GDOの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
ポータルサイト運営を中核として、ゴルフ場予約、ゴルフ用品販売、ゴルフニュース配信などをおこなうゴルフダイジェスト・オンライン(以下、GDO)。「ゴルフで世界をつなぐ」というミッションのもと、ゴルフに関わるサービスを総合的に展開しています。
ゴルフに特化したサービスのため、社内には「ゴルフ好き」が集まっています。ゴルフをおもしろく、身近にさせるためのアイデアをかたちにしていける環境に、多くの社員がやりがいを感じている様子です。口コミでは、「やりたいことは手をあげればできる環境がある」「何事も物怖じせず発言できる人が好まれる」「当事者意識に基づき、主体性をもって行動する組織」といった声が多く聞かれました。その他に多く見られたのが、「自由」「オープン」といったキーワードです。「休日はよく同僚とゴルフに行くため仲が良い」という口コミも見られ、公私にわたりオープンな社風であることがうかがえます。
また、福利厚生についても満足しているという声が目立ちます。なかでも、1年間につき10日を上限に取得できる私傷病休暇や、自社サービスを利用したゴルフプレーを対象に、1年間につき4日まで取得できるゴルフ休暇が好評です。どちらも特別有給休暇のため、通常付与される有給休暇とは別に使えるようになっています。
こうした社風にフィットするかどうかは応募者・採用者双方にとって重要なポイントです。自由でオープンな社風のなか、「ゴルフで世界をつなぐ」ために主体的に行動できる人物であることをアピールできるとよいでしょう。
■選考は何次まで?
コーポレートサイトに面接フローに関する記載はありませんが、口コミなどの情報によると、書類選考の後に3回程度の面接がおこなわれます。一次面接は人事担当、二次面接は現場の部長クラス、三次面接は役員が面接官を務めることが多いようです。
2020年5月現在の中途採用は、転職エージェントを通じた募集のみとなっています。そのため、上記フローとは異なる場合がありますので注意してください。
また、希望する職種の募集がおこなわれていない場合や今すぐ転職できない場合は、「キャリア登録制度」を利用することができます。これは、自身のキャリアを登録しておくと、マッチするポジションの採用が発生した際に採用担当から連絡が届くというものです。必ずしも選考の機会が約束されるものではありませんが、こうした制度も視野に入れるとよいでしょう。なお、登録した情報の有効期限は1年間となります。
■面接内容の傾向は?
同社ならではの質問として、「ゴルフが好きか」「ゴルフをプレーするか」「ゴルフに関する知見・知識」などが問われます。「ゴルフが好きか」という質問に対しては、明確に「好き」と答えたいところでしょう。面接経験者が「ゴルフへの興味関心がゼロだと厳しい」と言うように、ゴルフが好きでないと仕事自体を楽しめない面がありそうです。
同時に、一般的な質問への対策もおこなっておきましょう。特に、「これまでの経験をどう生かしていきたいか」「将来どんな仕事をしたいか」といった点は、主体性を大事にする同社の面接官が最も知りたいことです。具体的なエピソードを交えて語れると、より説得力のある回答となるでしょう。「熱意を伝えることが非常に重要な会社」というコメントもありますので、意欲的な回答を心がけてください。
GDOの面接攻略法(面接対策)
■GDOの中期経営方針を理解した上で自己分析をする
同社では、2019年~2023年を対象とした中期経営方針を策定していますので、確認しておきましょう。「顧客層の拡大」と「顧客関係の深化」を軸とした投資戦略により、企業価値の最大化を目指す方針を打ち出しています。
具体的には、「国内事業」「新規事業」「海外事業」における中期的な投資戦略を掲げました。
まず、国内事業における付加価値を拡大し、売上成長と利益向上を目指します。そのために、全体オペレーションの効率化のほか、M&Aやシステム投資による規模拡大によって、スケールメリットを享受したい考えです。
新規事業では、国内を中心に新たな収益モデルを構築し、成長の柱へと育てる方針です。その方法として、サブスクリプションビジネスへ挑戦し顧客関係の深化を目指すことを挙げています。
さらに海外事業では、当面はアメリカを主要ターゲットとしながら、グローバルなスケールメリットで成長を加速させる方針です。
この中期経営方針は、グローバルマーケットにおいて長期的なプレゼンスを強化するために策定されたものです。面接を受ける前に、同社の方向性をしっかりと押さえ、自己分析に落とし込んでおく必要があるでしょう。
■「なぜゴルフダイジェスト・オンラインに転職したいのか」をはっきりさせるためには他社研究が必要
中途面接にあたっては、「なぜGDOか」という質問に対する回答を明確にしておくことが重要です。ゴルフ関係の事業を展開する企業は同社のほかにも存在し、それぞれに事業の特徴があります。そのなかで、同社ならではの特徴や強み・弱みを分析するためには、他社との比較が不可欠です。他社研究をおこなうことで、事業の特徴だけでなく、社風や組織制度などにも違いがあることがわかるでしょう。
他社研究の方法としては、自分なりの軸で業界マップを作ってみることもおすすめです。その上で、それぞれの事業規模や特徴をつかめば、同社のポジショニングや独自性がより鮮明に見えてくることでしょう。今回は、「楽天GORA」を展開する楽天のほか、ゴルフ用品の小売り各社を挙げました。これを参考に、他社研究を進めてみてください。
- 楽天株式会社
- 株式会社二木ゴルフ
- 株式会社ゴルフパートナー
- 株式会社アルペン
GDOの採用面接で実際に聞かれた質問内容
GDOが目指している方向性や、必要とされる人材像が具体化してきたのではないでしょうか。ゴルフポータルサイト運営を核として、ゴルフに関わるサービスを総合的に展開するGDO。ゴルフに特化していることから、社内にはゴルフを愛する人材が多数集まっています。
同社では「ゴルフで世界をつなぐ」ために主体的に行動することが求められており、やる気と行動力次第で、自分のアイデアをかたちにできる環境があります。どんなサービスを展開したいのか、どんな経験やスキルをどのように生かすことができるのか、具体的な言葉で語れるようにしておきましょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策をおこなってください。
[20代後半・男性/法人営業] 【結果:二次面接を辞退】
[20代前半・男性/企画営業] 【結果:内定を辞退】
[20代後半・女性/経営企画] 【結果:二次面接を辞退】
[女性/秘書] 【結果:最終面接で不採用】
GDOの採用面接に向けて
GDOの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 自由でオープンな社風のなか、「ゴルフで世界をつなぐ」ために主体的に行動できる人物であることをアピールする。
- 中期経営方針を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。
- 競合他社について研究し、「なぜGDOか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。