【面接対策】ハニーズの中途採用面接では何を聞かれるのか

「高感度・高品質・リーズナブルプライス」をキーコンセプトとし、顧客のニーズをいち早くキャッチアップしたブランド展開するハニーズ。近年では、質感を重視した大人向けのレディースブランド「GLACIER」や、コーディネートに必須のベーシック商品を中心に扱う「CINEMA CLUB」などを展開。多様性に富んだオリジナルブランドは若い年齢層だけでなく、幅広い年齢層に受け入れられています。

店舗販売を中心とする業態ですが、Instagram、Facebook、LINEなどのSNSツールを巧みに活用し、ターゲット層の取り込み強化を図っています。さらに楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonなどのeコマース市場にも積極的に参入。公式オンラインショップも立ち上げ、多角的に販売チャネルを広げています。

そんなハニーズは、1978年に第1号店をオープン。その後も全国に事業領域を広げ、2019年5月時点で865店舗という数を誇るまでに成長しました。さらに中国市場にも参入し店舗数を伸ばしています。急成長を遂げる同社では、意欲や能力があれば年齢・社歴問わずキャリアアップできる制度が整っており、「入社3ヶ月で新店の店長に抜擢された」「10代で店長を任された」という口コミもみられました。そのようなスピーディーなキャリア構築ができる環境は、意欲をもってキャリアを積み重ねたい人に向いているでしょう。

さらに、意見やアイデアを柔軟に店舗づくりに反映できる風土は、接客の他にもコーディネーターとして活躍できる面白さがあるようです。同社では従業員たちが居心地のいい売場づくりを目指して、サービスレベルの向上を図り、楽しみながら自分たちでお店を作っています。

ハニーズのキャリア採用では、「多様化する顧客のニーズをいち早く反映したブランド運用を強みとする」社風にフィットする人材かどうか見極められます。

ハニーズの選考は、書類選考→面接という流れでおこなわれます。まずは、コーポレートサイトの採用ページに記載されている本社採用問合せ窓口のURLから、応募シートを提出。後日、選考の案内が届きます。面接は1回のみで、店長とブロックリーダーの2名が選考にあたります。1～2週間後には合否結果の連絡をもらうことができるようです。

募集職種には、商品企画、プレス、海外事業、店舗開発、管理業務をメインとした本社勤務の「総合職」、店頭での接客販売等、店舗運営業務全般の業務を担う「販売職」の2職種があります。販売職は地域を限定した社員登用もおこなっており、子どもや家庭を持つ女性からの応募も多いようです。また総合職においては適性などを鑑みて、販売職と同様に店舗での接客や店舗運営などに配属されるケースもあるようです。

中途採用では販売職を中心に募集をおこなっていますが、入社後の結果や評価次第で総合職への転換も可能です。頑張り次第で仕事の幅を広げられる魅力があるでしょう。

ハニーズの面接では、「お客様に喜んでもらうために、どのような接客ができるのか」を重点的に見られます。コーポレートサイトを熟読することはもちろん、いくつかの店舗を実際にまわり、接客スタイルや店舗の様子をサーチしておきましょう。

10代～20代前半を中心とした、比較的若い層をターゲットとしている同社のブランドでは、接客スタイルや店舗づくりが他のアパレルブランドと異なることも多々あります。他ブランドとの違いを自分なりに明確にし、入社後のビジョンを描いておくこをオススメします。

また内定に至った人の多くは、「いかに洋服が好きか伝えた」「笑顔を意識した」など、アパレルでの接客においてなくてはならないスキルやマインドをアピールしています。自分が店舗に立った時をイメージして、アパレル接客において重要なポイント、自分の経験やスキルも交えて自己PRに落とし込みましょう。

ハニーズの面接を受ける上では2019年7月に株式会社ハニーズホールディングスより公開された「中期経営計画」を読み込み、理解しておくことが不可欠です。「中期経営計画」では、下図の通り2つの計画が策定されています。

ハニーズでは、国内・海外共に急速に増加する店舗数に対応できる社員レベルの底上げ・育成が最大の課題とされています。1人ひとりが考え、行動できる組織づくりができてこそ、さらなる事業拡大に手を伸ばすことができると考えられているのです。このことから同社では、店舗の問題や顧客のニーズに応えるための施策を考えることができる人材、考えやアイデアを現場でアウトプットできる人材を求めていることがうかがえます。

また、中国事業においては、その業績を国内と切り離して開示できるほど、基盤が出来上がりつつあります。より一層の事業拡充に向けて自社工場をミャンマーに設立し、生産コストを抑える計画も進行中です。このように、流通コストの合理化やマーケティングの見直しなど、同社のビジョン実現に向けた取り組みや戦略を理解した上で面接に挑みましょう。

ハニーズの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜハニーズか」というものがあります。面接官がこの質問を通して見極めているのは、「責任感をもって店舗の運営にあたれる人材か」「立地や客層に合わせてPDCAを回す思考ができる人材か」そして「本当に同社のことを理解しているのか」といった点です。

業界や職種について理解することはもちろん、ハニーズという企業についてしっかり理解する。 そのためには、競合となり得る他社の研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

• 株式会社ワールド
• 株式会社ユニクロ
• 株式会社しまむら

このように、ハニーズの採用面接を受ける前には、「中期経営計画」に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。面接では、「多様化する顧客のニーズをいち早く反映したブランド運用を強みとする」社風を意識し、ブランド認知や魅力的な店舗作りにむけて熟慮できる人材であることをアピールしましょう。そのために、具体的な考えやさまざまなエピソードを準備しておいてください。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかり考えながら面接対策をしておきましょう。

ハニーズの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「多様化する顧客のニーズをいち早く反映したブランド運用を強みとする」社風を意識して、これに合致したブランド認知や魅力的な店舗作りにむけ、熟慮できる人材であることをアピールする。


• 株式会社ハニーズホールディングスより公開されている「中期経営計画」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。


• 競合他社についても研究し、「なぜハニーズで働きたいのか」に対する答えを明確にしておく。