メンバーズの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
デジタルマーケティング事業に的を絞ることで、インターネット分野において顧客が抱える問題に対し、専門的にアプローチするメンバーズ。東京本社をはじめ、北海道から福岡県まで、全国に6か所のオフィスを構えています。
同社では高スキルな社員を顧客ごとに選抜し、「エンゲージメント・マーケティング・センター(EMC)」と呼ばれる専任チームを結成。Webサイトなどを活用した戦略の策定・設計から立ち上げ、そしてリリース後のデータ分析までをワンストップでおこない、PDCAを回していきます。これにより、顧客にマッチした解決策を提案することが可能なのです。EMCサービスの内容は、Webサイト運用・運営、リサーチ・コンサルティング、ソーシャルメディア運用代行、グローバル・インバウンド向けWebマーケティングなど多岐にわたります。
そんな同社の口コミを見ると、「常に改善していこうという気風がある」「新制度なども意欲的に導入している」といった声が多く挙がっています。対クライアントだけでなく、社内でもPDCAを繰り返し、社内全体として成果物のクオリティーアップにつなげていこうという意識があるようです。「教育機会が充実している」という意見もあるため、中途入社でも安心して仕事についていくことができるでしょう。
また、「福利厚生が充実している」と感じる社員が多く、男性も育児休暇をとりやすい雰囲気があるようです。以前から、育児中の社員などに向けて自宅勤務制度を導入していた同社。新型コロナウイルス感染拡大対策にもいち早く乗り出し、2020年2月半ばから原則テレワーク・時差出勤を実施していました。
「インターネット活用ビジネスのプロとして、常に改善を目指す向上心をもつ」。採用面接においては、こうした社風に馴染み、この会社で働き続けることができそうか見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2020年6月現在、「Webディレクター」や「プロジェクトマネージャー」「UI/UXデザイナー」「フロントエンドエンジニア」ばど、さまざまな職種で中途採用をおこなっています。全国の各オフィスで募集をしていますので、同社の採用ページにて詳細を確認してみてください。
まずは各職種・勤務場所を選び、Web上でエントリーします。書類選考の後は適性検査がおこなわれ、3回ほどの面接を経てオファー(内定)となります。
同社は現在、すべての選考フローをオンラインでおこなっています。「Google Hangout」などのツールを利用して選考が進められますので、自宅のネットワーク環境を整えておきましょう。まずはオンライン説明会を受けてみてください。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、そこまで意表を突くような質問をされることはないようです。志望動機や過去に携わったプロジェクト、そこで挙げた成果などについて、言葉でまとめておきましょう。
それ以外では、「これまでで取り返しのつかない失敗をした経験」や「困難を乗り越えた経験」などについて問われた人が複数見受けられます。ABテストやPDCAを繰り返し、改善を目指していく姿勢の同社。失敗してもそこから原因を洗い出し、改善へとつなげていく力が求められます。このような経験について、説得力のあるエピソードをいくつか用意しておくことをおすすめします。
面接経験者によると、面接の雰囲気は「アットホームな感じ」で進むようです。肩の力を抜き、面接官との対話を意識して臨みましょう。
メンバーズの面接攻略法(面接対策)
■メンバーズの「VISION2030」を理解した上で自己分析をする
メンバーズの面接を受けるにあたっては、2020年5月に策定された同社の新ミッションである「VISION2030」を理解しておくことが必要です。これは、2030年までという長いスパンで見た新たなミッションと、それを達成するための同社の姿勢を示したものです。
まず、「VISION2030」が目指す着地点と目標値を確認しておきましょう。
この実現のために同社は、以下の2つの施策を掲げています。
(1)1万人のデジタルクリエイター(メンバーズグループ社員)がデジタルの知見と社会課題解決能力を兼ね備え、同じ価値観を持つ10万人のソーシャルクリエイターを育成・輩出する
(2)クリエイターの共創により、企業のマーケティングを変革する
(1)が表しているのは、メンバーズ社員だけでなく、同業他社やフリーランス、学生のクリエイターなどと協業していくという方針です。クリエイターを育成した経験や、外部スタッフと協業しプロジェクトを達成した経験などについてアピールしてください。
(2)は(1)から発展し、クリエイター同士の共創により、クライアントである企業に高いビジネス成果を提供。そのような事例を多く輩出することで、持続可能社会の実現に貢献していきます。社員一人ひとりとしては、「クライアントに高い成果を提供し続ける」という視点が重要となるでしょう。
面接においては、「VISION2030」におけるこの2つの施策を踏まえ、自己PRに盛り込みましょう。
■「なぜメンバーズに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜメンバーズなのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「デジタルマーケティング業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということです。
業界や職種の枠を超えてメンバーズという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにしたうえで、「なぜメンバーズなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とメンバーズとの違いを調べてみてください。
- ネットイヤーグループ株式会社
- 株式会社アイレップ
- 株式会社オプト
メンバーズの採用面接で実際に聞かれた質問内容
メンバーズの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。このように、メンバーズの採用面接を受ける前には、前職での経験を振り返り自己分析をおこなうことや、他社研究を踏まえ志望動機を整理することが大切です。
そして面接の場では、「インターネット活用ビジネスのプロとして、常に改善を目指す向上心をもつ」という社風を意識して、「VISION2030」における2つの施策に貢献できる人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくことが望ましいです。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。このような質問をされたらどのように答えるか、事前にシミュレーションしておき、実際の面接の際に落ち着いて話せるようにしましょう。
[30代前半・男性/制作ディレクター] 【結果:三次面接を辞退】
[20代後半・女性/ホテルスタッフ] 【結果:一次面接で不採用】
[30代前半・男性/制作ディレクター] 【結果:三次面接で不採用】
[20代前半・女性/制作ディレクター] 【結果:一次面接で不採用】
メンバーズの採用面接に向けて
メンバーズの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「インターネット活用ビジネスのプロとして、常に改善を目指す向上心をもつ」という社風に合致した人材であることをアピールできるよう、具体的なエピソードを用意する。
- メンバーズの「VISION2030」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜメンバーズなのか」に対する答えを明確にしておく。
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