三井不動産商業の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
不動産業界の中でもトップクラスの運営施設物件数を持つ三井不動産商業。長く愛される施設運営を目指す「経年優化」を目標にかかげ、その地域に密着した質の高い施設運営をおこなっています。また国内だけでなく2016年には海外でも三井アウトレットパークの運営がスタートするなど、グローバル化にも力を入れています。
同社では穏やかでフレンドリーな社員が多く、部活動や社内行事など部署の垣根を越えて交流する機会もあります。また住宅手当を始め、旅行やスキルアップのための補助など福利厚生もかなり充実しているという声が多く見受けられました。土日出勤や急な対応が求められることもありますが、代休や有給は取得しやすく、子育てしながら働いている方も多いので、男女問わずワークライフバランスのとりやすい環境だといえるでしょう。
業務においては、社内外の様々な人とコンタクトをとることが多く、バランス力や発言力が必要となります。半数以上が中途入社で、幅広い業界から採用されているため、それぞれの経験や強みを活かして活躍する社員が多いようです。親会社からの急な要望などにも、臨機応変に対応する力も求められます。
また年功序列の文化があり、ガツガツ仕事をして成果を出したいという方には少し物足りなく感じるかもしれません。ただ、現場に近いポジションの場合は目に見えて成果が感じられ、やりがいがあるという口コミも多くみられました。
目標に向かって周りと協力してこつこつ取り組む。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
■選考は何次まで?
コーポレートサイトに選考フローに関する記載はありませんが、口コミなどの情報によると、書類選考後に、2回程度の面接をおこなうのが一般的なようです。内定までの選考期間は2週間から約1か月程度です。
また同社のキャリア採用は、エージェントや求人媒体に募集を掲載し、応募者を募っています。2020年4月現在ではコーポレートサイトの中途採用ページからの募集はおこなっていませんが、他のサイトで現在募集中の職種は「ららぽーとの工事検査担当」、「建物管理・管理工事担当」、「インフォメーションスタッフ」などです。コーポレートサイトだけをチェックするのではなく、エージェント登録や大規模な企業説明会の情報などにも気を配り、多方面から求人情報が入ってくるようルートを確保しておくと良いでしょう。
■面接内容の傾向は?
面接は終始和やかな雰囲気でおこなわれ、面接内容は志望動機やこれまでの経歴についてなど一般的な質問が多いようです。特に「三井不動産の商業施設についてどう思うか」は必ずと言っていいほど質問を受けるため、企業研究はおこない、しっかり自分の言葉で伝えられるよう事前にまとめておきましょう。
「苦手な人間はどんなタイプか」や「後輩への接し方や育成方法」など、周りの人とうまく調整していけるかといった対応力を問われる質問もあり、人とのかかわりを大切にする社風が大きく反映されています。また「自分の性格を説明してください」といった質問もありますので、自己分析を細かくおこないアピールできるよう整理しておくことも大切です。
三井不動産商業の面接攻略法(面接対策)
■三井不動産商業の基本理念を理解したうえで自己分析をする
三井不動産商業の面接を受けるにあたり、基本理念をしっかり理解しておく必要があります。同社が掲げている基本理念は以下の3つで構成されています。
同社の運営管理事業は、店舗やお客さまの意見を大切にし、長く愛され地域に根付く空間造りを目標にしています。そのためには社会や人口の変化など将来を見据えて、『本当に欲しいモノやサービス』、『心地よい時間や感動』を造れるよう様々な人とコミュニケーションをとりつつ業務を進めていくことが必要です。
これまで携わってきた仕事内容はもちろんですが、仕事との向き合い方や、周りの人たちとどのようにコミュニケーションをとり、目標に向かって取り組んできたか。またどのような成果を出してきたかなどをアピールすることができるといいでしょう。
■「なぜ三井不動産商業に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接を受けるにあたり、「なぜ当社なのか」に対する答えをしっかり固めておきましょう。この質問を通して、「この会社についてどの程度理解しているか」や「応募者がやりたいことが当社の職種とマッチしているのか」などが見極められるためです。
応募者は業界や職種の把握はもちろんのこと、他社の経営理念を始め、商業施設や運営方法をチェックしておく必要があります。そのうえで三井不動産マネジメントの独自性やそこで自分がやりたいことや活かせるポイントなどをまとめておくとよいでしょう。
具体的には、以下のような企業を中心に調べることをおすすめします。
- 三菱地所・サイモン株式会社
- イオンモール株式会社
- 野村不動産アーバンネット株式会社
- 住商アーバン開発株式会社
三井不動産商業の採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究を通じて、同社が目指している方向性や、欲しがっている人物像が分かってきたのではないでしょうか。
基本理念をきちんと理解し、それに基づいた自己分析や他社研究をおこなうことが大切です。採用面接を受ける前には、それらを踏まえた志望動機の整理をしておきましょう。そして面接の場では、「目標に向かって周りと協力してこつこつ取り組む」という社風を意識して、「お客さまの気持ちを理解し、先々を見据えた仕事ができる」人材と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
ここからは面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/総合職] 【結果:入社】
[20代後半・男性/営業企画] 【結果:二次を辞退】
[20代後半・男性/不動産管理] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/プロパティマネージャー] 【結果:内定を辞退】
三井不動産商業の採用面接に向けて
三井不動産商業の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「目標に向かって周りと協力してこつこつ取り組む社風」を理解したうえで、そこにマッチする人材であるとアピールできる具体的なエピソードを集めておく。
- 基本理念を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ同社なのか」に対する答えを明確にしておく。
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