事を進める」。こうした社風にフィットする人材かどうか、採用面接では見極められます。
■選考は何次まで?
同社では現在、以下の職種にて正社員採用をおこなっています。
・24時間生放送スタジオにおけるフロアーディレクター
・24時間生放送TVショッピングの番組ディレクション
・Webエンジニア
それぞれ、「各職種における実務経験2年以上」などの必須条件がありますので、必ず確認してから応募しましょう。
まずはWebからエントリーします。1次面接は担当部署のチーフと人事部社員、2次面接は役員が面接官を務めます。面接経験者からは、「筆記試験はなかった」との口コミがありますので、参考にしてください。
■面接内容の傾向は?
面接の雰囲気については、「フランクな雰囲気」「終始和やかだった」という口コミが多く見受けられました。しかし、中には「圧迫面接だと感じた」という意見や、「あなたのキャリアに当社はそぐわないとはっきり言われた」といった口コミもあります。明らかに同社に向いていないと思われる応募者に対しては、「見込みはない」とはっきり伝える傾向があるのかもしれません。
質問の内容については、突飛なことはあまり聞かれません。志望動機、前職の退職理由などの質問をメインに対策しておきましょう。また、とくにWebエンジニアの面接では「B to Cの開発経験があるか?」など、実務的な質問をされます。前職での経験をまとめておき、同社に貢献できそうなスキルをアピールしましょう。
ジュピターショップチャンネルの面接攻略法(面接対策)
■ジュピターショップチャンネルの「新たな挑戦」を理解した上で自己分析をする
ジュピターショップチャンネルの面接を受けるにあたっては、同社の採用サイトに掲げられている「新たな挑戦」を理解しておく必要があります。
ショッピングの新しい在り方を切り拓く。
創業から現在まで、テレビ通販業界のトップを走る同社では、以下の3つの戦略によりさらなる進化を目指しています。
1.さまざまな知見をもつ他社との連携
住友商事・J:COM・KDDIと連携することにより、それぞれの企業のノウハウを生かし、事業拡大を狙っています。
2.オムニチャネルの推進
同社の最大の特色であるテレビ放送による販売にくわえ、Webやカタログ、実店舗など、窓口の多様化を推進するとしています。
3.海外展開
2013年11月より、タイでもショップチャンネルが放送されています。この波に乗り、今後はさらにグローバル展開を進める狙いです。
現在まで安定した経営を続けている同社。しかしこの「新たな挑戦」からは、現在の位置に留まらず、今後も新しいショッピングの形を顧客に提供していく気概を感じることができます。同社に応募するにあたっては、このような向上心を忘れず、売上促進に貢献できることをアピールしてください。今までに他部署と連携してシナジーを生んだ経験や、海外におけるプロジェクトに参加した経験があれば、話せるようにまとめておきましょう。
■「なぜジュピターショップチャンネルに転職したいのか」の明確化には他社研究も忘れずに
面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜ当社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「テレビ通販業界に向いているか」「それまでの経験を生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に当社の特色を理解しているのか」ということです。
業界や職種の枠を超え、同社について理解するためには、競合といわれる企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにしたうえで、「なぜジュピターショップチャンネルなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。以下のような企業との違いを調べてみてください。
- 株式会社QVCジャパン
- 株式会社ジャパネットたかた
- 株式会社オークローンマーケティング
ジュピターショップチャンネルの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ジュピターショップチャンネルが目指している方向性や、どういった人材が求められているのか、企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。
このように、同社の採用面接を受ける前には、そのフィロソフィーに基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「ショッピングの常識を変えてきたという誇りをもちながら、こつこつ確実に仕事を進める」という社風を意識して、「向上心を忘れず売上促進に貢献できる」人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。このような質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策をしておきましょう。
[30代後半・男性/社内SE] 【結果:入社】
[30代前半・男性/IR] 【結果:二次を辞退】
[20代後半・男性/社内SE] 【結果:最終面接で不採用】
[30代後半・女性/マーケティング関連職] 【結果:一次面接で不採用】
ジュピターショップチャンネルの採用面接に向けて
ジュピターショップチャンネルの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「ショッピングの常識を変えてきたという誇りをもちながら、こつこつ確実に仕事を進める」という社風を意識して、「向上心を忘れず売上促進に貢献できる」人材であることをアピールできるよう、具体的なエピソードを用意する。
- ジュピターショップチャンネルの「新たな挑戦」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜジュピターショップチャンネルなのか」に対する答えを明確にしておく。
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