日本ビジネスアートの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1991年に創業した日本ビジネスアートは、大手企業を対象にコミュニケーション領域でのコンサルティングとクリエイティブ制作をおこなっています。経営課題に沿って、ブランド構築、広報、販促・PR、採用などのプロジェクトを企画・推進。特に社内広報誌の制作に実績があり、そこからクライアントと長期的な関係を築き、新しいサービスを広げてきた歴史があります。
同社はポリシーとして「出し惜しみしない文化」を掲げ、年次や役職、経験にかかわらず、意欲のある人が成長できる環境づくりに力を入れているといいます。
実際に勤務経験のある人の口コミを確認してみましょう。もっとも多かった口コミは、「若手でも裁量の大きな仕事に挑戦できる環境」というものでした。入社1年目から、やる気があればプロジェクトを任されるケースもあるようです。
また、「自由度が高く自分の意思で動ける」という声も複数ありました。確固たるルールやマニュアルがないので、自分がやりたいことがある人にとってはやりがいを感じられる環境だということです。
一方、実践を通して成長することに力を入れているため、教育体制が整っていないことを指摘する声も。失敗やミスにもつながることから、それが本当にクライアントにとってベストなのか疑問視する口コミも見受けられました。
自由度の高い環境で、成長意欲の高い人が挑戦できる社風である日本デザインアート。コーポレートサイトで発信しているメッセージのほか、口コミのリアルな声も確認して社風を感じ取り、面接対策に活かしていきましょう。
■選考は何次まで?
コーポレートサイトの採用情報によると、書類選考を経て、面接が2回程度行われます。選考期間は1~2週間程度とみておけばよいでしょう。
キャリア採用の募集職種は、クリエイティブ職となります。クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナー、コピーライター、ライター、編集者、Webディレクター、映像ディレクター、フォトグラファーなどの各分野で募集があります。
また、同社ではワーキングマザーの戦力化に注力しており、時短正社員の採用を積極的におこなっているようです。時短正社員の募集職種は、クリエイティブ職のほか、コンサルティング職、企画職があります。
■面接内容の傾向は?
経歴やスキルのほか、人間性を見極める質問が多いようです。面接経験者の口コミよると、これまでの人生や家族のこと、挫折や失敗した経験などが問われたとありました。「自分史を語ってください」というケースもあったので、一度、自身のこれまでをしっかり振り返っておくとよいでしょう。どんな時にどんな選択をしたのか、なぜその選択をしたのか、自分が大事にしている価値観は何なのかなど分析した上で、「私とはこういう人間です」と言語化できると面接でも役立ちそうです。
また、個人の意思が尊重される社風であるがゆえ、「当社で何がしたいか?」という質問の答えも重視されていると思われます。同社の事業や特徴、方向性を理解した上で、どのような仕事がしたくて、どんな存在として活躍していきたいのか具体的なイメージを描き、伝えられるように準備しておきましょう。
日本ビジネスアートの面接攻略法(面接対策)
■日本ビジネスアートの成長戦略を理解した上で自己分析をする
同社では、具体的な中長期経営計画を公表していないものの、コーポレートサイトで「成長戦略」を発信しています。この成長戦略を確認して、同社が注力していることや今後の方向性を理解していきましょう。
ここ数年成長が加速しているという同社。それは、クライアントである大手企業のニーズに真剣に向き合い、3ヶ月に1つのペースで新しいサービスを創出するサイクルを確立できたためだといいます。
目先の利益は追わず、クライアントのためにできるベストを考え尽くして実行するのが同社の仕事への取り組み方であり、その結果、クライアントと強い信頼関係が構築できているようです。
クライアントのグローバル展開に合わせて、同社でも情報収集やリサーチで海外に出向く機会が増えており、グローバル体制の構築が急務と捉えているようです。現在、ロンドン、ニューヨーク、上海、シドニーで海外展開を進めているとのこと。同社のこうした方向性を踏まえた上で、「今後自分がどのように活躍していきたいか」を語れるようにしておくとよいでしょう。
■「なぜ日本ビジネスアートに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
これまで日本ビジネスアートをさまざまな角度から見てきて、理解が深まってきたのではないでしょうか。クライアントの課題解決に徹底して取り組む姿勢や裁量の大きなプロジェクトを通して成長することを大事にしている同社。
大手企業に特化していること、直接取引であること、クライアントと長期的関係を築いていることなどが、同社の特徴であり差別化できる強みでもあります。これらが志望動機になっている応募者もいるかもしれませんね。
さらに志望動機を深堀りしていくには、同業他社の研究も有益です。ビジネスモデルの違いや、クリエイティブの質、人材育成、働き方、福利厚生に至るまで客観的に比較してみましょう。ここでは、同社と同様にクライアントのコミュニケーション領域で課題解決を行うクリエイティブ企業をピックアップしましたので、参考にしてみてください。
- 株式会社産業編集センター
- 株式会社パラドックス
- 株式会社ミツエーリンクス
日本ビジネスアートの採用面接で実際に聞かれた質問内容
同社の社風や方向性を見てきて、求める人材像が少しずつ分かってきたのではないでしょうか。同社の場合、「成長意欲が高い」「未知の領域にチャレンジすることが好き」「何をやりたいかを明確にイメージしている」といった人材像が当てはまるでしょう。求める人材像にフィットするさまざまなエピソードを準備しておくと安心です。
また、面接経験者が実際に聞かれた質問も参考になるでしょう。これらの質問をされたら自分ならどのように答えるでしょうか。面接対策に活かしてみて下さい。
[30代前半・男性/代理店営業] 【結果:結果待ち】
[30代前半・女性/編集] 【結果:二次面接で不採用】
[20代後半・女性/グラフィックデザイナー] 【結果:一次面接で不採用】
日本ビジネスアートの採用面接に向けて
日本ビジネスアートの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「自由度の高い環境で、成長意欲の高い人が挑戦できる社風」であることを理解し、これに合致した行動が取れる人材であることをアピールする。
- 日本ビジネスアートの成長戦略を理解して、これに沿った自己分析をおこない、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜ日本ビジネスアートなのか」に対する答えを明確にしておく。
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