ドームの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
各種スポーツ用品、スポーツサプリメントの製造・販売やアスリートへのパフォーマンスディレクションなどをおこなうドーム。アスリート向けのスポーツウエアとして高い人気を誇る「アンダーアーマー」の日本総代理店としても知られています。「スポーツを通じて社会を豊かにする」というミッションのもと、“スポーツコングロマリット”として日本のスポーツを世界基準へと変革することを目指しています。
創業社長は体育会アメフト部出身で1996年の創業から会社を急成長させてきました。同社の口コミには、「体育会系」「若くて勢いのある社風」といったコメントが寄せられています。また、毎週月曜日に実施される“パワーモーニング”と呼ばれる全社朝礼では、社長が全社員に向けてメッセージを発するのが恒例です。このメッセージによって社員は目指す方向を再確認しながら仕事に取り組んでいるようで、「一方向に社員全員で走っていく」「熱い情熱を傾けられる人は向いている」という声が聞かれました。一方で、「創業者の意思が全て」「THE体育会系になじめなく辞めてしまう人も多い」といった声も。こうした口コミからも、社風にフィットするかどうかが重要なポイントであることがわかります。
また、社内にはトップアスリート専用の最新設備が整ったジムが設置され、コーチからのトレーニング指導も受けられます。そのほか、五大栄養素をバランスよく摂取できるカフェの設置や自転車通勤手当の支給など、スポーツ領域の企業ならではの福利厚生が用意されています。
面接では、体育会系で勢いのある社風にフィットした人材であることを積極的にアピールしていきましょう。
■選考は何次まで?
選考プロセスに関する公式情報はありませんが、口コミ等の情報によると、書類選考後に2〜4回程度の面接がおこなわれるようです。面接の回数を重ねるごとに、面接官の役職が上がっていくという口コミが見られました。内定までの期間はおおむね1カ月程度のようですが、なかには3カ月程を要したという口コミもあります。
同社では求める人材像として、「主体性」「素直さ、正直さ」「行動力」をあげていますので、これに沿った自己分析をおこなってみるとよいでしょう。
2020年6月現在、Financial Planning & Analysis(管理会計・資金調達)、直営旗艦店ジェネラルマネージャーの中途採用募集があります。応募資格などについては、コーポレートサイトに詳細が記載されていますので確認してください。なお、募集職種に希望の職種がない場合には「スカウト依頼」を出すことが可能です。
■面接内容の傾向は?
スポーツに関する質問はマストと考えたほうがよいでしょう。自らのスポーツ経験から得たものなど、具体的なエピソードを交えて伝えることで説得力がある回答となります。さらに、そのスポーツ経験をどのように仕事に活かしたいかを積極的に伝えたいところです。
面接経験者からは、「体育会出身者が占める割合が非常に高い会社なので、体育会的マインドでいくことが大切」「営業系役員及び社長との面接では、とにかく素直に言い訳をしないことが一番」といったアドバイスが出ています。また、理念に対する共感度を見ているという声もありました。
面接の雰囲気についてはさまざまな声があがっています。なかには、圧迫的だと感じた人もいますが、臨機応変な応対力やストレス耐性を見ている可能性がありますので、自分のペースを崩さないように心がけましょう。そのためにも、企業研究や自己分析などの事前準備には万全を期したいところです。
ドームの面接攻略法(面接対策)
■ドームの企業理念と行動基準を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前に、ドームの企業理念と行動基準を理解しておきましょう。
同社で働くにあたっては、理念とカルチャーへの共感が大前提です。ここでは理念とその実現に向けた行動基準を見ていきましょう。
同社が理念としているのが、「社会価値の創造」です。この言葉が意味するところは、スポーツを通じて新しい市場、新しい人材、新しい文化、新しい生活を創造し、社会に貢献していくということ。そして、この理念を実現するために創業以来培ってきたのが、「現場主義」「自前主義」「世界連携主義」という三大主義です。
「現場主義」とは、アスリートとの対話を通じて彼らの要望やストレスの本質を突き止め、ビジネスの実行力へとつなげていくものです。また、アスリートに正しい情報を伝え、啓発や教育をおこなう役割も担うとしています。
「自前主義」とは、安易に外部のリソースに頼るのではなく、「まずは自分がやってみる」という姿勢を貫いて新たな領域に挑戦することで、一人ひとり能力向上につなげる考えです。
最後に「世界連携主義」とは、いいサービスに対しては国境を作らずに、世界中の人々と共有して協業を図っていくことを指しています。
同社では理念がとても重視されています。それを支える行動基準についても具体的にイメージしながら、自己分析に落とし込んでみるとよいでしょう。
■「なぜドームに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接では「なぜドームを志望したのか」という質問により、志望動機について深く掘り下げられることが多いです。面接官はこの質問を通して、「応募者のやりたいことがドームで実現可能か」「即戦力となり得る人材か」「カルチャーにフィットした人材か」など、さまざまな点を確認します。
面接官を納得させる回答をするためには、同社について知ることはもちろん、競合他社との比較を通じて業界での位置づけも把握する必要があるでしょう。他社の事業規模や特徴をつかめば、同社のポジショニングや独自性がより鮮明に見えてくるはずです。ここでは、同社の競合となり得る4社をあげました。これを参考に他社研究を進めてみてください。
- 株式会社ナイキジャパン
- 株式会社アシックス
- アディダスジャパン株式会社
- ミズノ株式会社
ドームの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ドームが目指している方向性や求める人材像が明らかになってきたのではないでしょうか。
スポーツを通じて社会への新たな価値提供を目指すドーム。ここで働く社員には、スポーツに対しての情熱が欠かせません。また、アスリート向けのジムやエクササイズスタジオが社員に開放されるなど、スポーツを続ける人にとっては恵まれた環境が用意されています。面接では、成長にこだわる体育会系マインドを示すと同時に、スポーツを通じて社会に対してどう貢献したいのかを明確に伝える必要があるでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・女性/営業事務・管理事務] 【結果:内定を辞退】
[20代後半・男性/代理店営業] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・女性/通訳・翻訳] 【結果:入社】
[30代前半・女性/研究開発] 【結果:結果待ち】
ドームの採用面接に向けて
ドームの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 体育会系で勢いのある社風を理解し、これに合致した行動を取れる人材であることをアピールする。
- ドームの企業理念や行動基準を理解し、これに沿った自己分析をおこなうことで有益な自己PRへとつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜドームなのか」という問いに明確に答えられるようにしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。