【面接対策】生活の木の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】生活の木の中途採用面接では何を聞かれるのか

アロマとハーブの専門企業である生活の木への転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


生活の木の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

生活の木は、1955年陶器店として創業しました。その後1976年、アメリカのヒッピー文化からハーブ・アロマの影響を受け、同社は陶器店からハーブ・アロマテラピーの専門企業へと変化していきます。日本ではアロマ、ハーブという言葉はまだ浸透していなかったときから植物の力に注目し、研究と展開を続け成長してきました。今の日本のアロマテラピー文化を普及させたといっても過言ではないでしょう。その後、世界各国と農園を提携し、対等な立場でビジネスをおこなうフェアトレードを展開しています。「エシカルカンパニーを追求する」と宣言しているとおり、環境保全に配慮した商品や職人技の伝統を継承することに力を注いでおり、ハーブ、アロマだけでない自然の恵みを世界中から集め、日本へ発信し続けています。

そんな同社は、「ハーブやアロマの知識が身につく」「スキンケア研修やアユールヴェータ研修など多くの研修を受講できる」など、学ぶ機会の豊富さや教育制度の充実を評価する声が聞かれています。もともとハーブやアロマに関心が高い社員が多いということもありますが、好きな商品や香りに包まれて働けることに喜びを感じている人も多いようです。

また、お客様の悩みをカウンセリングしながらアロマやハーブを選んでいくという接客手法のため、やりがいを感じるという声もありました。万人受けする商品を大量生産・大量消費するのではなく、生活の木は、個人の悩みや要望に合わせてオリジナルの商品を提案する接客です。「お客様にじっくりと向き合うことができる」という口コミからも、顧客に向き合う丁寧な接客に力を入れていることがうかがえます。

また女性が多い職場であることから、働きやすい環境が整備されているようです。例えば産育休のとりやすさや保活への配慮、時短勤務など「女性に優しく有り難い環境だった」との声も聞かれました。一方で、待遇面について不満の声も多く寄せられています。準社員(契約社員)からなかなか正社員へ登用されなかったり、店長職のポストへの昇格にかなりの年月がかかったりするなど、評価やキャリアアップについて疑問を感じている人が多いことも確かです。

ハーブ、アロマの日本のパイオニアである生活の木。「自然の恵みから生まれた商品に誇りを持ちながら、お客様と真摯に向き合う社風」を理解し、面接ではこの考えに共感し、マッチしている人材であることをアピールしましょう。

選考は何次まで?

同社では2020年6月現在、全国の各県で準社員(契約社員)の販売職を募集しています。それぞれの勤務場所において仕事内容も異なりますので、応募する際はホームページの求人要項をきちんと確認しましょう。

応募方法は、ホームページよりWebエントリーをするか、履歴書を希望店舗に郵送するかの2通りです。その後書類選考をおこない、合格した方は面接となります。その後の選考フローはホームページには情報はありませんでしたが、口コミによると販売職の場合、店舗で面接を1回行い、内定となるようです。

店舗では店長が面接官となるケースが多く、「和やかな雰囲気だった」という口コミが目立つことから、フランクな雰囲気の中おこなわれていることがうかがえます。

面接前に渡された書類に自己PRや簡単な経歴を記載し、その書類をもとに面接は進むので、漏れがないようきちんと記入するようにしましょう。また、一般常識テストと志望動機などの作文もあったとの口コミも見受けられました。勤務店舗によって書類が異なる可能性もありますので、どんな形であれ対応できるよう事前に対策をしておきましょう。

面接内容の傾向は?

同社の面接は、主に人柄やコミュニケーション能力をみられています。たとえ販売業が未経験であっても、元気で親しみやすい雰囲気に加え、今後の意欲を発揮できれば高評価に繋がります。そのため面接では明るく笑顔で、自然体に受け答えすることを忘れないようにしましょう。

質問内容は「志望動機」や「長所、短所」など一般的なものもありますが、「ハーブ・アロマに興味関心があるか」という質問は高い確率でされると認識しておきましょう。この質問の背景には、入社後、商品についてきちんと学習できるかという意味が込められています。もちろん知識の習得は入社してからで構いませんが、商品数が多様に存在し、覚えることや学ぶことが多い同社ではそれを前向きに受け入れられるかどうかもポイントとなっています。今まで、学習した経験や学生時代のエピソードなどを用意して、面接でアピールすると良い印象を与えられるでしょう。

生活の木の面接攻略法(面接対策)

生活の木の経営理念を理解した上で自己分析をする

面接を受ける際には、同社の経営理念を理解しておきましょう。

生活の木 コーポレートサイト 経営理念より

経営理念の「心づくり」には、人が生きていくとは何なのか、という想いが込められています。「人が生きていくには、無理のない、生命の摂理とでもいうような自然な生き方があるのではないか」というように、生きていくことは自然で健康であることが大切であり、その上で豊かで楽しさに満ち溢れた生活を送ってほしいと伝えています。その理念実行のために、自然・健康・楽しさのトライアングルを大切にするべきと説いています。

生活の木 コーポレートサイト コンセプトより

「自然」は生き方・行動のテーマ、「健康」は身体・肉体のテーマ、「楽しさ」は心のテーマ。このトライアングルを満たし、お客様が「自然で健康で楽しい生活」を実現していくことが同社の目指している世界です。

同社ではこのように、生きていく上で欠かせない「自然」と「健康」に着目し、世界中の植物の潤いや恵みから、上質で心地よい「楽しい」暮らしを提案しています。こうした同社の想いを理解し、面接ではこの理念に対し、自身がどう貢献できるかをアピールしましょう。

「なぜ生活の木に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

面接では「なぜ生活の木を志望したのか」という動機について確認されることがあります。この質問の意図は「同社で何を実現したいと思っているのか」「それは同社で実現可能か」といった点だけでなく「同社の特徴をきちんと理解しているか」ということを確認しようとしているのです。同社を受けるにあたっては、生活の木の事業価値やハーブ・アロマへの興味関心のアピールはもちろん、経営理念や想いについても自身の意見を整理しておくとよいでしょう。

ハーブ・アロマのパイオニア企業である同社ですが、現在は多くの企業が参画しており、自社の特徴をアピールしています。それぞれの企業の違いや強みを比較することで同社の理解も深まります。競合他社との比較研究は同社を理解する重要なポイントとなりますので是非やってみましょう。以下、同社の競合となり得る企業をあげておきますので参考にしましょう。

  • 株式会社ラッシュジャパン
  • イソップ・ジャパン株式会社
  • 株式会社良品計画

生活の木の採用面接で実際に聞かれた質問内容

生活の木の企業理念や信念から、求める人物像などが理解できたのではないでしょうか。採用面接を受けるにあたり「自然の恵みから生まれた商品に誇りを持ちながら、お客様と真摯に向き合う社風」であることを理解し、お客様の豊かで心地よい暮らしを実現するために、「笑顔で前向きに学び続ける姿勢を持っている人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[40代前半・女性/ショップスタッフ] 【結果:入社】

質問

今、勉強している事は何ですか?

回答

正直勉強している、とまで言えるものは無かったが、…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・女性/ショップスタッフ] 【結果:入社】

質問

異動があるかもしれないがどうか?

回答

転居を伴わない異動であれば、問題ないとは答えました。…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/ショップスタッフ] 【結果:入社】

質問

給与水準が低いですが、大丈夫ですか?

回答

大丈夫だと答えた。普通では言いにくいことを …(口コミの続きとアドバイスを見る

生活の木の採用面接に向けて

生活の木の面接を受けるにあたり、必ず押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3つです。

  • 「自然の恵みから生まれた商品に誇りを持ちながら、お客様と真摯に向き合う社風」であることを理解し、これに合致した人材であることをアピールする。

  • 企業理念やコンセプトを理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。

  • 競合他社について研究し、「なぜ生活の木なのか」に対する答えを明確にしておく。
これらのポイントを意識して対策を進め、面接当日は自分の言葉でわかりやすく話ができるよう心がけましょう。

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