RKMの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
リクルート北関東マーケティング(以下、RKM)はリクルートグループが運営する各種メディアを北関東エリア(群馬、栃木、茨城、新潟)で展開しています。「ホットペッパー」など、各領域で圧倒的な知名度を誇るメディアを擁します(下記の画像を参照)。
口コミには「仕事へのやりがいは非常に高い」「数字に対する責任は重いが、達成した時の喜びはそれ以上」「提案した企画などはやらせてもらえる環境」などのコメントが見られ、やる気次第でチャンスは多く、前向きさが評価にもつながる環境であることがわかります。一方で、早めに帰ることは推奨されているものの、「早く帰るための協力体制が整っているわけではないので、終わらないと帰れない」などのコメントから、仕事を進める上での責任を求められる環境であることも読み取れます。
同社では仕事を通じて強いやりがいと市場価値の高い経験を得られるようですが、受け身志向の人にはミスマッチな企業と言えるでしょう。「主体性を持って業務に取り組む意欲がある」、この点が自分に該当するかどうか再確認をしてから応募の準備を進めましょう。
■選考は何次まで?
選考に要する期間は1週間~1ヶ月程度となることが多いようです。書類選考、SPI試験、2回程度の面接を経て内定となる流れです。SPI試験を受けるタイミングや面接の回数は人によって前後する場合もあります。面接官は1次では人事担当、2次は採用される部署のグループマネージャー、所属予定先の部長などが担当するようで、これは応募する部署によっても変わってきます。
中途採用での募集職種は「営業職」「スーモカウンターアドバイザー」「アシスタント職」などがあり、勤務地や応募にあたって必要となる経験、スキルも異なります。コーポレートサイトにてよく確認し、社員のインタビューも参考にして面接にのぞみましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の休日は一部を除いて土日、祝日。年間休日は130日前後であり、比較的休日数が多い企業です。一方で平日の仕事量、残業ともに多い傾向にあります。実際の面接でも「仕事量が多くても、くじけずに長く働き続けられるか?」「高い売上目標にチャレンジし続けられるか?」「顧客から厳しい言葉を浴びせられることもあるが大丈夫か?」といった働く覚悟を問うような質問もあるようです。「大丈夫です」「やれます」という回答を本音でできるか、が重要です。
さらに、「仕事の中で苦労を乗り越えたエピソードを教えてほしい」「挫折体験を教えてほしい」など、具体的なエピソードを求められることも多いようです。また雑談形式で学生時代の経験などを聞かれることもあります。このようなことから、業務上において予期しない状況に直面した場合も、自力で乗り越える強さをもった人材が求められていると言えるでしょう。これまでの経験を振り返り、自己分析を深めておくことをおすすめします。
RKMの面接攻略法(面接対策)
■RKMの企業理念を理解した上で自己分析をする
同社は「私たちは、この街に、ひとつでも多くの笑顔があふれる世界を目指します」をスローガンに掲げ、北関東エリアに根ざした営業活動を行っています。カスタマーとクライアントはリクルートメディアを通じて接点を持ち、カスタマーには豊かなより良い選択を、クライアントには集客・売上増という価値を提供しています。
またクライアントに対しては近年集客・売上増に加え、ITによるクライアント(店舗)の工数(手間、コストなど)削減にも取り組んでいます。『Airレジ』『Airペイ』などの決済サービスは、レジ機器の導入費用やクレジットカード手数料を大幅に抑える事ができるサービスです。『サロンボード』などの予約管理システムは、店舗での予約管理を容易にさせ、効率的に予約を獲得していくことができます。これらのサービスを拡充させることにより、クライアントがサービスに集中できるよう、業務効率を向上させる質の高い提案に移行しています。
営業職、またアドバイザーポジションでは、顧客(店)の課題解決をしたいというという強い意志表明が必須です。課題解決はリクルートグループの重要なキーワードであり、答えのない・前例のない課題に取り組む覚悟を持ち合わせているかが面接では問われます。「御用聞き営業ではなく、顧客の課題解決に向けて顧客と伴走する営業でありたい」という、仕事に対して主体的に取り組むスタンスをアピールできると評価を得やすいでしょう。
■「なぜRKMに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ当社に応募したか」というものがあります。面接官はこの質問を通して「当社で何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「経歴が業務にどう活かされるか」といった視点はもちろん、「本当に当社のことを理解しているか」という側面もあわせて見ています。
志望動機を明確に伝えるためには、競合となりやすい企業の他社研究を行うことが有効です。具体的には、類似するサービスを展開する企業について調べてみてください。
- 株式会社ぐるなび
- 株式会社カカクコム
- 楽天株式会社
- アットホーム株式会社
RKMの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように同社の採用面接を受ける前には、企業理念に紐づけた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。面接の場では、強い成長意欲と高い顧客志向を持っている人材だと印象づけられるよう、特に「自己紹介」「志望動機」「これまでの仕事や生活の中で苦労を乗り越えたエピソード」などを準備しておくと良いでしょう。
「これまでの仕事や生活の中で苦労を乗り越えたエピソード」の質問に関しては、会社から与えられた困難や障壁をクリアした、というような受け身のエピソードにならないよう注意する事も重要です。目標設定、目標達成のための打ち手設定、実行、振り返りを自ら積極的におこなった、というエピソードを準備しましょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代後半・男性/営業] 【結果:二次面接で不採用】
[20代後半・女性/営業] 【結果:入社】
[20代前半・女性/営業] 【結果:二次を辞退】
RKMの採用面接に向けて
同社の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「前向きさが評価にもつながり、仕事を進める上での責任を求められる社風」であることを理解し、主体性かつ当事者意識を持って、決めたことをやり切る⼒がある人材だと印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておく。
- 同社の企業理念、求める人物像を理解した上で、採用担当者者が入社後の活躍イメージを持てるよう、自己PRを考えておく。
- 競合他社について研究し、「なぜRKMか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。