【面接対策】第一生命情報システムの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】第一生命情報システムの中途採用面接では何を聞かれるのか

第一生命グループで、IT関連業務や事務サービスを担う第一生命情報システムへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


第一生命情報システムの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

第一生命情報システムは1999年に設立され、「グループ唯一のIT&事務サービス企業」として第一生命の保険事業を支えています。同社の事業の2つの柱は「システムソリューション」と「事務サービス」。第一生命の一連の業務や資産運用・会計業務に関わるシステムの開発・運用・保守をおこなうほか、グループの保険事務を受託しています。また、営業中に必要なモバイルデバイスの開発・運用も手がけています。

同社の口コミを見ると、大手企業のグループ会社であるがゆえの安定性や、第一生命に準じた福利厚生は、社員の安心感の根拠となっているようです。「品質に対し徹底していて勉強になる」「ときには若いうちに、親会社の大規模な案件を担当できる」など、好環境の中で成長を促されながら、やりがいを持って業務に取り組む様子が垣間見えました。

社員の年齢層としては中堅層が厚く、「活気のある大企業気質」「職場の雰囲気は良い」と感じている社員が多いようです。「社内結婚が多い」という口コミからも、オープンで安定した社風がうかがえます。さらに「優秀な人は性別に関係なく評価される」「リーダーに昇格する女性もいる」と、性別に関係なく活躍し、実力次第で上を目指せる環境です。

しかし、中には「安定しているがやりがいは少ない」という声も見受けられます。変化に富んだ環境を好む好奇心旺盛な人には、物足りなさを感じるかもしれません。

安定感と活気のある雰囲気の中、第一生命の事業をITの力で支えるという明確な使命を担う同社。中途採用では、この社風になじみ、顧客のことを第一に考えて職務にあたれる人材が求められています。

選考は何次まで?

2020年6月現在、同社では社内SEを募集しており、コーポレートサイトの採用情報ページに求人票が掲載されています。大規模システムの開発・設計経験や、情報処理技術者の資格など、応募条件についても明記されているので、まずは確認してみましょう。また他の職種についても募集がおこなわれるときは同ページに情報が掲載されるので、こまめに確認することをおすすめします。

選考フローは明記されていませんが、口コミによると2回の面接が実施されるようです。面接官は現場担当者や部長、管理部門などとのこと。内定までの期間は2週間から3ヵ月と幅があるようなので、現職でスケジュール調整が必要な場合は、あらかじめ確認することをおすすめします。

応募を希望する場合、まず採用担当宛てにメールにて連絡をしてみましょう。メールアドレスは、採用情報ページに明記されています。

面接内容の傾向は?

面接経験者の口コミによると、同社の中途採用面接は穏やかな雰囲気の中実施され、比較的短時間で終了するようです。質問内容はオーソドックスなものが多く、志望動機は必ず聞かれると考えてよいでしょう。「なぜこの会社なのか」「なぜSEという職種なのか」と、さまざまな角度からの動機の確認に明確に回答できるよう、整理しておくことが大切です。質問数の少ないシンプルな面接だからこそ、いかに内容の濃い回答をし、熱意を伝えられるかが選考のポイントとなるでしょう。

その他、「個人での作業と団体での作業、どちらが得意か」「趣味は何か」といった質問も見受けられます。難しい質問ではありませんが、回答内容のみならず、候補者の人柄や態度を見る機会としても位置付けられていることを意識し、真摯な回答を心がけましょう。

コーポレートサイトの新卒採用情報ページからは、同社の風土やキャリアパス、社員に求める要素など、人材育成に関する有用な情報を得ることができます。同社の採用に対する基本姿勢を理解するめにも、目を通しておくことをおすすめします。

第一生命情報システムの面接攻略法(面接対策)

第一生命情報システムの経営理念を理解した上で自己分析をする

同社の中途採用面接に臨む前に、経営理念を理解しておくことが大切です。同社は、経営理念として以下の3項目を掲げています。

1.お客様最適の追求
2.社員・職場の活性化
3.社会的責任の遂行

理念の1つ目は、第一生命のグループミッション「一生涯のパートナー」に基づき、顧客第一主義を追求すべく掲げられたものです。生命保険を提供することを主事業とし、社会貢献の道を歩んできた第一生命。その事業を支えるため、グループ各社が方向性を一にし、このミッションの遂行に力を尽くしています。

第一生命のグループミッション
コーポレートサイトより

ライフスタイルの多様化や医療の発展に伴い、保険に関するニーズは変化しています。同社はその変化をIT戦略に落とし込み、第一生命の保険事業や社員の営業活動を支えることで、顧客への最適なサービス提供の一翼を担っています。近年は保険(insurance)と技術(Technology)を融合させた「InsTech」を推進し、40兆円規模とも言われるマーケットで新たな価値の創造に挑んでいます。長年にわたり連携してきた生命保険業務への知見を活かし、顧客に寄り添った課題解決ができるのも同社の強みと言えるでしょう。

また理念の2つ目に表れているように、同社は社員を「人財」として大切にしています。一人ひとりのパフォーマンス向上のため、活発なコミュニケーションを推奨し、健全な職場環境の整備に努めています。さらに、2011年にCSRを同社独自の概念として捉え直した「DSR(Dai-Ichi's Social Responsibility)」の実践を開始。社会的課題の解決や地域貢献、環境保全のための取り組みにも力を入れています。

採用面接を受けるにあたっては、この経営理念と第一生命グループのミッションを常に念頭に置きましょう。第一生命グループは「一生涯のパートナー」を目指す上で、InsTechを成長戦略のひとつとして位置付けています。この重責を担う一員として、どのように会社に寄与できるのかビジョンを描き、自己アピールの方法を考えてみましょう。

「なぜ第一生命情報システムに転職たいのか」の明確化には他社研究が必要

同社の採用面接においては、「なぜ第一生命情報システムか」という質問に対する回答が重要になります。面接官はこの質問により、志望動機のみならず「当社をどれくらい理解しているのか」を確認しようとしています。業界や職種の枠を超えて、同社について理解しておくことが不可欠なのです。

同社への理解を深めるためには、競合企業の研究が有効です。以下に、競合となる3社を挙げておきます。これらは、第一生命情報システムと同様、日本の四大生保とよばれる会社のIT部門を担う企業です。この3社のみならず、その親会社である保険会社にも着目し各社の特色をつかんでおくと、志望動機の整理にさらに役立つでしょう。

  • ニッセイ情報テクノロジー株式会社
  • 明治安田システム・テクノロジー株式会社
  • スミセイ情報システム株式会社

第一生命情報システムの採用面接で実際に聞かれた質問内容

企業研究や他社研究を通して、同社の理念や求める人物像が少しずつわかってきたのではないでしょうか。同社の場合、経営理念やグループミッションに基づいた自己分析をおこない、志望動機を整理しておくことが大切です。そして、オープンで落ち着いた社風の中で、誠実に仕事ができる人材であると印象付けられるよう、自身のキャリアを棚卸しして具体的なエピソードをいくつか用意しておくとよいでしょう。

以下、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代前半・男性/プロジェクトマネージャー] 【結果:入社】

質問

志望理由は?

回答

人びとの役に立つ保険システムの開発に携わり、社会に貢献…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・女性/事務センター] 【結果:入社】

質問

志望動機、職歴、稼働可能な曜日・時間は?

回答

難しいことは聞かれませんでした。思っていたよりしっかりした環境で…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・女性/財務・会計関連職] 【結果:内定を辞退】

質問

団体と個人での作業、どちらが得意ですか?

回答

学生時代に部長をしていたので、団体での作業には慣れており…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・女性/その他] 【結果:入社】

質問

趣味は?また、がんばりたいことは?

回答

パソコンに強いこと、人との協調性があることについて答えた。…(口コミの続きとアドバイスを見る

第一生命情報システムの採用面接に向けて

第一生命情報システムの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 安定感と活気のある社風になじみ、使命を全うするために誠実に職務にあたれる人材であることをアピールする。

  • 同社の経営理念に沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。

  • 競合他社についての理解を深め、「なぜ第一生命情報システムなのか」に対する答えを明確にしておく。
このポイントに沿って自己分析や企業研究をすすめ、同社の発展のために寄与できる人材であることをアピールできるよう、入念に準備をおこないましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

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